澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

菅直人の街頭演説に大ブーイング! 11.16東京

2012年11月17日 08時51分58秒 | 政治
 昨日(11月16日)夜、東京・有楽町の交通会館前広場での映像(下記映像参照)。前首相・菅直人が言い訳がましい演説を続ける中、聴衆の罵声、怒声が次第に高まり、「帰れコール」に発展。

 私はこの映像を見て、ルーマニアの独裁者・チャウシェスクの最期を思い出した。ブカレストの「チャスシェスク広場」で演説するチャスシェスクに対して、立ち上がった「民衆」は怒号を浴びせかけた。その後の独裁者の末路は、よく知られるとおりだ。

 菅直人の演説を聴くと、自己弁護と詭弁、話のすり替えでしかない。原発事故については、ゴム風船、紙風船を例え話に持ち出して、問題の本質をそらし、自分の責任を減殺しようと試みる。その一方で、使用済み核燃料の処理問題では、事細かに専門用語を使って「解説」し、電力会社の責任を追及する。加えて、新エネルギーに関しては、孫正義の宣伝マンのような発言ばかり。

 西部邁氏は、菅直人を「史上最低の首相」と評したが、この最低男・菅は、日本が壊滅しなかったのは「神のご加護」とまで言っている。最高責任者としてそこまで感じたのなら、自己弁護や世俗的利害の追求など止めて、さっさと隠遁生活に入るのが「人の道」というものだろう。「神」までも自己弁護の材料に使うこの最低男、来る選挙では絶対に当選させてはならない。







森本健成アナウンサーをさっさと切り捨てたNHKの体質

2012年11月16日 21時29分36秒 | マスメディア
 NHKアナウンサー・森本健成が痴漢容疑で逮捕された事件。本人は当初事実関係を全面否定していたが、その後処分保留で釈放された。「Yomiuri Online」は、次のように伝えている。

逮捕当初は「触った覚えはない」と容疑を否認していたが、同日送検された後の調べに容疑を認め、逃亡の恐れもないことから釈放されたとみられる。今後も任意での捜査が続けられる。」

 これを見ると、森本アナは「容疑を認めた」とも解釈できるが、実際のところはまだ分からない。私は、この事実関係にはさほど興味はないものの、事件の全容が明かではない段階で、森本アナの「行為」を断罪し、直ちに謝罪したNHKの対応の速さにあ然とさせられた。
 総選挙の直前に起きた不祥事であるので、NHKは即座に視聴者に謝罪することで、批判をかわそうとする意図があったことは想像に難くない。それにしても、組織防衛を最優先にして、子飼いの人気アナをばっさり切り捨てる、NHKの非情さは、裏返せば強大な権力に対してはからっきし弱い体質を示している。何か問題が起きれば、トカゲの尻尾切りで現場を切り捨てていくどこかのお役所とそっくりではないか?

 森本アナの痴漢容疑は、まだ確定していない。たとえ数パーセントの確率でも、冤罪の可能性がある段階で、彼の名前を出し、全面的に謝罪するNHKの体質には、疑問を感じざるを得ない。



NHK朝の顔が痴漢容疑、「おはよう日本」森本アナ逮捕
スポーツ報知 11月16日(金)8時6分配信

 NHK「おはよう日本」(土曜、日曜、祝日)を担当する同局アナウンサーの森本健成(たけしげ)容疑者(47)が14日夜、電車内で女性の体を触ったとして、強制わいせつ容疑で逮捕された。

 NHKや警視庁玉川署によると、森本容疑者は14日午後8時ごろ、東急田園都市線の二子玉川駅近くを走行中の車内で、都内の女子大生(23)の胸などを触った疑い。女子大生が「痴漢です」と容疑者をつかまえ、周囲にいた客が協力して取り押さえた。

 当日、同容疑者は打ち合わせのため昼ごろまで勤務。その後、同僚らと東京都渋谷区内の飲食店で食事や飲酒をした。2軒をはしごしており、逮捕時も酒に酔った状態で「記憶がない」と話しているという。

 同容疑者は千葉県浦安市に住んでいるが、電車が向かっていたのは逆方向。この点については、現在調査中だという。

 森本容疑者は東京理科大を卒業後、1990年にNHKに入局。08年から「おはよう日本」(土曜、日曜、祝日)のキャスターを担当していた。独学で気象予報士の資格を取るなど勉強家だったという。

 NHK関係者は「『おはよう日本』はニュースを読めるだけでなく、中継を仕切ったり、記者と一緒に解説をしたり、インタビューを行うなど、総合的な力が必要。真面目で信頼も厚かった。信じられない」とショックを受けている。

 今月17、18日放送の「おはよう日本」は森本容疑者の代わりに、小山径アナ(35)が担当。それ以降の放送は未定だという。

 「おはよう日本」では、5年前にも中継リポートを担当していた男性アナが昼から酒を飲み、泥酔状態で路上の女性に抱きついたとして、強制わいせつ容疑で逮捕。その後は不起訴となり、停職3か月の処分を受けている。

北海道北方にM6以上の地震予測が~「ハザード・ラボ」に注目!

