澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

出入国制限緩和 なぜ台湾を含めないのか

2020年06月29日 00時16分28秒 | 新型コロナウイルス
 台湾人医師・林建良氏が主宰するメールマガジン「台湾の声」に『出入国制限緩和になぜ台湾を含めないのか』という記事が産経新聞から転載された。
 
 「台湾を対象にしなかったのは中国の反発を恐れたからだろう。忖度(そんたく)もいいかげんにしてほしい。感染状況が落ち着いている台湾との往来再開へ動くべきだ。」

 この結語、出入国制限緩和だけでなく、日台関係全般について言えることだろう。


産経主張】出入国制限緩和 なぜ台湾を含めないのか

産経新聞2020年6月27日

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにとられてきた出入国制限の一部緩和が始まった。

 日本人ビジネス関係者らが25日、成田空港から飛び立った臨時便で、ベトナム入りした。海外との往来再開
の第一歩といえる。

 冷え込んだ経済を動かすために、出入国制限を段階的に緩和していくことは必要だ。ただし、国内で感染が再
び広がらないよう万全の策を講じることが前提だ。検査体制の充実を図ることが欠かせない。

 日本は水際対策として、111カ国・地域を対象に、外国人の入国を拒否し続けてきた。

 この制限は保ちつつ、例外的措置として、感染状況が落ち着いているベトナム、タイ、オーストラリア、ニュ
ージーランドの4カ国との間で、出入国制限を緩和していく。第1段階として、PCR検査などを条件に経営・管
理者、技術者、技能実習生などビジネス関係者らの相互入国を認める。

 菅義偉官房長官は25日の記者会見で「わが国の検査能力、体制の拡充は必要不可欠だ」と述べた。菅氏が、唾
液PCR検査の導入や海外渡航者のためのPCRセンター設置の考えを示したことは妥当である。

 空港の検疫要員の不足が伝えられる。往来拡大に備え、今のうちに人員を確保しておくべきだ。

 感染状況が落ち着いた国と相互に入国制限を緩和していくのは当然だが、感染拡大が懸念される国との間は、
経済関係が密接であっても安易に認めるのは危うい。

 たとえば中国は日本に制限緩和を求めているが、首都北京で感染拡大の兆しがある。同市幹部は「戦時状態に入
った」と警戒を呼び掛け、大規模なPCR検査を続けている。新型ウイルス感染症の発生国でもあり、中国との往
来には慎重な判断が必要である。

 日本政府の対応には極めて疑問な点がある。最初の往来の対象になぜ台湾を含めないのか。

 台湾は中国の隣に位置するにもかかわらず、迅速に新型ウイルスを封じ込めた。世界の模範といっていい。日本
政府は5月の世界保健機関(WHO)の総会で台湾の対応を高く評価していた。

 台湾を対象にしなかったのは中国の反発を恐れたからだろう。忖度(そんたく)もいいかげんにしてほしい。感染状況が落ち着いている台湾との往来再開へ動くべきだ。

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台湾の声

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中国人大学教授が台湾への武力侵略を公然と主張

2020年06月26日 19時46分24秒 | 社会
 林建良氏が主宰するメールマガジン「台湾の声」に驚くべき記事が掲載された。中国人である日本の私大教授が「中国による台湾の武力統一」を主張しているというのだ。
 問題の中国人教授は、山梨学院大学法学部の熊達雲教授。こんな人が「日中関係史」「アジア共同体論」を教えていて、しかも同大に設置されている孔子学院の学院長だという。

 日本政府による寛大で鷹揚な中国人留学生招致は、今やこのような人物を生み出した。国費留学で早稲田大学、大学院に学び、日本の大学で「反日」教育を進める。こういう中国人教授が今や各大学に配置されているとしたら、これは「目に見えぬ侵略」(Silent Invasion)ではないのか。
 

