中国毒餃子事件の展開を見ていると、中国人の特性をつくづく感じる。
彼らは絶対に謝らない、言い換えればいかなる場合でも、非を認めようとはしないのだ。これは、戦前でも、文革期でも決して変わらなかった中国人の生来の体質なのだ。
現時点で中国当局は、「日中関係を壊そうとする一部分子の仕業」というような表現をしているが、その分子が何国人かについて言及していない。これは、中国人から見れば、ある種の譲歩を示したことになるのだろう。
中国人の子供同士のケンカも同様だ。決して手を出すことはないが、周囲の人間に対して自分の正当性を主張してわめき散らす。最初に謝った方は、すべての罪を着せられるので、必至に言い返す…。この繰り返しなのだ。
文化大革命の時期には、職場単位で密告、告発が横行した。
その暗黒の経験が、さらに中国人をしたたかにさせたのかも知れない。謝ったら最後、自分の存在さえ否定されかねないので、ウソをついてでも、我が身を守ろうとする訳だ。
煮ても焼いても食えない中国人…。
こういう隣人とつきあうには、朝日新聞が主張するような「相互理解」「話し合い」ではダメなのだ。ときには毅然たる態度が必要なのである。
1月30日の事件発覚以来、中国政府高官が故意の犯行の可能性に言及したのは初めて。中国側も残留農薬が原因ではなく、故意の混入事件との見方を強めていることがわかった。ただ、魏副総局長は「分子」が日本人なのか中国人なのかなど具体的見解は明らかにしなかった。
日本政府が派遣した調査団は5、6の両日、ギョーザの製造元「天洋食品」の工場のある石家荘市を訪れ、工場の製造・包装工程を視察したほか、省検疫当局、市公安局などと協議した。調査団によると、工場内部は「清潔で管理も行き届き、特に異常はなかった」という。
一方、日本へのギョーザの輸入を担当した商社「双日食料」は6日、天洋食品工場での立ち入り調査を中断することを決めた。地元当局による調査を優先することを理由に、工場側から自粛を求められたという。