澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

宋文洲  語るに落ちた中国人の傲慢

2014年03月31日 01時29分58秒 | 台湾
 台湾学生たちが立法院(国会)を占拠してから、今日で13日目。依然として、先が読めない不安定な政治状況が続いている。

 日本のマスメディアの多くは、この台湾の政治情勢を故意に報道しないでいる。たまたま、先ほどBS朝日が事件の経緯と問題点等を報道、解説した。
 
 日本人のコメンテーターは、それなりにまともなコメントをしていたが、私が驚いたのは宋文洲という中国人のコメンテーターの発言だった。

 宋文洲は中共の代弁者か

 意見を求められて、宋文洲は「中国の民衆は、ちっぽけな台湾のことなど気にしていない。台湾に行って、儲けようなどと考える人もいない。」「だから、台湾のことなどほとんど報道されていない」と語った。
 宋は、多少ふてくされた表情でこう話したのだが、ずいぶんと視聴者を小馬鹿にした発言ではないかと思った。
 
 中共(=中国共産党)一党独裁下にある中国人から見れば、台湾の学生たちが「ひまわり学運」を起こして、国会議事堂を占拠し、中台貿易サービス協定の撤回を要求、しかも政府側は武力による排除をおこなわず、言論による解決を求めているという事実は、驚愕の出来事であろう。台湾の帰趨次第では、中共政権に対する民主化運動を力づける結果になりかねないから、中共当局は台湾情勢を報道しないのだ。それなのに、「地大物博」を自慢して、台湾など眼中にないと言い張る宋文洲の言いぐさは、脳天まで「中華思想」に侵された「阿Q」そのものではないのか?

 宋の不誠実なコメントを聴いて、私が直感したのは、「宋文洲は紛れもなく中共のスパイ」だということだった。こんな男のコメントを有り難く頂戴する「朝日」の神経もかなり狂っているとしか言いようがない。
 

立法院(国会)を占拠する学生たち  12日目

2014年03月29日 08時27分55秒 | 台湾
 3月18日、台湾の学生たちが「中台貿易サービス協定」締結に反対して立法院(台湾=中華民国国会)を占拠、今日で12日目を迎えた。
 物理的に「強制排除」することは簡単なことだが、マスメディアをはじめ、大学関係者、野党・民進党、広汎な市民が学生の行動を支持しているので、馬英九総統(大統領)も簡単には決断できないようだ。

 この協定が発効すれば、台湾は中国に飲み込まれてしまう…というのが学生の主張。
 現時点では、次のようなやりとりがあり、膠着状態が続いている。


■現地時間 3月23日(日)午前10時に行われた 馬英九 中華民国総統 記者会見 要旨

サービス貿易協定は、害よりも利益のほうが大きいのです。
学生たちの訴える、審査などに関する議論については、党内でも同意しているが、
1日でも早く国会から退去し、国会が正常に機能できるようにしてほしい。

サービス貿易協定と自由貿易協定を進めるのは、
国民がビジネスをしやすくするため、台湾の競争力を高めるためです。

法律制度は民主主義の堅持であり、
協定は通過される前に誰でも意見発表できます。
学生たちが違法に国会を占拠すること、5日間も国会を麻痺させたことは、
民主的な行為ではない。民主主義を犠牲することになります。
総統として、法律制度、民主主義を守らなければいけません。

このサービス貿易協定は、台湾の未来のためです。
韓国も1つの自由貿易協定から最終的に11の協定を締結したことによって、
韓国メーカーを世界各地に進出させることができ、関税を優遇されています。
しかし、私たち台湾メーカーは競争力が衰えつつあり、韓国に10年の遅れを取っています。

この協定が可決されなければ、台湾の信頼は損なわれてしまいます。
この協定は1箇条ずつ審査を行いますから、
1日も早く国会から退去してください。
________________________________________