山梨学院大学法学部中国人教授】台湾への武力侵略を公然と主張

山梨学院大学法学部教授で山梨学院大学孔子学院学院長(日本側)の熊達雲(ゆう・たつうん)が喬良論文への評論で「中国がアメリカを抜くまで50年かかる。それまで待っていたら国内で動乱が起こるから台湾を武力統一せよ」と強硬な主張をしています。台湾への武力侵略、日本の同盟国アメリカとの開戦の必要性を公然と主張する中国人教授が日本の大学の法学部で教鞭を取っているなど大問題です。

熊達雲 山梨学院大学孔子学院HPより

喬良論文「アメリカのリズムで踊ってはならない」についての評論
出典:中美印象 US-China Perception Monitor
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原文は中国語


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『女帝 小池百合子』を読んでみた

2020年06月21日 19時56分33秒 | 読書
 売り切れと伝えられた話題の本 『女帝 小池百合子』(石井妙子著 文芸春秋 2020年)を入手。上念司がブログで「6月中に必読の書!」と言っている(下記映像参照)が、確かにそのとおり、都知事選が終わってから読んだら後悔するだろう。



 「何をしてでも有名になれという父、手に職を持ち、ひとりで生き抜いていかなくてはいけないと語った母。女の子なのにかわいそうにと憐れむように、蔑むように向けられた視線。
 彼女は宿命に抗った。そのためには《物語》が必要だったのだろう。
彼女は生涯において一度だけ、高い崖から飛び降りている。カイロ大学を卒業したと語った、その時である。
 《物語》がなければ、今の社会的地位を手にすることはできず、平凡な女の一生を歩んでいただろうか。だが、彼女に平凡な人生を歩めるような環境が、与えられていなかったこともまた、事実である。」(本書 p.426)


 著者は、このように小池百合子の人生を総括している。「女の子なのにかわいそうにと憐れむように、蔑むように向けられた視線」というのは、小池の顔にある痣(あざ)のことを指している。ホラ吹きで、滅茶苦茶な父親、娘の暗い将来を予感していた母親、その中では嘘と虚飾で固めた「百合子の物語」が必要だったのだろうか。

 「自分がどう見られるかを過度に意識した表情のつくり方、話し方、決めゼリフの用意。彼は自分の魅力の振りまき方を知っていた。ルックスと声質の良さ、ゴロ合わせのような言葉づかい、ダジャレで人の気持ちを掴む。彼もまた、《小池百合子》だった。(本書 p.374)

 この「彼」とは、小泉進次郎。進次郎もまた、「コロンビア大学大学院修士課程卒(政治学)」という学歴を看板にしているが、小池と同じように、その学歴が疑わしいとなれば、すべてのパフォーマンスが芝居じみてくる。
 
 小池や進次郎のような政治家がもてはやされるのは、要は、これが日本的民主主義の典型だからだろう。「一蓮托生」「同調圧力」のこの列島に相応しい二人なのだ。
 マスメディアは、決して本書を採りあげようとしない。都知事の学歴詐称を公にキャンペーンできるほど、腰の据わったマスメディアは皆無ということか。
 この本を読んだからには、小池に投票するのは止めようと思った。あれ、都民ではなかったが…。


【書評】『女帝 小池百合子(文芸春秋社)』内容に引き込まれた!6月中に必読の書! 上念司チャンネル ニュースの虎側

パッションフルーツの花が咲いた!

2020年06月16日 18時18分28秒 | hobby
 庭の片隅にパッションフルーツの苗を植えたのだが、今日見たら、きれいな花が咲いていた。
 苗を植えて今年で5年目くらいになるが、これまで花が咲いたのはたったの一回、しかも一輪だけ。ところが、今年は蕾(つぼみ)もあるから、結実への淡い期待が膨らむ。

 Wikipediaによると、パッションフルーツ(Passion Fruit)と言っても、「情熱」という意味ではないらしい。日本での学名は「クダモノトケイソウ」。時計のような形をしているからか。


