澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

Dr.苫米地 吉本興業の隠蔽体質とテレビ局

2019年07月25日 11時43分59秒 | マスメディア

 ワイドショーは、吉本興業騒動で大はしゃぎ。宮迫、田村亮の記者会見に続いて、松本人志が介入し、吉本社長が記者会見する事態に。この記者会見が極めてお粗末だったため、ワイドショーの「論調」は、芸人批判から吉本興業批判へと急旋回した。社長の言動は”パワハラ”ではないかと責め立てたのだ。

 だがしかし、それらのことすべては、意図的な論点はずしに他ならない。それは、苫米地英人のこの発言を聴けば明らかだ。かつて吉本興業は株式一部上場を果たしたものの、不祥事が相次いだ。そのとき、会社は、上場廃止という特異な手段で、その危機に対処した。その際、持ち株の多くを民放テレビ各社に引き取ってもらい、爾来、吉本とTV局との癒着関係が生まれた。テレビ局はこのことに触れたくないので、社長がパワハラだとか、宮迫の言い分にも利があるというような、皮相的なことばかり伝えている。もし、この問題を深追いすれば、反社会団体との関係が白日の下にさらされかねない。「反社」に関しては、吉本とテレビ局はともに「脛に傷を持つ身」なのだ。

 苫米地発言は核心を衝いている。

 

Dr.苫米地 吉本興業の隠蔽体質とテレビ局


バカげた「吉本珍喜劇」

2019年07月22日 23時20分41秒 | マスメディア

 23日(火)午後2時、参院選挙の結果を受けた安倍首相の記者会見が始まった。NHKはこれを生中継したが、民放各キー局(日テレ、TBS、テレ朝、フジ)は同一時間に始まった「吉本興業社長記者会見」を大々的に生中継した。首相と社長の記者会見が同一時間とは、果たして偶然なのかと思った人もいるだろう。勘ぐれば、安倍首相の「選挙勝利記者会見」の印象を薄めるために、誰かがわざとぶつけたのではないかとも思える。

 岡本社長記者会見は、ちょっと見ただけで、うんざりした。社長の権限で決めたはずのことをあっさりと覆し、おまけに涙まで流す。まさに「前近代」、ブラック企業の典型としか言いようがない。

 マスメディの対応も疑問符ばかりだ。宮迫の「記者会見」を機に、マスメディアの論調は、宮迫擁護、吉本興業批判へと変わった。社長記者会見の場では、「パワハラ」ではないかという詰問が相次いだ。正邪、善悪の単純な二分法にはウンザリさせられる。

 SNSの書きこみでも、マスメディアのヌエ的な報道を指摘する人が多い。昨年、東京医大の「裏口入試」が発覚した当初、新聞各紙は大騒ぎしたものの、結局、開業医子弟の不正入試を告発することもなく、男女差別の問題にすり替えて、幕引きを図った。今度の吉本興業問題も、同じような結末をだどるのだろうか。 

 

 

【ノーカット版】吉本興業・岡本昭彦社長が会見 宮迫博之&田村亮に謝罪し処分撤回を明言


日韓政治対立と韓国ブーム 女子高生「政治と文化は無関係」 ほんまでっか!この記事 

2019年07月21日 00時28分00秒 | マスメディア

 明日は参議院議員選挙の投票日だと言うのに、「毎日新聞」がまたまた寝ぼけたようなトンデモ記事を書いてくれた。「日韓政治対立と韓国ブーム 女子高生「政治と文化は無関係」という記事で、日下部元美の署名入り。この記者は、帰国子女で国際基督教大学(ICU)卒業、西洋文化史を専攻とかで、どうやら東アジアの情勢にはとんと疎いらしい。