■馬英九氏の会見に対する「32字箴言」と「4大訴求」

政令宣導 罔顧民意 既不民主 又無法治
先有條例 再來審議 給我民主 其餘免談
<訳>
民意を無視し、政令を押しつけるのは民主的ではないし法治的でもない。
まず条例を成立してから、審議をすすめるべき。
我々に民主を返せ。それ以外は何も言うな。

一.「公民憲政会議」開催を要求する
  各業界と民衆の声を聞いて相談して対策を考えて欲しい。
二.「サービス貿易協定撤回」の要求
  立法院がこの協定を審理するまでもなく、撤回すべき。
三.「今会期中に両岸協議監督の法制化を完成させる」ことを要求する
  台湾と中国との協議・監督協定を成立させて欲しい。
  成立させる前に中国との話し合いはするな。
四.「与野党国会議員が民間の主張に応える」べきであることを訴える
  法案が可決する前に、3回は審議して欲しい。


 この「事件」を日本のマスメディアはほとんど報じないが、ネット上ではライブ映像を見ることができる。

ニコニコ動画 「台湾立法院(国会)を学生らが占拠」a>

台湾リンゴ日報TV 「占拠中の立法院 生中継

立法院を占拠する学生たち 9日目

2014年03月25日 23時30分35秒 | 台湾
 台湾で起きた国会占拠事件は、もうすぐ9日目を迎える。日本のマスメディアは、ほとんど報じないが、台湾が今後どうなっていくのか、日本も無関係ではありえない。

 インターネットでは、占拠中の学生たちの行動、主張を次のライブ映像で見ることができる。ニコニコ動画のアクセスはすでに累計300万を超え、書き込みも200万を超えた。

ニコニコ動画「台湾立法院(国会)を学生らが占拠 生中継」

蘋果日報(リンゴ日報)



台湾人女学生の訴え  なぜ学生たちが国会を占拠するのか

2014年03月22日 21時30分04秒 | 台湾
 「私は、台湾人です、私は、この国の民主の歩みと共に成長しましたというこの女性。3月18日(火)から台湾立法院(=中華民国の国会)を占拠している台湾人学生に理解と支援を訴えている。
 きょうで5日目の国会議事堂占拠。そうまでして、彼らが訴えるのは「中台貿易サービス協定」の締結反対。馬英九政権は、中国政府とこの協定を締結して、台湾と中国の「両岸」関係の一層の緊密化を図った。だが、これは中国が台湾を併呑する第一歩ではないか、という重大な懸念を伴う。

 NHKをはじめとする日本のTV局は、この事件をほぼ無視し続けている。その理由は単純明快。中国筋のクレームを恐れているからに他ならない。やはり日本のマスメディアは、腑抜けのマスゴミだったと証明された。
 台湾の学生たちを次の映像でリアルタイムで見ることができる。→ 

 ニコニコ動画「台湾立法院を学生らが占拠 生中継


NHKが報道しない台湾政治危機

2014年03月22日 10時00分08秒 | 台湾
 民主主義国家の中核である国会議事堂を学生の集団が占拠中。こういう異常事態が親日的な隣国・台湾(=中華民国)で発生しているのに、公共放送たるNHKは知らんぷり。

 学生たちは、台湾が中国に併呑されかねない状況を作る「中台貿易サービス協定」に反対して、この行動をとった。同協定を進める馬英九総統(大統領)と中国国民党は、これを座視することなど到底できないから、学生たちを排除するのは必至。この事件がどう収束するかによって、台湾の将来は大きく変わりかねない。台湾社会はたったいま、分水嶺を迎えている、と言えるだろう。 

 安保闘争、ベトナム反戦運動などで盛り上がった日本の学生運動は、その後、雲散霧消してしまった。国会議事堂占拠で最高潮に達した台湾学生運動がもし日本と同様の運命を辿るとしたら、彼らの主張を見届けるのは今しかない。それなのに、日本のマスメディアは、中国の恫喝に怯えて、目の前の出来事を報道しないのだ。

 だが、「ニコニコ動画」では、この瞬間も立法院(国会)を占拠する学生の様子をライブ映像で見ることができる。
 この映像だ……
 台湾立法院(国会)を学生が占拠 生中継



        
 

台湾立法院(国会)を学生らが占拠 生中継中!!

