the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 





GITANESを吸っていたのだろうか。
それとは無関係に・・・。

将軍たちの夜
という映画があった。
アラビアのロレンスを演じたピーター・オトゥール
が主役の映画で、撮られたのが1966年というから
随分古い。

学生の頃これをテレビ放送で観たことがあった。
もちろんその頃はBSとかCSとかWOWOWとかなんとか
そういうのもない時代で、深夜普通のテレビチャンネルで
古い映画などを放映していた。
将軍たちの夜はなぜか親父と、なんとなく観ていた。

最近はいろいろな方法で昔の映画を放映してくれるように
なり、うちではもっぱらCSなのだが、今年また将軍たちの夜
が放映された。
数十年ぶりにそれを観たのだが、やっぱり面白い。
面白いのは主役のピーター・オトゥールなのだが
狂気と素面を行ったり来たりする演技が
「気持ちいいだろうなあ」と思うほど面白いのである。
『狂気とは理性以外のモノをすべて失った状態だ』
という言葉もあるが、まさにそんな感じの。
小刻みに揺れる顔がクセになる。

古い映画が民放の深夜帯に放映されるというのは
思えば幸せな時代だったようにも思う。

カサブランカはNHKだったが、その他にも
上流社会、俺たちは天使じゃない(ハンフリー・ボガート版)、
三つ数えろ、ハメット、チップス先生さよなら、
雨に唄えば、さらば友よ、
などなど。
そのような映画を上映する映画館が身近にはなかったので
古い映画を知る貴重な手段は民法の深夜放送だった。
面白かった。どこかの何かを真似したくなるような
映画が多かったような気がする。

将軍たちの夜 のピーター・オトゥールの歩き方には
少しだけ真似した記憶がある。

彼は2013年に亡くなっているから、もう新しい
登場作は出てこない。

今度、彼が主演の チップス先生さよなら のDVDを買おうかと
思っている。
1000円だ。
安いなあ。




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