 ざっと読んだだけでも、日韓関係が最悪な現在、どうしてこんな「お花畑」の記事が書けるのかと、呆れかえるばかりだ。目下、新たな韓国ブームが起こっているという事実認識さえ疑わしいし、「政治と文化は無関係」という女子高生は同年代の韓国の女学生がどんな「反日教育」を受けているのか知らされていないのだろう。もし、「毎日」が韓国の侮日、反日教育の実態を報道していたら、こんなノーテンキな女子高生はいないはず。

 そもそも、投票日前日、「政治と文化は無関係」と言うのは、遠まわしの安倍叩き、自民党攻撃ではないのか。安倍のせいで政治はよくないが、市民レベルの交流は上手くいっている。こんなアホ話をどれほどの人が信じるのだろうか。

 明日は初めて自民党に投票しようと決めた。この記事を読んだからだ。「国益」や国の「尊厳」など一顧だにしない、「反日」マスメディア・「毎日新聞」。中国からカネをもらい、「聖教新聞」を印刷するだけでは、経営が成り立たず、今度は韓国マネーをせびるのか。

 

日韓政治対立と韓国ブーム 女子高生「政治と文化は無関係」

7/20(土) 16:05配信    

 

 レーダー照射、徴用工、対韓輸出規制……と日本と韓国の政治状況が冷え込んでいる。ところが、日本の若者の間では空前の韓国ブームが起きているという。なにが起きているのか。取材を進めると、両国の新しい関係が見えてきた。【日下部元美】

中学生「ハングルも勉強」

 記者が東京・新大久保のコリアンタウンを訪れると、中高生や20代の若者がまちにあふれていた。平日のお昼過ぎにもかかわらず、まるで観光地のようなにぎわいだ。
 「自分の周りでは韓国のコスメ(化粧品)やアイドルがブームです」。埼玉県から来た中学2年、もえかさん(14)が大流行している韓国発祥のチーズドッグ「ハットグ」を手に取材に応えてくれた。韓国のイメージを尋ねると「おしゃれで流行の最先端。ファッションがかわいくてまねしたくなる」と魅力を熱く語る。もえかさんはハングルも少し読めるという。「アイドルが話していることを知りたいと思って自分で勉強しました」
 流行は女性の間だけではない。友人らとコスメ店にいた千葉県の高校生、安田圭吾さん(17)は週1~2回は新大久保に来ているそうだ。「2~3年くらい前に学校の先輩がTWICE(韓国の女性アイドルグループ)が好きで、自分も好きになった。メンバーに日本人もいて親しみがある」と照れながら話した。

    
新大久保の人気は原宿より上

 マーケティング会社・トレンダーズが運営する若年層トレンド調査機関「TT総研」が、無料通信アプリ「LINE」(ライン)を通して東日本と西日本の女子高校生計246人から回答を得た今年上半期のトレンドランキングでは、東西いずれの回答でも「チーズドッグ(ハットグ)」が2位に入った。韓国の女性アイドルが身につけて爆発的に人気が出た「うさみみ帽子」も東4位、西5位にランクイン。好きな場所を選ぶスポット編でも、東で新大久保が若者たちが集う原宿やディズニーランド・シーを上回る2位になり、西では韓国そのものが3位に入った。今後も新たな韓国のアイドルグループがランク入りすると見込まれ、トレンドは続くと予測されている。
 現在の韓国ブームは、K-POP、化粧品、グルメの3本柱。韓国企業は近年、アジア全体を中心とした海外展開に力を入れている。
 K-POPを代表する「防弾少年団(BTS)」は2014年に日本でデビューした。オリコンによると、3日にリリースした日本での10枚目シングルは週の売り上げが62.1万枚を記録して初登場1位になった。1位は4作品連続という。新大久保の韓国語教室「ハングルちゃん」の内田昌弘代表によると、受講生の9割は女性で主婦や会社員が中心。「以前はドラマを見て習いにくる生徒が多かったが、最近はもっぱら歌がきっかけです」と語る。
 韓国コスメも若い女性に人気がある。財務省貿易統計によると、08年に118億4356万円だった韓国からの「精油・香料及び化粧品類」の輸入額は、今回のブームが始まったとされる16年に262億6863万円になり、18年は364億5130万円と10年間で3倍に膨らんだ。
 画像投稿サイトのインスタグラムでは、韓国の男性芸能人の化粧やファッションをまねる日本人男性の投稿写真も少なくない。大手化粧品メーカーに勤める男性(28)は「最近はK-POPの影響から化粧をする若い男性が増えた。自分の会社でも韓国美容のトレンドを受けた製品を開発している」と語る。