 このまま暑い夏が続けば、パッションフルーツの実を手にできるかも知れない。





山本直純とフィードラー、そしてボストン・ポップス

2020年06月14日 17時16分55秒 | 音楽・映画
 つい先日、黛敏郎が司会する「題名のない音楽会」の映像がいくつもYouTube上にUPされはじめた。話には聞いていたものの、初めて見る映像は実に興味深く、「コロナ鬱」が吹っ飛んだ。

 山本直純(1932-2002)は、作曲家、編曲者、指揮者として、クラシック音楽のみならず、ポピュラー音楽の分野にまで大きな足跡を残した。一方、アーサー・フィードラー(1894-1979)は、ボストン・ポップス・オーケストラの常任指揮者(1930-1979)として、クラシック音楽の大衆化に偉大な貢献を果たした。山本が「日本のフィードラー」と呼ばれたのも、故なしとはしない。

 実は、私の手元にこんな本がある。

"Arthur Fiedler~ Papa,the Pops,and Me"
by Johanna Fiedler (Doubleday Publishing NY, 1994)

 長女・ジョアンナによる父アーサー・フィードラーの回想録。この中には、貴重な写真もいくつか掲載されている。





 クラシック音楽の伝統などなかった米国で、その普及のため、ポピュラー(通俗的)な名曲をならべて、大衆を楽しまる音楽会の様式が考案された。それがポップス・コンサート、あるいはプロムナード・コンサートと呼ばれるもので、聴衆は肩ひじ張らずに気楽にオーケストラ音楽を楽しむことができた。その最大の貢献者が、アーサー・フィードラー。

 フィードラーも直純も今や遠く忘れ去られた存在になったが、思いがけずこの映像に接して、過ぎし日を思った。

山本直純とフィードラー 

服部 克久氏が死去

2020年06月12日 17時57分36秒 | 音楽・映画
 作曲家、編曲者として知られた服部克久氏が死去。自ら「東京ポップスオーケストラ」を主宰するなど、日本におけるイージーリスニング音楽の普及に貢献した。TV番組のテーマだった「自由の大地」など、大編成オーケストラによる演奏は、まさに独壇場だった。

 訃報を聞いて初めて知ったのだが、谷村新司の『昴(すばる)』はこの人の編曲だったという。歌謡曲には珍しいホルンを使った冒頭部は、言われてみれば服部ならではだ。
 服部良一の子息として何不自由なく育ち、高校を卒業してパリ音楽院(コンセルヴァトワール)に留学。1950年代半ば、一ドルが360円の固定相場、大卒初任給が一万円くらい、敗戦国の傷跡が残る暗い時代に、服部克久はパリに私費留学したのだから、いかに恵まれた環境に育ったか分かる。

 私がこの人の存在を知ったのは、1980年代後半になってオーケストラによるポピュラー音楽演奏が斜陽になるなか、マントヴァーニやポール・モーリアを継ぐべく、自らオケの設立、演奏活動に乗り出してからだった。NHK FMでもイージーリスニング音楽をテーマにDJをしていて、氏のこの分野の音楽への愛着を知った。

 私自身、ユーキャンがリリースしたCD集「華麗なるマントヴァーニの世界」の企画、選曲に携わったことがあり、ムード音楽、イージーリスニングには人一倍こだわりを持っている。服部克久氏の訃報をきいたとき、「ああ、これで日本のムード音楽、イージーリスニング・ミュージックも終わったな」と思った。残念だが、この種の音楽が脚光を浴びる日は二度と来ないだろう。

 服部克久氏に心よりご冥福を祈りたい。

服部 克久 / 愛おしき人生(2016)[新作初演]


服部克久さん死去 父の偉業引き継いだサラブレッド
[2020年6月12日7時1分]  

