澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

田中真紀子・文科相は中国共産党の手先?

2012年10月11日 11時51分00秒 | 政治

 「不肖・宮嶋…」で知られるカメラマン・宮嶋茂樹さんが、今日の「産経」に「文科相は“中国共産党の手先”?」という極めて刺激的なタイトルの一文を書いている。
 ユーモアを交えてはいるが、決して笑えないところが空恐ろしいとも言えようか。いかに綺麗事を並び立てても、結局、私利私欲の追求でしかなかった「田中政治」が、中共(中国共産党)の長期的な対日戦略にすっかり組み込まれてしまっていたことは明らかだ。
 田中真紀子は父親にははるかに及ばない「勘違い傲慢ババア」に過ぎないが、中共は「井戸を掘った人(日中国交回復の立役者)の娘として、あらゆる面で厚遇を尽くしてくれる。こういう場合、共産党が籠絡するやり口は巧妙だ。自己チューの真紀子を手中にすることなどたやすいことだ。

 宮嶋が「タナカ一族の名は「金権選挙」と「外国の手先となった売国奴」として載っているであろう」というのもあながち誇張とは言えない…。


文科相は“中国共産党の手先”?(宮嶋茂樹)

記者会見に臨む田中真紀子文部科学大臣=1日午後、首相官邸(桐原正道撮影)
 気でもふれたか、いやいやもともとおかしかったか、どじょう首相。文科相にマキコセンセイやて?
 鳩山、菅、野田と、何で民主党の歴代政権はアタマおかしいなるの? まともな神経しとったらあんなん閣僚にするわけないやろ。ちょっと前まで、あの文科相の“ヒモ”もとい、“マネジャー”再びもとい“ムコ殿”が防衛相、クビになったばかりやないか。父娘が、夫婦が閣僚になって、日本の国益の足しになったこと一回でもあるの?
 希代の演説の名人であり、刑事被告人でもあった父親がそもそも中国人と仲良くしようとムリなことたくらんだせいで、現在、わが国は、中国に領海を侵され放題、海洋資源はかすめ取られ、大陸では日本人というだけで、表も歩けん。商店は略奪、放火され、生産手段の工場まで灰にされ、もはや大陸での日本人の財産はすべて取られたのも同然。
 それもあの父親が行った日中国交正常化がきっかけやないか。その長女である文科相は父親の遺志を継ぐと公言しとるのである。売国奴の血は娘ムコにまで遺伝しまくっとるのである。
 すでに遅きに失した感はあるが、今こそわが国も中国人や韓国人がいうように「正しく歴史を認識」し、中国人や韓国人がどれほどウソつきで、野蛮で、日本人を迫害し、財産をかすめ取ってきたか、キチンと小学校から教育せなアカン時やというのに、文科相が“中国共産党の手先”のようなセンセイやからのう。政権与党を仕切る幹事長が、反日教育の推進者・日教組のドンやからのう。
どんなにもっても来年の総選挙までや、と余裕をかましとるうちに、尖閣に紅旗がひるがえる。そして、来年の教科書から尖閣の2文字は消えているかもしれん。
 100年後の教科書には、タナカ一族の名は「金権選挙」と「外国の手先となった売国奴」として載っているであろう。

韓国軍射程800kmミサイル配置を故意に見過ごすマスメディア

2012年10月08日 06時38分25秒 | 政治


 韓国軍がこれまで保有する射程300kmのミサイルを射程800kmに「緩和」することで米国と合意したそうだ。(下記ニュース参照)
 このニュースに関して、ここでは「読売」と「日経」の記事を引用したが、新たなミサイル配備が「北の反発」「中国の反発」を引き起こすと書くものの、日本にとって脅威になる可能性に触れたのは「日経」くらい。「朝日」は、全くそのことを無視している。

 改めて、上に掲げた地図を見ると分かるが、韓国ミサイルの射程は、日本の関西圏に及ぶ。それなのに、日本の各紙は、ミサイル配備が日本にとって脅威になる可能性を故意にか見過ごしている。 竹島問題で明白になったように、韓国の「反日感情」は憎悪とも言える一方的感情なので、こちらが「品性を保って」話し合おうとしても、とりつく島など全くない。(とりつく「竹島」さえないのだから…)
 