2014年03月21日 22時12分15秒 | 台湾
 日本のマスメディアは全く報道しないが、中台貿易サービス協定に反対する学生たちが、台湾の国会(中華民国立法院)を占拠中。font>


 この貿易協定が締結されれば、台湾は中国に併呑される寸前の状況となる。
 学生たちは、原住民の歌を歌い、替え歌にして馬英九総統を嘲笑する。しかし、これは何処かで見た光景にそっくり。ベトナム戦争時、日本の反戦フォーク集会は、この種の戯れ歌で盛り上がったが、その結末はあっけないものだった。それに似た危うさを、台湾の現状に感じてしまう。
 国民党・外省人である馬英九総統が、台湾人の声にどう応えるのか、占拠学生にどう対応するのが焦点となる。対応次第では、台湾は台湾人と外省人の亀裂が深まり、一気に不安定な政治状況に陥りかねない。
 学生たちの声が、権力者に届くことを願わずにはいられない



 ともあれ、「ニコニコ動画」が学生に占拠された台湾立法院(国会)を生中継中
 
 http://live.nicovideo.jp/watch/lv173117558


報道されない台湾政治情勢 中台貿易協定と反対運動

2014年03月21日 11時00分14秒 | 台湾
 毎度のこととはいえ、日本のマスメディアの台湾報道は、ほぼ中国の意向通りに「統制」されている。中台貿易サービス協定締結に反対する学生たちが、台湾立法院(中華民国・国会)を占拠したという事件が伝えられたのに、我が国のマスメディアはほぼこのニュースを無視している。

中台サービス貿易協定の撤回を求め、立法院の議事堂を包囲して座り込みを続ける台湾の学生ら。馬英九総統の謝罪などを要求した=20日、台北市内(吉村剛史撮影)


 同様のことを指摘した他のブログも見つけた。
 Mixiでも、次のようなつぶやきが見られた。

台灣、大変なことになってますね

マスコミが全く報道しないのが不思議です
昔、台湾国会で女性議員が乱闘騒ぎをする映像がバラエティ番組で繰り返し放送されました。これは絵ヅラ的に面白いから放送しただけ。まともにとりあげると、「地域」扱いしている台湾に「国会」があって、かくも「自由な」言論活動が展開されているのはどうしてなのか、という疑問につながるからだと思いました。中台協定に反対して学生が国会内に乱入した今回の事件は、リアルすぎて、シャレにもならないから採り上げない。報道の仕方では、宗主国である中国からクレームが付く。だから、逃げ腰なんでしょう。マスゴミと言われる所以です。

台湾どうなっているのだろう? 日本ではニュースが断片的でわからない!
学生が国会議事堂を占拠というニュースを、民放のコメンテーターの発言の中で初めて知りました。数日前ですね。その後も正式なニュース報道は見ません。意図的に報道しないのは、間違いない。台湾の国会を採り上げると、中国筋からクレームが来て怖いから。

日本のマスコミ、台湾情勢をわざと知らせないつもりなんでしょうか?
わざと知らせない…これに尽きます。単一民族、単一言語そして島国なので、情報統制は簡単です。バラエティ番組を見させておけばいい。


 この中台貿易サービス協定が締結されれば、次のような変化が起きると「坂東忠信オフィシャルブログ」は指摘する。

●台湾の医者が中国特権階級目当てに中国へ移住し、医療サービスレベルが落ちる。
●中国人は台湾の不動産を購入できるが、台湾人は中国で土地購入ができない。
●安価な中国人労働力供給が、台湾労働者の所得減少、失業者増加につながる。
●中国産の危険な食物が台湾市場に溢れる。
●台湾の銀行の株60%が中国富裕層(中国の富裕層の9割以上は党や軍の太子党子弟)に買い占められコントロール下に入る。
●インターネットや通信が中国側の監視下に置かれる。
●中国人は好条件で経済活動をしながら、無条件に台湾へ移住できる。
●中国人がメディアや交通通信、政治の分野にまで侵入してくる。
●台湾の軍事産業にも中国側ネットワークが入り込む。