「反日」韓国にパチンコ制裁を

2019年07月19日 06時45分58秒 | 政治

 自衛隊機へのレーダー照射、「徴用工」問題の蒸し返し、世界各地で慰安婦像の設置等々、韓国の「反日シフト」は、止まることを知らない。これに対抗して、日本政府は、韓国に対する半導体製造に必要な素材の輸出優遇措置を取り止めたが、韓国政府は”逆切れ”する始末。(下記ニュース参照)おぞましい事大主義と歪んだ民族主義は、恥知らずとしか言いようがない。

 「朝鮮・韓国は捨てておけ」という古田博司(筑波大学教授、朝鮮政治思想)の金言が、いまこそ心に響くときはない。

 韓国における日本企業の財産差し押さえが実行されれば、日本側は新たな対抗手段が必要となるが、そのひとつとして、「パチンコ特殊景品の換金禁止」を実行してほしい。これは、半導体規制で「優遇措置を外しただけで、報復措置ではない」と韓国側に説明したのと同じ趣旨で実行が可能。すなわち、①パチンコは「健全娯楽」(建前上は、競輪・競馬のようなギャンブルではない。ただし実質上は「駅前カジノ」と化している)、②出玉規制や特殊景品換金の容認は、政府の所管ではないので、都道府県の決断で実行できる。都道府県条例の見直しで、景品換金は禁止できるのだ。

 自民党だけでなく、野党にも「パチンコ議員」が多数いる。日韓議員連盟のメンバーとダブっているのだろうが、この期に及んでも、日本の「国益」「尊厳」を毀損してまで、韓国になびくのだろうか。パチンコ規制が本当にできるかどうか、それがこの国の正念場に違いない。
 

 

 

輸出規制の撤回要求=韓国大統領、与野党が共同声明

   

 【ソウル時事】韓国の文在寅大統領は18日、保守系最大野党・自由韓国党を含む与野党5党の代表と会談し、日本政府による輸出管理強化措置の即時撤回を求める共同声明を発表した。
日韓軍事情報協定「再検討も」=韓国高官が見直し示唆
   声明は日本の措置を「自由貿易秩序に反する不当な経済報復」と断定。輸出先として信頼できる「ホワイト国」から韓国を除外する追加措置に関しても「韓日関係や北東アジアの安保協力を脅かす」と批判し、問題の「外交的な解決」を訴えた。
 その上で、「政府と与野党は日本の経済報復への対応で党派を超えて協力していく」と強調。経済的被害の最小化、経済基盤や素材産業などの競争力強化に向け努力するための組織設置で合意したことを明らかにした。 


「三峡ダムは安全」 専門家は疑問視

2019年07月18日 09時22分12秒 | 中国

 長江(揚子江)を堰き止めて造り上げた「三峡ダム」。完成後10年経つが、このところ、その安全性を懸念するニュースが増えている。この7月、中国当局はダム近くの瀑布(滝)の観光を中止したという。これは、三峡ダムの安全性に対する一般市民の危惧を考慮した措置だとも言われている。

 「新唐人TV」はこの三峡ダムの問題をずっと追い続けている。ダム建設に関わる中共(中国共産党)幹部の大汚職、施工工程での技術的欠陥など、信じられないような話が続々と登場。万が一、このダムが決壊したら、その被害は下流の上海まで及び、二億人以上の人が被災すると言う。

