GITANESを線香代わりに。
それとは無関係に・・・。
3年前。
自宅から結構遠方の本屋で、本当に予備知識皆無で何気なく手に取ったのが
墨いろ/篠田桃紅
という本だった。
帰りの電車の中で読み始めたら、あっという間に1時間の道程が終わってしまった。
珍しく、気になる個所があるページの端を折って、かつ
手帳にいろいろメモしながら再読した。
篠田桃紅さんが亡くなったそうだ。
107歳。
因みに、同年に森繁久彌が生まれている。
墨いろを出版したのは1978年、60歳半ばで
私が買ったのは加筆・新装版。2016年の出版のもの。その頃に加筆したとしたら
当時102歳。
なんとまあ。
とにかくこれだけ興味をそそる事が淡々とギュウギュウと詰まった本は
あまりない。
最近読むエッセイ・随筆は篠田桃紅、須賀敦子、内田洋子氏と、
女性のものが圧倒的に面白く感じる。
理由は知らないし、要らない。
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