 最も親日的な国である台湾・中華民国が”転機”を迎えているのに、知らぬ存ぜぬの「媚中報道」を続けるマスメディア。まさにマスゴミと呼ばれるに相応しい存在だ。


台湾、国会占拠を継続 学生ら政権に回答要求

2014.3.20 19:13

 台湾と中国が昨年結んだ「サービス貿易協定」の承認を阻止するため、18日夜から立法院(国会)の議場を占拠している台湾の学生らは20日、協定撤回要求に21日正午までに回答するよう馬英九政権に求めた。

 立法院周辺にも各地の学生や野党、民主進歩党(民進党)関係者ら多くの支持者が集結。演説や歌を交え「中国に有利な協定を撤回し、台湾の民主社会を守ろう」と気勢を上げた。

 江宜樺行政院長(首相)は20日の談話で「遺憾」を表明。速やかな秩序回復や衝突回避への努力を関係当局に求めた。一方、協定の承認法案可決を目指す与党、国民党は警察による強制排除を呼び掛けた。

 議場を占拠している学生らは入り口をいすなどでふさぎ、警官ら当局者の立ち入りを防いだ。関係者が段ボールなどで水や食料を運び、記者の立ち入りも受け入れた。(共同

佐村河内事件 NHKが番組検証結果を公表

2014年03月17日 09時18分25秒 | マスメディア
 昨日午前中、NHKが定例番組の中でひっそりと放送した「佐村河内事件 番組検証」は、予想通りというか、「知らぬ存ぜぬ」の内容に終始した。(下記参照)

 NHKスペシャル「魂の旋律については、古賀淳也という外部ディレクターが、佐村河内の話をNHKに持ち込み、制作に至ったと説明されている。

 この古賀淳也は、NHK出版からTV番組と同じタイトルの著書「魂の旋律」を出版して、その印税を得ている。



 NHKの番組検証は、NHKスペシャルで佐村河内を「スター」に祭り上げ、関連図書の自著で儲けて、CDの販売促進にも関与する(当然、発売元の日本コロムビアからは、何某かのリベートがあったはず)という、このディレクターのやり口について、何も言及していない。むしろ『取材したディレクターが佐村河内さんの嘘を知っていたかのような報道があることについて、報告書で「ディレクター本人が全面的に否定している」としている。』として、古賀淳也を庇う姿勢を鮮明にしている。

 このような「臭いものにフタ」式の処理は、偏向報道として市民による訴訟にまで発展した「アジアの”一等国”」問題でも同様だった。当該番組の濱崎憲一・ディレクターは最後まで表には登場せず、関係者を走り回って隠蔽工作に終始したと伝えられる。
 公共放送を謳いながら、番組担当ディレクターが恣意的に番組を制作して、その余録を懐に入れる、これは立派な業務上横領ではないのか?その点を追及すると、NHKは組織として責任をとらなければならなくなる。誰も「御身大事」であるから、「臭いものにフタ」となったのだろう。

 私見を加えると、佐村河内が十八歳だった1980年。日本社会は現在より経済的に安定していた。その時代に、佐村河内が音楽大学にいけるほどの才能を示していれば、周囲の誰かは記憶しているはずだ。彼を「現代のベートーベン」と囃し立てる前に、高校時代の同級生や音楽教師にインタビューすれば、その素性はすぐに分かったはずだ。
 繰り返すが、県立の商業高校を出ただけの兄ちゃんが「マーラー」並みの交響曲を作曲できるかどうか?世界的作曲家だった武満徹は、確かに独学の天才だった。時代状況は彼の音楽大学進学を許さなかったが、武満の飛び抜けた才能は、周囲の音楽関係者には早くから知られていた。世間的に全く知られていない「天才作曲家」が、突然、マーラー張りの曲を書き、同時にその人が聾唖者でありヒバクシャでもあることなどありえないだろう。古賀淳也・ディレクターがいかに視聴者を欺き、私利私欲のために番組を捏造したかは明らかだ。

