澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

袋小路の車選び

2014年08月29日 10時17分20秒 | hobby
 現在、乗っているホンダ・オデッセイは、もはや10数年の年代物。10万キロ以上走ったが、細部の経年劣化はともかくとして、基本的には素晴らしい走りの、イイ車だ。
 だが先日、すさまじい豪雨で道路が冠水したところを走ったら、翌日エアコンから冷風が出なくなった。5月に車検をしたばかりだったので、A店に持っていったら、リレー回路の故障だと言われた。さらに、運転席のパワーウィンドーが開閉しなくなったりしたので、いよいよ車の買い替え時かと思い始めた。

 まず、日産店に行き、ノートを試乗。燃費がよくて価格も安く、安全装備が充実しているので、日産車の中では一番の売れ行きらしい。だが、ずるずると引きずるような走りは、オデッセイに慣れてしまった者には耐えられない。続いて、マツダ店でアクセラ・ハイブリッドを試乗。これは内装も豪華で、装備も充実、燃費も素晴らしいが、価格はかなり高い。ホンダ店ではFIT3(1.3G)を試乗。初代のフィットを所有しているので、特段変わったところもなく、新鮮みが全くない。驚くのは、ほぼ値引きゼロという強気な姿勢。スバル店では、インプレッサとレヴォーグに心動かされたが、アイサイトと四駆がセットであることを知り、アウトドア志向のない私には不向きで、高価な買い物になると悟った。

 10数年前、オデッセイを選んだときは、まだセダン車系列には階級にも似た序列があり、若いファミリーには1.5Lのカローラ、サニー、シビック、ファミリアなど、中高年層にはマークⅡ、スカイライン、さらにクラウン、セドリックなどの選択肢があった。だが最近、こうしたラインアップは崩壊していて、ハイブリッド車と軽自動車がダントツの売れ行きだという。また車のグローバル化に伴い、Cセグメント、Bセグメントといった聴き慣れないサイズ分けが進んでいるようだ。

 私は、ハイブリッド車をイマイチ信用していない。長期間乗る場合には、車検、電池交換などに思いがけない費用がかかるのはほぼ確実で、トヨタなどはこのことに触れるのを避けているかのようだ。また、トヨタは、他社では軽自動車にも付いている簡易な緊急ブレーキを売れ筋のプリウス、アクアにつけようとしないので、購入する気にもなれない。

 車選びも、価値観が混迷する時代状況を反映するのか?私が「ちょいワル」オヤジ風のアクセラ15Sに心惹かれ始めたのを察したのか、「あれは燃費が悪いでしょ」「フィットはどう」という神の声が聞こえた。


燃費比較             
車     名 カタログ※ 高速道 郊外道 市街地 価格
ホンダ・フィット 26.0km/L 21.9km 22.6km 18.0km 150万
 1.3G Fパック

 プリウス  30.4.  26.5 28.2 25.1 259万
G Type
アクセラ 15S 19.6 19.0 17.3 11.9 192万
※ カタログ=「JC08モード」
出典 オートックワン http://autoc-one.jp/nenpi/



      
アクセラ      全長4460×全幅1795×全高1470mm
ノート       全長4100×全幅1695×全高1525mm
フィット 全長3955×全幅1695×全高1525mm
プリウス     全長4480 mm x 全幅1745 mm x 全高1490 mm
アクア 全長3995 mm x 全幅1695 mm x 全高1445 mmm








 

「朝日新聞」の従軍慰安婦捏造報道

2014年08月13日 10時56分47秒 | マスメディア
 「朝日新聞」の従軍慰安婦報道検証記事は、「週刊文春」「週刊新潮」など常日頃「朝日」に批判的な週刊誌が「お盆休み」で休刊となる週を狙って発表された。まさに「朝日」の後ろめたさを問わず語りに示している。

 ネット上では、大多数が「朝日」を非難しているのに、TV番組ではこの問題をまともに採り上げる気配はない。特に「テレビ朝日」とTBS(毎日新聞系)は、この検証記事についてひと言も報道さえしていない。

 「護憲」「平和」「地球市民」「地球環境」「共生」…いつもご高説を説く「朝日」だが、「従軍慰安婦」の強制連行は捏造だったと認めたものの、誰も責任をとる気配はない。日本の国益を著しく損なった誤報記事を載せて、日本人の「歴史認識」を歪めさせたのだから、社長・役員の進退や懲戒処分が行われるのが常識だろう。

 「朝日」の度し難いエリート意識、傲岸不遜を感じた私は、とうに購読を止めた。「インテリが作り、ヤクザが売る」と言われた「朝日」だが、今や「インテリが作って、国を売る」にキャッチコピーを変えるべきときだ。

 こんな新聞に対しては、百万回の批判よりも、「購読止めます」という一本の電話が最も効果的に違いない。



自画自賛の「ホルホル番組」は何のため?

2014年08月04日 11時19分19秒 | マスメディア
 ここ数年、正確に言えば2011年の東日本大震災・原発事故以降、テレビ各局は、「日本・日本人は素晴らしい」「世界が注目する日本の○○」といったTV番組を流し続けている。ネット上では、この種の番組を「ホルホル番組」というらしい。

 具体的に「ホルホル番組」とは次のような番組だという。

【NHK】
COOL JAPAN~発掘!かっこいいニッポン~
【日テレ】
のどじまん ザ!ワールド
ネプ&イモトの世界番付
世界一受けたい授業
【TBS】
世界の日本人妻は見た!
ホムカミ~ニッポン大好き外国人 世界の村に里帰り~
アメージパング!
【フジ】
世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?
【朝日】
これぞ!ニッポン流!
世界の村で発見!こんなところに日本人
【テレ東】
Youは何しに日本へ?
世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~
和風総本家
未来世紀ジパング
 

 この類の番組が流行る背景としては、東日本大震災・原発事故以来、近未来に対する不安が日本社会の隅々にまで拡がっていることが考えられる。日本・日本人は素晴らしいんだと思いこむことで、漠たる不安を解消する「効用」があるのかも知れない。

 もうひとつ、思い浮かぶのは、日本社会におけるナショナリズムの昂揚を打ち消すために、意図的に制作されているのではないかという疑問だ。尖閣諸島問題、「従軍」慰安婦問題など、中韓両国による「反日」攻勢に対して、日本国内では一般国民の間にいらだち、憤怒が生じ、真っ当な反応としてのナショナリズムが昂揚し始めているが、「いや、世界の多くの人達は、日本・日本人が大好きなのだから、そんなにぴりぴりすることはない」という解毒剤として、この種の「ホルホル番組」がたくさん作られているのではないか。その証拠に、日本を賞賛する外国人には中韓両国人は滅多に登場しない。「ホルホル番組」と連動して「ヘイトスピーチ」批判が誇張して採り上げられているのも、「日本人の愛国心」を封印しようとする意図的な動きではないかと思えてならない。

 敗戦を終戦と言い換え、「連合国」(United Nations-「枢軸国Axis Powers」の対語)を「国際連合」と意図的に誤訳し、「GHQ憲法」を「平和憲法」と自画自賛するこの国ならではの「やがて哀しきバラエティ」ではないのか。