作曲家の服部克久(はっとり・かつひさ)さんが、11日午前8時42分、心不全のため、都内の病院で亡くなった。83歳だった。父服部良一さんの偉業を引き継いだ音楽界のサラブレッドとして、ヒット曲の作曲や編曲を数多く手掛けたほか、テレビ番組を音楽で彩るなど、各方面で活躍し、日本の音楽シーンの発展に尽力した。
   ◇   ◇   ◇
日本の音楽シーンを彩ってきた巨星がまた1人、逝った。5月中旬には、公式ホームページで「桜も散り、ゴールデンウイークも終わり、季節は雨のシーズンへと。僕はこの頃になると、音楽畑9に収録されている『緑の詩(うた)』が脳内でプレイされるんですよね。皆さんも古い音楽畑を掘り返して、聴いてみてください」とメッセージを掲載。関係者によると、最近まで近況をSNSにアップするなど、元気な様子だったという。
服部さんは1936年(昭11)、「東京ブギウギ」などヒット曲を生み出し、93年に国民栄誉賞を受賞した服部良一さんの長男として東京に生まれた。パリ国立音楽院に留学後、父と同じ大衆音楽の道を歩み、TBS系ドキュメンタリー番組「新世界紀行」のテーマ曲「自由の大地」や、「ル・ローヌ」「すごい男の唄」などの作曲をはじめ、谷村新司の「昴-すばる-」や、竹内まりやの「駅」など、ヒット曲の編曲を数多く手掛けた。
80年には、山口百恵さんの引退公演の音楽監督も務めた。またテレビでも、フジテレビ系「ミュージックフェア」の音楽監修をはじめ、TBS系「ザ・ベストテン」のテーマ曲を手掛け、CMや社歌も手掛けた。自作を思い通りに編曲プロデュースするアルバム「音楽畑」シリーズは、昨年まで22作に及ぶなど、作・編曲した作品は3万~4万曲を超えるとも言われている。
東京音楽大の客員教授のほか、国際博の音楽プロデューサーなど音楽活動のかたわらで、音楽祭の理事や審査員を務めた。また日本テレビ系「午後は○○おもいッきりテレビ」では20年近くコメンテーターを務めるなど、お茶の間にも親しまれた。
長男の隆之氏も作曲家として活躍し、孫の百音もバイオリニストとして活動中。昨年は、3人で共作した「ル・ローヌ(河)」を発表するなど、音楽一家として知られた。

「卒業証書」をめぐるこの二人 小池百合子と小泉進次郎

2020年06月11日 08時24分06秒 | マスメディア
 「東京アラート」で都民を煽り続ける小池・東京都知事。どう考えても、今夏の武漢ウイルス騒ぎはもう収束しているはずだ。なのに、知り合いの一年生Kちゃんは、6月になって入学した小学校で「マスクを着けて」「近づいてはダメ」「話をしてダメ」「花の水やりは”密”だから禁止」とか言われて、滅入っている。この子も「小池劇場」の犠牲者の一人ではないかと思えてくる。

 その小池都知事は、カイロ大学の学歴詐称疑惑を抱え、都知事立候補に当たってどう対応するか注目されていたが、案の定、エジプト方面から援軍が現れた。「卒業詐称疑惑をカイロ大が否定”正式証書”」というニュースだ。(下記参照)


 小池の疑惑をカイロ大が正式に否定したことで、今話題の本「女帝 小池百合子」の売り上げに響くかもしれない。私は、買って読むつもりだが。
 小池の現在の立場、人脈から考えれば、カイロ大に疑惑を否定させる政治力は、十分にあるはずだ。カイロ大の声明さえも、小池劇場の一幕だと考えた方がいいのかも。

 学歴詐称で連想するのが、小泉進次郎。コロンビア大学大学院修士課程(政治学MA)修了という、華々しい経歴。小池とは異なって、麗々しい卒業証書をお持ちのようだ。だが、結婚後、大臣になって、人気急降下の小泉だから、意地悪なマスメディアが学歴取得の裏側を暴く可能性もないではない。個人的には、こちらの方が面白い、というか興味深い。Fラン大学から米国名門大学大学院へ、このありえない話は、ドラマにとっておきだ。