 マスメディアの流れは、NHK新会長の発言を批判するばかり。だが、NHK問題の本質は、上記のようなNHKの体質そのものにある、と言えるだろう。


NHK謝罪、佐村河内さん問題の番組検証結果を発表
2014.3.16 18:48 【産経】

 佐村河内(さむらごうち)守さん(50)の楽曲代作問題で、NHKは16日、情報番組「とっておきサンデー」で、生活・食料番組部の松本浩司部長が昨年3月に放送された「NHKスペシャル」などの番組についての検証結果を発表した。松本部長は謝罪した上で、番組制作の経緯などを説明し、調査報告書をNHKの公式サイトに掲載したことを明らかにした。
 松本部長は、佐村河内さん本人が作曲していなかったことを見抜けなかった理由について、提案会議の段階で「専門家に確認をとったが、本人が『作曲していないのではないか』と疑わせるような情報はなかった」と説明した。
 またスタッフは佐村河内さんに譜面を書く姿の撮影を依頼したものの、佐村河内さんが「神聖なもの」としてこれを拒否。しかし12時間後に再訪したところ、音符が書き込まれた楽譜が音楽室の机の上に置かれていたという。佐村河内さんは事前に曲の完成像を示した具体的な「全体構成表」を書いており、完成した曲は、ほぼこの全体構成表と合致していたため、スタッフも納得したという。
NHKが3月10日に行った佐村河内さん本人への聞き取り調査によると、佐村河内さんは楽譜について、「新垣隆氏に依頼した楽譜が(事前に)自宅に届き、それを机の引き出しに入れ、撮影当日に一晩かけて書いたようにみせかけた」と説明したという。
 聴力の問題については、松本部長は「障害者手帳や医師の診断書の確認を行ったが、人道上の観点からそれ以上の確認はしなかった」と説明。取材したディレクターが佐村河内さんの嘘を知っていたかのような報道があることについて、報告書で「ディレクター本人が全面的に否定している」としている。
 再発防止策について、松本部長は「今回のようなケースもありうることを制作現場のすべての職員・スタッフが認識し、チェックの精度を高めていきたい」とした。

差し迫る南海トラフ大地震  今朝の地震は前震か?

2014年03月14日 08時50分26秒 | 社会
 東京大学名誉教授・村井俊治氏(測量学)が、南海トラフ地震が今月中(2014年3月)にも起きる可能性があると指摘している。
 直近では、フジテレビ系の「Mr.サンデー」が村井氏の予測を採り上げた。それが、次の映像だ。



 テレビ局は、この種の予測をセンセーショナルにしか採り上げないのが常で、当該番組でも、中国の宏観現象による地震予測と同列に村井氏の予測を採り上げていた。しかしながら、豚や馬が騒いだとかいう中国の予測とは全く異なって、測地学をベースとするその予測は科学的であり、信憑性も高い。

 気になるのは、今朝(3月14日)伊予灘を震源とするM6.2の地震が起きたこと最大震度は、5強だった



 村井氏は、次のように警告する。

「東日本大震災の2日前には三陸沖を震源とする震度5弱の地震があった。今後、日向灘周辺で震度4、5が起きたら、引き金となって南海地震を引き起こす可能性がある。」

 今朝の地震は、村井氏が警告する前震と符合する。
 このようなとき、マスメディアは、警鐘を鳴らすべき役割があるはずだが、自己保身ばかりのTV、ラジオ局に期待することはできない。
 南海トラフ地震が差し迫っていることだけは、間違いないと思う。自己防衛の努力が必要だ。
 


