GITANESがあればきっと吸いながら。
それとは無関係に・・・。
立ち読みという行為が
どうにも気に入らない。
もちろん、本をすべてジャケ買いするべきだとも
思わないし、表紙とタイトルだけで判断すべし派ではない。
洋服で言うならば試着は必要なことだし、本も一緒だろう。
中身を見ることを許されているならば、ぜひちょっと見てみたい。
しかし、がっつり読みつくす立ち読みはどうなんだろうか。
特に雑誌。
あんなもの、眺めてしまったらもうおしまいだろう。
買う必要もほぼなくなる。
その棚の前を堂々と占有して、誰が近づいてきても
スペースを譲ろうとせずに読みつくす人がいるが
ああ言うのは膝や肘を巧みに使って少しずつ押して
ずらしていかなければならない。
中でも「投資」や「利殖」の本を立ち読みするヤツは
何を考えているのだろうか。
その雑誌代すら払おうとせず立ち読みするような奴が
投資で成功する訳がない。まあせいぜい失敗しなさい。
毎夜、入浴のまえに歯を磨く。
歯ブラシをくわえたまま向かうのは書斎(という名の書庫)である。
自分の書斎でする立ち読みはこの上なく愉しい。
なにしろ全て自分で選んだ本なのだから、全て興味を持てる本である。
どの背表紙にも興味があるし、中にはまったく買った覚えのない
本もあって、そうなるといよいよ立ち読み気分になる。
ちょっとした並び替えをしたりすると止まらなくなるので
いい加減なところで歯磨きを正常に終える。
無上に愉しい立ち読み場所は、自宅に限る。
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