 こんな隣国が、ある日、一転してそのミサイルを日本に向ける可能性を日本政府はきちんと検討しているのだろうか。日本のマスメディアは、「ナショナリズムを煽らない」という自己規制に呪縛されて、本当に主張すべきときでさえ、「冷静に」「品性をもって」などと読者を欺き、問題の本質をはぐらかすだけだ。その根幹にあるのは、日本国憲法に呪縛された国家体制に他ならないのだが、いつまでこんなことが続くのか。

 隣国が自国の半分を射程に入れるミサイルを持つというのに、「中国が反発」などと寝とぼけたことを書いている日本のマスメディア。ホントにこの国は救いようがないのかも…。
 


韓国ミサイル、射程800kmに…北の反発必至

 【ソウル=豊浦潤一】韓国政府は7日、保有する国産弾道ミサイルの射程制限を300キロ・メートルから800キロ・メートルに緩和することで米国と合意したと発表した。

 緩和により、韓国南部からでも北朝鮮全域が射程に入る。核・弾道ミサイル開発を進めて韓国への武力挑発を続ける北朝鮮をけん制する狙いだ。北朝鮮メディアは韓国の射程延長の動きをこれまでも非難しており、合意への反発は必至だ。

 韓国は、2001年に米国と合意した「米韓ミサイル指針」に従い、保有する弾道ミサイルの射程は300キロ・メートル、弾頭の重量は500キロ・グラムに制限してきた。南北間の緊張を不必要に高めない狙いだった。だが、北朝鮮は06年以降2度の核実験を実施したほか、ミサイル発射実験も継続している。韓国政府は昨年から、ミサイル指針の改定に向けた米国との協議を本格化させていた。

(2012年10月7日22時38分 読売新聞)



韓国、弾道ミサイルの射程800キロへ 北朝鮮に対抗
2012/10/7 19:39

 【ソウル=尾島島雄】韓国大統領府(青瓦台)は7日、300キロメートルに制限している韓国の弾道ミサイルの射程を800キロメートルまで延長することで米国と合意したと発表した。2010年の延坪島(ヨンピョンド)砲撃などで強まった北朝鮮の軍事的脅威に対抗する狙いがあるが、強い反発を招くのは確実だ。

 韓国は米国とのミサイル指針で技術供与を受ける引き換えに、自ら開発する弾道ミサイルの射程を300キロメートル、弾頭重量を500キログラムまでに制限している。1979年に作成し、現在の制限値は01年の見直しの際に規定した。

 米韓は今回の改定で延長した射程800キロメートルの場合の弾頭重量の制限は500キログラムを維持することで合意。一方、射程300キロメートルの場合は弾頭1.5トン以上の搭載を可能にするなど距離に応じて重量制限を緩和した。

 300キロメートルでも平壌は射程内。改定により北朝鮮全土を攻撃圏に収める弾道ミサイルを開発できるようになるのと同時に、重量緩和で主要な軍事目標への打撃力も大幅に向上できる。青瓦台高官は7日「北朝鮮の武力挑発を抑制するのが目的」と指摘。「北朝鮮が武力攻撃や挑発行為に踏み切る場合、核・ミサイル戦力を早期に無力化できる」と述べた。

 韓国軍は制限の無い巡航ミサイルでは北朝鮮全土を射程に収めるタイプを配備済みで「数百キロメートル先の窓を正確に攻撃できる精密度を持つ」と説明している。ただ水平飛行する巡航ミサイルは放物線を描く弾道ミサイルに比べ迎撃されやすい。

 一方、北朝鮮は射程1300キロメートルの中距離弾道ミサイル「ノドン」を多数、実戦配備し、長距離弾道ミサイルの発射実験も繰り返している。南北のミサイル戦力のバランスが崩れているほか、延坪島砲撃など近年の軍事的な緊張を受け、韓国が米国に制限緩和を求めていた。

 800キロメートルの弾道ミサイルを開発、配備すれば西日本や中ロの一部も射程に入る。射程延長には日本でも警戒感があるが、米国は東京や北京など主要都市を外れることを考慮して延長を認めたとみられる。

 今回の改定では韓国の無人航空機の搭載物の重量制限も航続距離300キロメートル以上で現行の500キログラムから2.5トンに緩和。高性能の偵察用カメラや攻撃用武器の搭載が可能になる。北朝鮮が嫌気するハイテク兵器の投入を示唆することでけん制する意図が鮮明だ。