>南海トラフ巨大地震「春までに起きる可能性」 測量学の権威が衝撃警告
2014.01.11

東日本大震災と同じ壊滅的な被害が想定される南海トラフ巨大地震が迫る

 いつ、どこで起きるか分からない地震大国日本。昨年末から断続的に不気味な揺れが列島を襲う中、測量学者である東大名誉教授、村井俊治氏(74)は「南海トラフ巨大地震が春までに起きる可能性がある」と警告する。地盤の動きを解析すると、2011年3月の東日本大震災の直前と同じ異変が起きているのだという。地震学者ではない、異分野の権威が警鐘を鳴らすその衝撃内容とは-。

 「近畿地方から四国、九州の広い範囲にわたって、巨大地震の前兆現象が起きている。春ごろまでに南海トラフで震度6以上の巨大地震が起きる可能性がある」

 緻密なデータを示してこう指摘するのは、東大名誉教授で、測量学の分野では世界的な権威でもある村井俊治氏だ。

 村井氏は昨年1月に民間会社「JESEA」(地震科学探査機構)を立ち上げ、会員向けに月210円で地震予測のメールマガジンを配信。同社の顧問として地震予測の研究に傾注している。

 村井氏の研究の基になっているのが、国土地理院が全国約1270カ所に設置した「GNSS」(グローバル・ナビゲーション・サテライト・システム)という受信機のデータだ。衛星で地殻の動きをミリ単位で計測し、水平方向の変動だけでなく、上下の隆起、沈降も観測できる。

 村井氏は、00-07年に起きたM(マグニチュード)6以上の地震162個の追跡調査を実施。その結果、すべての地震の前に、地殻の異常変動が起きることを突き止めたという。

 11年3月の東日本大震災の直前のデータを解析したところ、半年前となる10年9月に、1-2センチの変動が通常のところ、福島県二本松地区で5・3センチを記録するなど全国的に異常な数値が確認された。さらに大地震の2カ月前に東北地方から関東地方にかけて、異常変動が4回起こった。

 この動きに類似しているのが、昨年半ば以降の南海地震の被害想定地域のデータだ。

 「昨年6月末から7月はじめに九州、四国、紀伊半島で異常変動があった。そして9月1-7日に、日本全国が異常な変動を起こした。その後しばらく変動がなく、10月前半に再び九州、四国、紀伊半島で異常変動があった。これらの場所は南海トラフ、特に九州、四国沖を震源とする南海地震の被害想定地域と符合する」(村井氏)

 一連の動きのなかでとくに注目すべきは、昨年9月1-7日の全国的な異常変動だ。約1270点の観測点のうち910点で4センチ以上の変動が確認された。とりわけ高知県の変動は著しく、土佐清水地区で6・7センチ、物部地区で6・5センチなどと一斉に高い数値を記録した。

 これは東日本大震災の半年前に起きた全国的な異常変動よりも大きな規模で、「(昨年9月の半年後となる)春ごろまでに大地震が発生する可能性があり、注意が必要」(同)というわけだ。

 村井氏は「東日本大震災の2日前には三陸沖を震源とする震度5弱の地震があった。今後、日向灘周辺で震度4、5が起きたら、引き金となって南海地震を引き起こす可能性がある」と警告する。

 地殻変動を解析することで、13年4月の淡路島地震などを“的中”させてきたという村井氏。だが、地震学者からは「地表の変動と、地震が発生する地下数キロの岩盤の動きとは関係ない」などと懐疑的な意見もある。

 「科学的な観測だけでなく、地殻の変動と地震の相関関係を読み解く工学的アプローチで、地震予測はできる。何万人もの被害を出す可能性があるデータを、自分だけのものにはできない」と訴える村井氏。

