the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 




GITANESさえあれば面白い展開になっていたはず。
それとは無関係に・・・。


「いくつに見える?」
会話は弾んでいるようだった。

いつもランチを食べるカフェ。
奥まったテーブルしか空いていなかったので、そこに座ったのだが、
隣に女性6人組が陣取っていた。会話は弾んでいるようだった。

「えー、いくつ?」
「私でちょうど40。」
『で』をわざわざ付けた真意はわからないが、見た目若さ自慢大会
の最中だったようである。

「上の子は野球?」
「いやいや、ウチはサッカー。」


どうも、幼稚園に子どもを通わせている母親の集まりだったらしい。
会話の端々から、お互いの情報を少しでも得ようとする様子が
見て取れ、どうやらみんな4月から付き合い始めたようだ。
まだ日は浅い。


堪らぬ騒音だった。


寺院でもあるまいし、食事中は物音をたてるなとは思わない。
それぞれ楽しめばいいのだが、度が過ぎていた。

「ギャハハハハ!!!」と一斉に笑う。
中には、誰かが言った言葉に対して、下級芸人のごとく手を
パチパチパチと打つヤツがいる。

普段は比較的静かなカフェは、自分の声も聞こえづらいような
環境になってしまっていた。


会話は自宅の間取りや、英会話の月謝の話に移り、
そして皆で熱く教育問題について意見を交換していた。
手を叩きながらバカ笑いしながら。


どれだけ教育を熱く語っても、
まったく周囲を見ることもできないあなた方の子どもたちなのだから、

多分いろいろ無理。




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