 東電の福島原発と同じ運命をたどるのか。そのときが、中共(中国共産党)が政権から下野する日となるだろう。

中国当局「三峡ダムは安全」 専門家は疑問視|三峡大坝|三峽大壩|Sanxia Dam| 新唐人 [parts:eNozsjJkhIPUZENDA6Nks3i3qtDwSi/HUmcDJjMTAyZjMwMmAyYEcHBwAAAHgwjD

 

三峡ダムのゆがみを認めるも「設計の許容範囲内」=中国当局|三峡大坝|三峽大壩|Sanxia Dam

 

 


今日の香港は明日の台湾 蔡英文総統の米国訪問

2019年07月16日 09時06分23秒 | 台湾

 台湾(中華民国)の蔡英文総統が、国交のあるカリブ海諸国を訪問。その途中で米国に立ち寄り、大歓迎を受けたことを、日本のマスメディアはほとんど伝えていない。

 香港の現状を見て、台湾では「今日の台湾は明日の台湾」という合言葉が生まれたそうだ。日本では、それは「……明後日の沖縄」と付け加えられた。

 「台湾の声」に興味深い記事があるので、ここに転載させていただく。

 

 

王明理】自国を守るのは当然の権利 「台湾ハ古(いにしえ)ヨリ中国に属セズ」

                       

 台湾独立建国聯盟日本本部委員長 王明理                            

 

7月12日、折しも蔡英文総統がニューヨークに滞在中に、中国外務省が恫喝するようなコメントを発表した。

アメリカが台湾に20億ドル(約2200億円)相当の戦車などの武器を売却することを認めたことに反発したもので、中国の王毅外相は「台湾の分離独立派に間違ったシグナルを送ってはならない。過ちを繰り返してはならない」と発言した。 

台湾人から言わせてもらえば、過ちを繰り返しているのは中国のほうである。

台湾は中国の一部ではない。1万年の昔から、台湾は中国大陸とは別の歴史を歩んできた島である。「古より台湾は中国に属さず」とは、1723年に清の皇帝雍正帝が言った言葉だ。 

 清朝の時代、台湾を福建省の植民地として役所を置いたことはあるが、それは長い台湾の歴史の上で唯一の期間であり、それを以って「ずっと中国の一部だった」とは言えないのは明らかである。もし、そう言えるなら、清朝よりずっと立派な植民地経営をした日本の一部であるとか、一番最初に台湾を植民地にしたオランダのものだという説のほうが説得力がある。 

1945年、連合国の占領軍として、中国国民党は台湾に居留していた日本軍の投降を受理したが、その後も国際法に違反して台湾を占領し続けた。1949年には毛沢東に負けた蒋介石が中華民国体制と200万人の中国人難民を持って逃げ込んできたが、それが台湾が中国の一部であるという根拠にはならない。もちろん、我々は「中華民国」体制を終わらせ、真の「台湾国」「台湾共和国」を目指している。 

いずれにしろ、中国に「分離独立派」などと呼ばれる筋合いはない。彼らこそ、「不当併呑派」である。彼らがチベットやウイグルをどのような目に合わせたか考えればお分かり頂けるだろう。 

蔡英文総統は7月12日のニューヨークでの会合の席で、中国に対して、はっきり反論した。実に理路整然とした立派なコメントであった。 

「われわれが防衛能力を強化する機会を模索するのは非常に正当なことだ。隣人はおきまりのように四の五の言う必要はない」

「台湾は拡張する独裁主義に立ち向かう民主主義のとりでだ」
「台湾がなければ、国際社会は重要な鎖の輪を失うことになる」と。 

最後のコメントを日本人は他人事ではなく、真摯に受け止めるべきだろう。台湾を中国に取られたら、日本は安全保障も経済も全てをおびやかされることになる。 

台湾が侵略されてから気が付くのでは遅い。今、あの強大な中国を相手にして必死に台湾を守っている女性総統を、日本人はもっと親身になって応援してしかるべきである。 

世界一親日的な2300万人の台湾人の命運をこのまま見捨てるなら、近い将来、日本人は反日国家ばかりに囲まれて、容赦ない重圧のなかで苦労することになり、やがては香港、チベット、ウイグルのように消滅する可能性もある。