 迫り来る次の巨大地震に備えるため、この警告を無視することはできない。

 ■南海トラフ巨大地震 東海沖から九州沖の太平洋海底に延びる溝状の地形(トラフ)を震源として起きる巨大地震。政府は1707年に起きた宝永地震のマグニチュード(M)8・6を最大と想定していたが、東日本大震災を教訓にM9級の発生を想定。最悪の場合、巨大津波などで32万3000人が死亡、220兆円の経済被害が出ると推計した。南海トラフは連動する可能性が高く、1854年の安政の南海地震では、前後して東海地震が起きた。

佐村河内事件 NHK「あさイチ!」が噴飯モノの謝罪文

2014年03月09日 09時43分44秒 | マスメディア
 「あさイチ!」のHPで「お詫び 佐村河内氏の放送番組について」がひっそりと掲載されている。
 その全文が次のとおり。

『耳が聞こえない障害を乗り越えて作曲しているとして知られる佐村河内守氏について、「あさイチ」では、一昨年12月12日、去年の5月1日、12月27日の3回にわたって放送いたしました。しかし佐村河内氏が、NHKに対して、自らは作曲しておらず、代わりに作曲していた人物がいることを明らかにしました。佐村河内氏は、「曲の全体構成や曲調などをその人物に伝えたが、自分では曲を作っていない」と話しています。NHKは、放送当時、本人が作曲していないということに気づくことができませんでした。視聴者の皆様や、番組の取材で協力していただいた方々などに、深くお詫び申し上げます。』

 「NHKは、放送当時、本人が作曲していないということに気づくことができませんでした。」という行(くだり)は、まさに他人事のようで噴飯モノ。NHKというマンモス組織が「気づくことができませんでした」のは事実かも知れないが、少なくともNHKスペシャル「魂の旋律」を担当した古賀淳也というディレクターは、何某かの事実を知っていたはずだ。古賀淳也は、この番組で佐村河内ブームを創り出し、自分自身も「魂の旋律」という著書をNHK出版から出版して、大いなる利益を享受した。「”あさイチ”では、一昨年12月12日、去年の5月1日、12月27日の3回にわたって放送いたしました」とあるのは、他ならぬ古賀淳也がこの「あさイチ!」のディレクターでもあるからだ。要するに、古賀淳也・ディレクターは、「現代のベートーベン」佐村河内守をでっち上げ、それを「あさイチ!」で誉めそやし、この詐欺師のCDや古賀の自著の「販売促進」を図ったというわけだ。



 この古賀淳也は、「筑紫哲也 NEWS23」(TBS系)の制作に関わっていたという。筑紫のこの番組は、「護憲」「平和」「市民」「弱者」をことさらに強調する報道番組だった。古賀はこの番組にヒントを得たのだろう。「ヒバクシャ」「障害者」「被災者」という誰もが文句を付けられない「物語」をでっち上げて、佐村河内を「現代のベートーベン」にまで仕立て上げた。

 以上のような経緯が明白であるのにもかかわらず、NHKは視聴者の疑問に全く応えていない。NHKが大好きな放送用語で言えば「視聴者に向き合って」いないのだ。
 この腐りきった、ウソだらの巨大放送組織は、どうすればまともに生まれ変わるのか?長谷川三千子経営委員の手腕に期待したいところだが…。

「佐村河内・感動物語」をでっち上げたNHKの報道責任は重大だ

2014年03月07日 21時30分23秒 | マスメディア
 「現代のベートーベン」・佐村河内が記者会見をした。「マスメディア」関係者が何百人も集まるなか、冒頭、佐村河内は謝罪の弁を述べたものの、次第に新垣氏批判に傾き、結局は自己弁護に終始した。現場の報道陣は、枝葉末節の質疑ばかりで、肝心の問題、すなわち何故佐村河内が「現代のベートーベン」ともて囃されるに至ったかという問題には故意に素通りした。

 佐村河内事件の核心は、彼を「現代のベートーベン」とでっち上げたNHKスペシャル「魂の旋律にある。
 私もリアルタイムでこの番組を見た。そのとき、家人と話したのは、「この人、本当は少し耳が聞こえるんじゃあないの?」だった。それほど、怪しげな番組だったので、はっきりと記憶していた。この奇怪な番組が佐村河内を持ち上げなければ、現在のような問題は生じなかったはずだ。