ミシェル・ルグラン・コンサートに行く

2012年10月04日 01時51分27秒 | 音楽・映画
 10月2日、「ミシェル・ルグラン・シンフォニック・スペシャル・ナイト」というコンサートに出かけた。コンサートの冠には「生誕80年記念 ジャパンツアー2012」と銘打たれている。




 5年前の春、私は初めて「題名のない音楽会」の公開録画に出かけた。司会が羽田健太郎、演奏が神奈川フィルハーモニーで、映画音楽の特集だった。そのスペシャル・ゲストとして、ミシェル・ルグランが来日した。このとき、羽田健太郎はミシェル・ルグランが秋に来日コンサートを行うと紹介して、二人は再開を誓い合ったはずだった。だが、羽田はその秋を待たずして他界。58歳という若さだった。
 私は、その秋のコンサートにも出かけた。50人ほどのオーケストラを率いての来日だったので、華麗なオーケストラ・サウンドで彼の映画音楽を聴けるのではと期待したが、彼のピアノとヴォーカルをクローズ・アップしたワンマンショーのような印象だった。せっかく同行させたフル・オーケストラが活かされておらず、もったいないなあと思った。

 今回のコンサートは、第一部が「ミシェル・ルグラン・トリオ」の演奏、第二部が「ミシェル・ルグラン with 新日本フィル」の共演という構成。曲目は、次のとおり。


第一部 「ミシェル・ルグラン・トリオ」
1 Ray Blues
2 You musy believe in spring
3 Dingo Lament
4 Dingo Rock
5 What are you doing?
6 Family Fugue
7 The Jazz Pianists

第二部 「ミシェル・ルグラン with 新日本フィル」
1 Suite des Parapluies de Cherbourg 映画「シェルブールの雨傘」組曲
2 La Valse des Lilas リラのワルツ
3 Brian's Song ブライアンズ・ソング
4 L'Ete 42 思い出の夏
5 Yentl 愛のイエントル
6 Les Moulins de Mon Coeur 風のささやき

 第一部は会場(すみだトリフォニーホール)が大きいことからPA(パブリック・アドレス)が使われた。そのため、ジャズ・ピアノのトリオが奏でる繊細な生の音が失われてしまったのが残念。もっとも、これは無い物ねだりだが…。
 M.ルグランのピアノは、八十歳という歳を感じさせない素晴らしさで、5年前の演奏と全く変わらなかった。弱音を弾くときにも、音の濁りは全くなく、テクニックは全く衰えていない。中でも7番目に演奏された「Jazz Pianists」では、デューク・エリントン、アート・テータム、エロール・ガーナー、ジョージ・シアリング、デーブ・ブルーベックという五人のピアニストの代表曲を採り上げ、それぞれの個性を見事に浮き上がらせた。それは、表面上の演奏をなぞった類のものではなく、偉大なピアニスト達へのオマージュであり、彼自身もまたその一員だと自負しているかのような演奏だった。

 第二部は、新日本フィルハーモニー交響楽団との共演。第一曲目の「シェルブールの雨傘」組曲は、ルグラン自身が指揮をした自作自演。これはもちろんPAなど使わない生の音。トロンボーン、ホルン、フルートなどのソロ・パートがクッキリと浮き上がり、豊穣なストリングスが精緻なアンサンブルを聴かせた、申し分のない演奏。ルグランの来日はコンサート前日だったそうで、音合わせもおそらく一回だけ。それなのに、このただならぬ名演。その理由は、二曲目以降を指揮した竹本泰蔵がこの種の音楽を知り尽くしていて、万全の準備をしていたこと。それに加えて、新日本フィルのメンバーのルグランに対する敬意が音として表出したに違いない。
 
 「L'Ete 42 思い出の夏」と「 Yentl 愛のイエントル」には、このツアーに同行したM・ルグランの夫人キャサリン・ミッシェル(Catherine Michel カトリーヌが正しそうだけど…)がハープを奏でた。これも素晴らしい演奏。

 最後の曲が終わって驚いたのは、観客の一部が立ち上がって拍手をしたこと。これまで、数多くのクラシック音楽コンサートを聴いてきたが、朝比奈隆の時でさえ、スタンディング・オベーションをした聴衆は皆無だったのに。立ち上がった人達をつぶさに見ていると、若い人達ばかりだった。多分、ミシャル・ルグランをジャズあるいは映画音楽の音楽家と捉えているので、こういう作法になるのだろうか?

 このコンサートを紹介してチケットまで確保してくれた友人には、心から感謝。近頃稀に見る素晴らしいコンサートだった。