2012年11月10日 06時58分46秒 | 社会
 「ハザード・ラボ」Hazard Lab.という地震予測情報サイト※が開設されてほぼ一ヶ月。毎週、火曜日と金曜日に予測情報が発表されている。

http://www.hazardlab.jp/know/news/

 昨日(11月9日)、「ハザード・ラボ」の最新予測として、北海道北方に「M6以上」の地震が起きる可能性が発表された。11月6日からは、東北・中部・関東方面に「M5クラス」の予測が発表されていたが、この予測は、昨日福島沖を震源とするM5.5の地震が起きたことで、「適中」したと認められる。震度予測は「M5クラス」と「M6以上」の二種類だから、北海道北方沖の「M6以上」という地震予測は、もしかして巨大地震なのかも知れず、今週中は要注意だろう。

 「ハザード・ラボ」の予測方法は、電離層に反射する性質を持つFM電波が、大きな地震発生時には異常を示す特性があることから、それを利用して地震を「予測」するというもの。地震の「予知」ではなく、「予測」と言っているのは、地震学者の取り組みとは区別するという意味合いがあるのだろう。
 日本の地震研究は、東大を中心とする旧帝国大学だけで行われてきた。電波の異常を検知して地震予測するという手法は、電気通信大学(国立)の研究グループによって開発されたもので、地震学の立場からは「邪道」と見なされていた。

 本サイトの立ち上げには、オリックス生命のバックアップがあった。保険会社は地震保険を取り扱う関係上、研究グループとの協働が可能になったようだ。サイトには次のようにかかれている。
 

本サイトで公開する「地震予測情報」は、あくまでも「参考情報」であり、的中率などを保証するものではありません。
本サイトは地震リスクへの備えや防災意識の向上を目的として防災に関する情報を提供してまいります。


 いきさつはどうであるにしても、信頼性の高い地震情報が一般に公開されたという意義は大きい。このサイトで「M6以上」の予測がなされたときは、くれぐれも注意するべきだろう。
 

映画「慕情」原作者、ハン・スーインの生涯

2012年11月05日 10時30分10秒 | 音楽・映画
 今朝の新聞各紙にハン・スーイン女史の死去が伝えられた。

 ハン・スーイン(韓素英あるいは韓素音)は、映画「慕情」(Love is a many splendored thing)の原作者。1955年制作の映画「慕情」は、英国領香港を舞台にして朝鮮戦争で引き裂かれた米国人記者(ウィリアム・ホールデン)と香港人女医(ジェニファー・ジョーンズ)の恋を描く作品だった。その主題歌は、アカデミー賞音楽賞を受賞した。



 このジェニファー・ジョーンズが演ずる女医が、実はハン・スーイン自身の分身。彼女自身も、映画と同様に中国人とベルギー人の混血で、しかも医師だった。
 「敗戦」から間もない時期だったので、日本ではただ純粋な恋愛映画として大ヒットしたが、今になってこの映画を見ると、「朝鮮戦争」を巡る米中の対立、すなわち冷戦のまっただ中でも、「中国」と米国は深い「絆」で結ばれているのだと暗示しているようにも思える。

 作家としてのハン・スーインは、文革のまっただ中の1970年中国を取材、「2001年の中国」(「二〇〇一年的中国」)というルポルタージュ本を出版した。2012年の今になって読むと、彼女の「予言」「ご託宣」はすべて大ハズレ、すべてが真逆の結果になったことが分かる。覇権を求めず、環境を守り、人々の真の幸福を追求する「人民中国」が実現するとご託宣したのだが、今や世界に覇権を唱えるモンスター的独裁国家が出現してしまった。

 彼女はまた、毛沢東の伝記も著した。これもまた、今にして思えば政治宣伝パンフレットのようなシロモノだった。
 「毛沢東中国」を礼賛した彼女だったが、文革が否定され、毛沢東神話がかげりを見せても、中国共産党の宣伝係としての役割を貫いた。