 要は、厚顔無恥で権力欲、支配欲、物欲が際立ち、親の庇護が加われば、こういうモンスターが生まれるということか。


小池知事の卒業詐称疑惑をカイロ大が否定「正式証書」
[2020年6月9日22時14分]

東京都の小池百合子知事がカイロ大を卒業したとするのは学歴詐称の疑惑があるとの週刊誌報道などを巡り、エジプトのカイロ大は8日付で、小池知事が「1976年にカイロ大文学部社会学科を卒業したことを証明する」との声明を出して疑惑を否定した。
モハンマド・エルホシュト学長名の声明は「卒業証書はカイロ大の正式な手続きにより発行された」とし、日本のジャーナリストが証書の信ぴょう性に疑義を示したことは「大学と卒業生への名誉毀損(きそん)で看過できない」としている。
カイロ大はこれまでも学歴詐称疑惑に関し、小池氏の卒業を認めてきたとされる。広報担当者は電話取材に「小池氏はカイロ大を卒業している。議論の余地はない」と強調した。
エジプトの政府系紙アルアハラムは2016年、小池氏の紹介記事で「カイロ大の卒業生」と伝えている。(共同)


コロナ禍 小1新入生が可哀そう

2020年06月09日 08時11分49秒 | 新型コロナウイルス
 小学一年生の子どもがいる人に話を聴いた。
 
 入学を楽しみにしていたのに、4・5月は自宅待機。6月になって、ようやく授業が始まったのだが、二部授業のうえ、毎日検温表を提出、私語は禁止なので、友達もできないという。
 そのため、この新入生は登校前、吐き気を訴えるようになったという。学校が始まって二週間目にこの有様。

 一日中、家の中にいて、マスクを着けられ、コロナ情報満載のTVを見る。こんな毎日が二か月も続けば、子供の成育上、いいことなど何もない。学校は社会性を身につける場であるのに、このままでは「教育収容所」に堕している。

 マスメディアが世論誘導でコロナ危機を煽り、一蓮托生の運命を強調すれば、同調圧力に屈して黙り込んでしまう国民性。従順なレミングのような日本人は、何もできないのか。「今こそ子供を救え」(魯迅)と誰か言わないのか?
 
 
 
 

台湾の成熟した民主主義―現職市長を公正な手段で罷免

2020年06月07日 19時42分14秒 | 読書
 林建良氏が主宰するメールマガジン「台湾の声」 は、既存マスメディアが積極的に取り上げようとしない台湾をめぐる政治、社会経済を採り上げる。購読は無料なので、興味のある方はぜひ。

 最新のメールでは、「韓国瑜・高雄市長のリコールが成立」を特集。台湾独立運動の指導者・王育徳氏の長女・王明理女史が、台湾の成熟した民主主義を詳しく論じている。
 下記のとおり引用させていただく。


台湾の成熟した民主主義―現職市長を公正な手段で罷免
 
                      王 明理・台湾独立建国聯盟日本本部委員長
                         
 
 6月6日、高雄市で行われた罷免投票により、韓国瑜市長のリコールが成立した。
韓国瑜市長は2018年11月25日の首長選挙に国民党の候補者として出馬し、民進党の牙城と言われていた高雄市で当選。その勢いをかって、総統選挙の国民党候補となった。
 
市長当選の理由は庶民的な言動と「私と一緒に中国と仲良くして儲けましょう」というノリで掲げた調子の良い公約であったが、公約はほとんど何も実行されなかった。しかも、市長になったばかりなのに、職務を放棄して総統選挙に出る無責任さに高雄市民は深く失望した。市長当選前から中国の支援を受けていることも知られており、昨年の香港の民主化を求めるデモに対しても、民主派に冷たい態度を取ったことから、この人に政治を任せられないという気運が高まっていった。他にも、役所にまじめに登庁しない、重大な約束の時間に遅刻する、女性蔑視、不誠実さなどなど、市民が辟易する要因は多かった。結局、韓国瑜は今年1月の総統選挙で、蔡英文総統に大差をつけられて敗北し、市長の椅子に戻ってきたが、高雄市民は民主主義の手法にのっとってNOをつきつけたわけである。
 