台湾の声


これは見もの! 「NHKから国民を守る党」の政見放送

2019年07月11日 13時38分12秒 | 政治

 目下、参議院議員選挙中、「NHKから国民を守る党」の政見放送が面白い。
 
 この「NHKから国民を守る党」に関しては、週刊誌等が内紛やスキャンダルを書き立てているようだ。その真偽はさておいて、代表・立花孝志のパフォーマンスは、とにかく面白い。立花は、かつてNHK職員だったが、経理の不正を週刊誌上で告発して、NHKを追われた。その古巣NHKのスタジオで「NHKをぶっ壊す!」と叫んでも、政見放送であるからして、NHKは何も手出しができない。これは、立花の「復讐劇」を見るようで、サラリーマン諸氏は何がしかの共感を覚えるだろう。

 立花の言うとおり、三年前、NHK山梨放送局で起きた男女アナウンサーの性的スキャンダルは、さもなかったようにもみ消された。当事者だった斎藤某アナは、今もNHKのどこかで働いているという。相方の契約アナは解雇されたとか。NHKは身内にはとことん甘く、視聴者には高め目線でいろいろなことを仕掛けてくる。「アジアの”一等国”」問題で明らかなように、歴史の歪曲(自虐史観の押し付け)、中韓両国への媚び、ナショナリズムの封印などは、日常茶飯事、というよりルーティンワークだ。受信料の強制徴収と並んで、これは国民に思想的隷従を強いる仕掛けだ。

 この党が主張する「NHK放送のスクランブル化」、さらには「NHK解体」は、大いに共感できる。 

 だが、いかんせん、候補者の「タマ」が悪すぎる。これでは、NHKに打撃を与えるのはムリだ。NHKは選挙期間中だけ、受信料徴収員の活動を控えるだろうが、選挙が終われば元の木阿弥だろう。
 せっかくいいことを言っているのにね、「NHKをぶっ壊す!」と。

 

NHKをぶっ壊す!【政見放送】 NHKから国民を守る党【立花 孝志他3名】全国比例区


桐朋学園オーケストラ定期演奏会 2019.7

2019年07月06日 22時06分44秒 | 音楽・映画

 桐朋学園オーケストラ定期演奏会に行く。

 演奏曲目は、次のとおり。

1 スメタナ『我が祖国』より 第1曲「高い城」 第2曲「モルダウ」

2 ショーソン「詩曲」op.25 ※

3 ベートーヴェン「交響曲第七番」イ長調 op.92

 指揮 中田 延亮 桐朋学園オーケストラ
 ※ ヴァイオリン 吉江 美桜

 定員1300名のホールは、全席千円(指定席)だが八割がた埋まった。一般大学の同好会的なオーケストラとは全く異なる実力を持つだけに、一度聴いたら、リピーターになることは間違いないだろうと思う。

 今回は二階席の奥ということで、オーケストラ全体の響きを聴くことができた。いわゆる、ホール・トーンに包まれた音だ。普通のアマチュア・オケであれば、弦のアンサンブルに厚みが欠け、他の楽器とのバランスがよくないのだが、このオケの場合は全くそんなことはない。分厚く緻密な弦のアンサンブルと、木管、金管のすべてがバランスよく調和している感じ。