 「慕情」というメロドラマで見えた表の顔と、中国共産党のエージェントとしての裏の顔。複雑な両面性を持つ、いかにも「中国人」らしい人だった。 
 

映画「慕情」原作のハン・スーインさん死去 中国出身

 AFP通信などによると、ハン・スーインさん(中国出身の女性作家)が2日、スイス・ローザンヌの自宅で死去。95歳。

 中国・河南省生まれ。父は中国人、母はベルギー人。北京や欧州の大学で医学などを学び、香港などで活動。1955年に自伝的小説が米ハリウッドで映画化(邦題「慕情」)され、ヒットした。毛沢東や周恩来の伝記も手がけた。

NHKスペシャル「発見! 幻の巨大軍船」

2012年11月03日 14時52分24秒 | マスメディア
 今夜のNHKスペシャルは、「発見!幻の巨大船」。サブタイトルには「モンゴル軍襲来の真実」とあるから、「元寇」あるいは「蒙古来襲」を採り上げた番組だろう。さらに、この番組を紹介するHPでは、「モンゴル帝国vs日本730年目の真実」とも書かれている。だが、不思議に思うのは、元朝の軍隊が「モンゴル軍」ならば、元はモンゴルのはず。NHKが現在放送中の「中華文明の謎」という番組タイトルを思い起こすと、この番組名にはすごい落差と違和感を感じる。現在の「中国」は、日本に多大な影響を与えた「文明国」なのだから、例え尖閣事件のような出来事があっても、視聴者は「中国」を尊重、尊敬しなければならないと教化しようとする意図がNHKにはあるのではないか?

 片方で「中華」(=文明の中心。その対極には夷荻が存在する)というタイトルで番組を制作して、「偉大な中華文明」を宣伝しながら、「元寇」になると何故「モンゴル軍来襲」となってしまうのか? 確かに「元朝」は「夷荻」のひとつである蒙古族が打ち立てた征服王朝だったが、NHKは「元朝」とは言わずに「モンゴル帝国」という言葉を使っている。もちろん、「モンゴル帝国」は元朝に止まらず、ユーラシア大陸を席巻したことを念頭に入れているのではあろうが…。

 だが、NHKの意図的な番組呼称に「視聴者教化」を疑わざるを得ない。石原・前都知事が中国を「支那」と呼ぶことについて、マスメディアが散々こきおろしているが、大陸の王朝興亡史を「中国史」と呼ぶのなら、「元寇」を「中国軍襲来」と名付けても何ら問題はないはずではないか。

 Mixiでは次のような書き込みが見られた。

「NHKスペシャルの正確なタイトルは「発見!幻の巨大軍船」。「モンゴル帝国Vs.日本730年目の真実」がサブ。http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/1103/index.html 差別語?の元寇は使わず、侵略者は中国人ではなくモンゴル人だったとでも?」 

「史実と違うじゃないか、責任者出てこい!」と。人生幸朗師匠も怒りそう……。 

「タイトルだけ見ても、NHKの媚中体質がよく分かります。都合のいいときだけ「中国」を使い、こういうときは「元」という王朝名さえ使わない。歴史偽造もいいところ。CCTV東京支局に成り下がったNHK!」


 漢民族にはお世話になったから、感謝しなければならないが、夷荻のモンゴル人は「反日」的だとでも言うのだろうか。中共(=中国共産党)の歴史観にすっかり取り込まれたNHKのドキュメンタリー。眉に唾して見なければならない。もし見るのならね…。

【NHKのHPより引用】
発見!幻の巨大軍船
~モンゴル帝国vs日本
730年目の真実~



2012年11月3日(土)
午後7時30分~8時43分総合

• 歴史・紀行


去年10月長崎の海底で発見された730年前の軍船。海底1メートルに埋まっていたのは10m以上のキール(竜骨)。周辺には外板が並び、全長20mを超えると推定される大型船だった。発見したのは琉球大学の池田栄史(よしふみ)教授のチーム。東海大学の協力を得て、海底資源探査で使う最新の音波探査機を使い、史上初の快挙を成し遂げた。その後も大規模な調査が続く。NHKでは調査に密着、モンゴル襲来の謎に迫る歴史ロマンを制作する。日本の歴史に大きな影響を与えながらも、詳しい実態は分かっていないモンゴル襲来。なぜ強大なモンゴル軍団は一夜にして壊滅したのか?したたかな交易国家「モンゴル帝国」が日本遠征に秘めた海洋戦略とは何か?謎を解く鍵となると考えられているのが、発見された船と海底から見つかった様々な出土品だ。海底調査を軸に、最新のテクノロジーによる出土品の解析と海外で進む水中考古学の最新研究成果も交え、“モンゴル襲来”の真実に迫る。