民主主義国家では、在職者の罷免には高いハードルが課されているのが普通である。今回の場合も簡単な道のりではなかった。その成功は、台湾の民主主義の成熟度を表わすものであった。
 
高雄市の全有権者(229万9981人)の1%以上(約2万3千人)の「提議」署名提出、審査通過後、60日以内に10%(約23万人)以上の市民の「連署」を提出、6月6日の「罷免投票」で全有権者の4分の1(574,996人)の同意票を得、かつ不同意票を上回ることが必要であった。
提案したのは、若い高雄人4名で、昨年6月に罷免請求運動を始めた。「提議」が可能になる市長就任から1年経った2019年12月26日に、台北の中央選挙委員会に約3万人分の署名を提出し、「連署」には30万人以上の署名を集めた。
そして、迎えた6月6日、必要数を大きく上回る93万9090票の同意票が投じられ、韓国瑜市長のリコールが成立した。ちなみに、不同意票はわずかに2万5051票であった。
 
敗戦の弁で韓国瑜市長も国民党幹部も、「民進党政権が画策した結果だ」と民進党を批判したが、これは大きな間違いである。NOをつきつけたのは高雄市民であり、地道な草の根運動の積み重ねであったことを、もし、国民党が見えていないのであれば、まさに国民党は終わりである。市民の気持ちと乖離し、政治センスを失っていることを自ら公言したも同然である。
 
今回の投票の為に、台北や台中に出ている若者達はわざわざ切符を買って、故郷高雄に戻ってきた。私の知人は5月末に予約していた航空券をキャンセルしてまで地元に残って投票した。まさに高い民意がもたらした結果なのである。
一つ注目してほしいのは、罷免投票成功は選挙における投票率の高さと双子の関係にあるという点である。今年の総統選挙、立法委員選挙においても、その投票率の高さが世界中から注目された。台湾国民は、自分たちの運命を任せる政治家を選ぶことに真剣に取り組んでいる。だから、選んだ政治家が何をするのかに関心を持ち、見守っている。
 
これは、台湾が戦後50年近くも国民党の一党独裁政治体制を経験したことに深く関係している。李登輝総統時代にやっと触れることができるようになった民主的選挙の大切さを身に染みて理解しているのだ。今の香港の活動家と同じように、長い間、台湾の民主化を願い闘って来た台湾人が大勢いる。もし、今の自由を手放して、独裁国家の軍門に下ることになったら、再び苦悶の歴史を歩まなければならない。絶対にそれを阻止する、自由と民主主義を守るのだという気概が、台湾人の共通コンセンサスになっているのである。
今回の罷免成立は台湾人の高い意識の表れであり、民主主義を成熟させてきた証拠だと言える。
 
 
 
 
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小池知事学歴問題の本質は?

2020年06月07日 08時13分55秒 | 政治
  Q.このコロナ禍はいつ終わるのか? 
  A.都知事選の開票日(7月5日)。小池が再選される時だよ。

 こんなジョークが流行りそうな気配。
 豊洲市場問題で無能ぶりを露呈した小池百合子・東京都知事だが、コロナ騒ぎを追い風にして楽々再選の勢いらしい。
 
 ところが、藤井聡・京都大学教授がラジオ番組の中で「小池都知事は再選の勢いだが、想定外の事態が起きる可能性がある」という趣旨の発言をした。それが小池都知事の「学歴詐称」疑惑を指すことは言うまでもない。

 カイロ大学卒の学歴が詐称だと認められれば、当選が無効になる可能性が高まる。小池が今次の選挙公報に「カイロ大卒」と書くのかどうかが注目される。

 小池百合子の人格形成について、清水有高という人とトランスジェンダーで有名な安富歩・東大教授との興味深い映像を見つけた。小池現象を解くカギは「はったり」にあるというのが結論だろうか。
 興味ある方はぜひ。