 スメタナ「我が祖国」は、以前、都響による全曲演奏を聴いたことがあるが、その時は「モルダウ」以外は退屈な印象だった。テーマとなっているチェコの「自然と歴史」については、ほとんど知らなかったからだ。その後、一度だけ中央ヨーロッパを旅行して、プラハにも立ち寄った。それで、少しはイメージが膨らんだ。桐朋オケはこの曲の持つ土俗的な雰囲気を十分に引き出していた、などと書きたいところだが、音楽評論家の真似事はできない。とにかく、いい演奏だった、と書いておく。

 ショーソン「詩曲」は私の好きな曲。CDは持っていて、何度も聴いているが、生演奏は初めて(だと思う)。ヴァイオリンの吉江美桜は、この曲のイメージにぴったり。

 ベートーヴェンはこのオケの十八番に違いない。ベートーヴェン特有の建築物を構築していくような音作りを見事に再現していた。




 

 


”マツダ3”の陰に”マツダのプリウス”の哀しい末路

2019年07月02日 10時40分58秒 | hobby

 先日、マツダから新発売された「マツダ3」を試乗してきた。「マツダ3」は「アクセラ」の後継車。アクセラは、輸出用は以前から「マツダ3」という名前で売られていたから、今回初めて、世界共通のネーミングとなった。そのデザインはアクセラを踏襲していて、すっきりとした好印象。

 試乗した1.8Lのディーゼル・エンジンは、発進、加速が素晴らしい。アクセラのラインナップには、2.2Lと1.5Lのディーゼルがあったが、試乗したことはない。だが、新しい1.8Lディーゼルの静粛性には、驚くばかりだ。

 私のクルマは、現在5年モノの「アクセラ・ハイブリッド」。試乗と同時に行われた下取り査定では「84万円」と査定された。新しい「マツダ3」を購入するとなれば、さらに220万円が必要と分かり、何だかガックリした気分になった。



 「アクセラ・ハイブリッド」は、トヨタ・プリウスの第二世代のハイブリッド・エンジンを搭載した、プリウスの異母兄弟。言わば、「マツダ・プリウス」と呼ぶに相応しいクルマだ。その評価については、次の映像で詳しく語られている。

【独自性】マツダ・アクセラハイブリッド 試乗レビュー 後編 Mazda 3 Hybrid review

 聴くところによれば、アクセラハイブリッドは、発売五年にして、一万台程度しか売れなかったという。マツダの”走り”を期待する人は、1.5Lガソリン車を選ぶ、プリウス並みの燃費を重視する人は、本家のトヨタ・プリウスを買うからだ。

 次の写真でわかるように、確かにアクセラハイブリッドのシフトレバーやアクセルペダルは、トヨタ・プリウスと同一。





 ”プリウス・ミサイル”と揶揄される、最近の高齢者によるプリウス事故。シフトレバーの配置が、原因の一つと指摘されているが、ご覧とおり、アクセラハイブリッドは全く同じ。アクセルペダルに関しては、他のマツダ車は全て「オルガンペダル」式なのに対し、アクセラハイブリッドだけは、「吊り下げ式」だ。これも、アクセルとブレーキを踏み違える一因だとか。

 結局、アクセラがマツダ3にモデルチェンジされた際に、アクセラ・ハイブリッド車はそのラインナップから消滅した。マツダ3は、当面、1.8Lディーゼルと1.5L、2.0Lガソリン車を置き、秋以降、スカイアクティブXというエンジンを搭載した「マイルド・ハイブリッド」車を発売するとか。マイルド・ハイブリッドは、従来の意味でのハイブリッド車ではないから、資金力のないマツダでも開発可能。

 アクセラハイブリッドは、結構、いいクルマ。特に、BOSEのサウンドシステムはスバラシイ。なのに、孤児のような扱いを受けて、一世代で消失してしまった。

 そんな車を買ってしまった私の不明を恥じるべきか、それとも、華々しくラインナップを飾りながら、売れないとなれば枝葉のように切り捨ててしまうマツダの販売戦略のいい加減さに責任があるのか。

 まあ、多分、乗り潰すことになるのかなあ…。