最適な道具（第２２５３話）

GITANESがなければ画竜点睛を欠く。
それとは無関係に・・・。

夏季のいくつかの連休や定休日でも
こういう状況下では出掛けるのも憚られるから
必然的に読書している時間が多くなる。
それに好ましい環境については先日書いたが
さて、どんな姿勢が理想的だろうかと考えた。

ダイニングのイスで読むこともある。
しかし長くは続かない。この木製のイスは
食事程度の時間なら非常に快適だが
ちょっと堅い。

リビングのソファは姿勢が少々崩れても
大きいから大丈夫だし、柔らかいからそれなりに
使えるのだが、布製なので長時間座っていると暑い。

屋外のプラスチック製のイスはまあ、時間帯や
季節によっては快適だろうけど、この時期は直射日光
と蚊との戦いになる。
また先日来の大雨ではアクアラングがなければ無理である。

和室の畳ではどうか？
畳は嫌いではないので座布団を敷いたり
寝転んだりと、姿勢を変えながら読書できるところがいい。
どうせなら書見台を置き座布団に端座して
小難しい本でも読んでいる最中に、
「何奴！」などと叫びながら槍で天井を突いてみたいが
残念ながら槍もなければ書見台もないし脇息もない。

和室の片隅に置いてあるマッサージ機は
実は読書に適している。なによりも背もたれの角度も
脚置きの角度も変えられるというのが強みだ。
ただこのパナソニック製、合皮なのでじんわり汗をかいたり
するほど暑い。

本命の書斎はどうか。
デスクに置いていた椅子は邪魔だから取っ払った。
Lコルビュジェの一人掛けソファを置いているが
もちろん「なんちゃってコルビュジェ」なもんだから
これも合皮だ。汗もかくし、最近ではどんどんひび割れして
座るのがなんとなくイヤになっている。

以上のことなどからして、もし新たに機器を
導入するとしたら、
・背もたれや脚置きの角度が変えられる。
・座面・背面に通気性がある。
・安価である。

というような特徴が挙げられるだろう。

検索してみたらコールマンなどでそういうチェアが
販売されている。しかし１万円程度はする。
ここはアイリスオーヤマに頑張っていただきたい。

まあ、
場所をいろいろ変えながら、姿勢もいろいろ変えながら
椅子もいろいろ変えながら読むのがいちばんいい
ということだけはわかった。