東大教授と語る【小池知事学歴問題の本質】小池百合子知事・カイロ大学・学歴問題の本質。安冨歩教授電話出演。一月万冊清水有高。 

マントヴァーニの「フィルム・アンコール」(BBC Mantovani Show)

2020年06月05日 23時48分20秒 | 音楽・映画
 1960年代初めに日本でもTV放送されたという「マントヴァーニ・ショー」。私自身はリアルタイムで見たことはないのだが、DVD化されたいくつかの放送分は見ている。
 最近になって、YouTube上に私が未見のものがUPされているのを知った。

 マントヴァーニの「カスケーディング・ストリングス」(Cascading Strings 滝が流れ落ちるような弦楽器の響き)は、かつて一世を風靡した。
 
 モノクロの画面で見るマントヴァーニの音楽は、一見して古色蒼然、骨董品のような趣と言えるだろう。だが、PA(Public Address)を使わない、生のオーケストラ音楽は、クラシック音楽と比べても遜色がない。

 初めての方は、ぜひ美しい弦楽器の響きに注目していただきたい。「フィルム・アンコール」という番組タイトルは、マントヴァーニのLPレコードと同名(1958年リリース)で、彼の最大ヒットアルバムとなった。


Mantovani: Film Encores | Full HD Movies For Free | Flick Vault

コロナ禍の横浜を散歩

2020年06月05日 04時26分03秒 | 散歩
 6月4日、「県境を越えての移動は自粛を」という黒岩・神奈川県知事のお言葉をよそに、「東京アラート」発令下の危険地帯を抜け出して横浜散歩。

 いつも駐車する「東横イン」は「5月1日より当分の間、宿泊者以外の駐車お断り」とのことだったので、対面のビルに駐車。横浜は、駐車場料金が安いので、気軽に来れるのがいい。

 NHKニュースやTVワイドショーばかり見ていると、マスメディアの世論誘導にまんまと乗せられ、「新型コロナウイルス」が巨大な悪魔のように思えてくる。PCR検査数が足りない…、諸外国に比べると…、韓国では…こんなご託宣に耳を傾けず、美味いものでも食いに行こうかというのが、今回の「県境突破」の趣旨だ。

 正午ごろ、中華街に着く。横浜ローズホテル前の「南粤美食」(なんえつびしょく)という広東料理の店へ。コロナ騒ぎ以前には、いつでも行列の店だったが、今日は前に二人連れが待っていただけ。海老ワンタン、広東風釜飯、鳥の塩焼きなどが名物なので、私たちは海老ワンタン(980円)、釜飯(1680円)を注文、お土産に鳥の塩焼き(800円)、手羽煮、粽(ちまき)二個を買った。しめて七千円くらいだった。

 海老ワンタンは塩味が強いが、文句なしに美味。釜飯は腸詰、干し貝柱が美味だが、量が少ないうえに、値段が1680円と高い。ローズホテルのランチが1500円だから、つい比較してしまう。


 食事のあとは、台湾スイーツの店「Meet Fresh」(ミートフレッシュ)で好みの豆花を選ぶ。この店は二度目だが、ひとりも客がいないのが気になった。



 山下公園の人出はまばら。ベンチは「三密を避けるため」として、間隔が空けられていた。大桟橋にはどこか見たようなクルーズ船が、またもや停泊中。ネットで検索したが、船名は公開されていなかった。



 外国人観光客がいなくなった横浜は、清潔さと安心感が戻った。私たちは、夜の接客業の店(早く言えば、性風俗)に行くわけでもなく、マスクを着けて散歩するだけ。これまで、いかにマスメディアに煽られて、過剰情報を信じ込まされてきたか、改めて実感した。コロナに惑わされず、街に出よう、か。