都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
一(いち)富士(ふじ)二鷹(たか)三茄子(なすび)
初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。
◆一に富士山、二に愛鷹(あしたか)山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。
大辞泉
江戸時代からのことわざで、由来は諸説あるが、将軍徳川家康に縁の深い駿河の国(静岡県)の名物を、日本最高峰の富士山、富士に棲む名鳥の鷹、他国よりも早く産出するがも初茄子を並べたとされる説が有力である。
他に、駿河の国で高いものを並べたという説、「富士」が「不死」に通じるので不老長寿を意味し、鷹は「高、貴」と通じるので出世を意味し、茄子は実がよくなるので子孫繁栄を意味するという説もある。
初夢は元旦の夜あるいは二日の夜に見る夢で、昔は節分の夜から立春の朝にかけて見る夢とされていた。
あとに続けて「四扇五煙草六座頭」などともいう。
故事ことわざ辞典
富士と扇は末広がりで子孫や商売などの繁栄を、鷹と煙草の煙は上昇するので運気上昇を、茄子と座頭]は毛がないので「怪我ない」と洒落て家内安全を願うそうです。
しかし、「四扇五煙草六座頭」は、後になって講釈師が付け足したものとも言われます。
ちなみに、室町時代から、「良い夢を見る方法」と言うものが伝えられています。
その方法は、七福神の乗った宝船の絵に、「永き世の 遠(とお)の眠(ねぶ)りの 皆目覚め波乗り船の 音の良きかな」と書き、それを枕の下に入れて眠る事です。
この「永き世の…」の一句は、よく読むと回文(上から読んでも下から読んでも同じ)になっています。
「ながきよの とおのねぶりの みなめざめ なみのりふねの おとのよきかな」
それでも悪い夢を見た場合は、この絵を川に流し、縁起直しをします。
単純に、大晦日から元日の夜に見る夢が必ずしも初夢とはなりません。
江戸時代には「大晦日から元日」「元日から2日」「2日から3日」の3つの説が現れました。
「元日から2日」は、大晦日から元日にかけての夜は眠らない風習ができたことが理由とされています。
「2日から3日」の由来ははっきりしませんが、書初めや初商いなど多くの新年の行事が2日に行われるようになったのに影響されたためとも言われています。
江戸時代後期には「2日から3日」が主流となりましたが、明治の改暦後は、「元日から2日」とするようになりました。
これも、新暦と旧暦の日付の違いによるのかもしれません。
いい夢、見ましたか?
したっけ。