 この番組のデイレクターは、古賀淳也という男。NHK出版から「魂の旋律 佐村河内守」という本を出版している。だが、この本は、事件発覚以来、すばやく「絶版」扱いとされている。やましいという自覚があるからこそ、NHK出版はそうしたのだろう。



 この古賀淳也は、「あさイチ!」の番組ディレクターでもある。筑紫哲也の「NEWS23」にも関わったというから、「平和」「市民」「共生」等々のアイテムにまみれた「市民派」ディレクターなのだろう。去年1年間でこの番組は、三回も佐村河内を採り上げたという。この事実から連想する言葉は、マッチポンプ!だ。古賀はNスペ「魂の旋律」で佐村河内をでっち上げ、自著「魂の旋律」をNHK出版で売りまくった。この本のカスタマーレビューには、事件の核心を突く、鋭い批評が書かれている。

テレビの番組をつくるだけでなく、この手の本まで出版して虚構の物語を流通させたのですから、この古賀某は詐欺師の共犯者といわれてもしかたがないのではないか。
NHKの朝の情報番組「あさイチ」では2013年に3回もこの詐欺作曲家を取り上げている。そして、この「あさイチ」のディレクターが他ならぬ古賀某。自分の番組を私物化していた証拠です。公共の電波で何をやってるのか。NHKにチェック機能がなかったことも大きな問題ですね。 」(
下記参照)

 だが、今夜のNHKニュース(午後9時)を見たら、佐村河内の記者会見を採り上げたものの、あたかも新垣氏とのいざこざが問題であるかのようにみせかけ、NHKの報道責任については何も語らなかった。捏造に等しい番組を作って、「偽の英雄」をでっち上げておきながら、この笑ってしまうほどの無責任!

 「アジアの”一等国”」以来、私はNHKを信用していないが、この佐村河内事件でNHKにはとことん愛想が尽きた。この腐敗しきった組織に対しては、「受信料支払い拒否」しかない、と確信した。


NHKディレクター・古賀淳也著「魂の旋律 佐村河内守」(NHK出版)のカスタマーレビューより

5つ星のうち 1.0 金返せ 2014/2/6
By flowers
形式:単行本取材で5年も張り付いて、それも佐村河内の自宅に泊まり込んでいた著者がゴーストライターの存在をまったく知らないはずがない。
障がい者と被爆者、被災者を馬鹿にした話だ。
金返せ。

追記
捨てる前にパラパラとページをめくっていたら、やたらと個人名が出てくることに改めて違和感を感じた。
「佐村河内氏のことを教えてくれた◯◯さん」「同行した◯◯さん」「手話通訳の◯◯さん」「高評価してくれた◯◯さん」。
Special thanks toには、こういう事態になったときに責任転嫁できるように、とNHK関係者の個人名をつらつらと羅列したようにみえる。
だいたい、著者はクラシック音楽に造詣がないのになぜ張り付いたのか?
クラシック音楽の知識がない佐村河内氏からHIROSHIMAの構成について、どうインタビューしたのか?
佐村河内氏から謝罪文がでたので、Nスペ担当者の著者からの説明もしっかり聞いてみたい。

5つ星のうち 1.0 物語の共犯者 2014/2/7
By アハルテケ
形式:単行本テレビの番組をつくるだけでなく、この手の本まで出版して虚構の物語を流通させたのですから、この古賀某は詐欺師の共犯者といわれてもしかたがないのではないか。
NHKの朝の情報番組「あさイチ」では2013年に3回もこの詐欺作曲家を取り上げている。そして、この「あさイチ」のディレクターが他ならぬ古賀某。自分の番組を私物化していた証拠です。公共の電波で何をやってるのか。NHKにチェック機能がなかったことも大きな問題ですね。