岩沙参(イワシャジン)の花が咲きました。
中国の漢方薬「沙参」に由来し岩場に自生する様子から付いた名前です。
野草の愛好家には「沙参に始まり沙参に終わる」と言う格言があるほどポピュラーであるが奥が深い種類です。
何とも言えない華奢な感じがいいんです。
沙参は『神農本草経』の上品に収載された生薬です。「味は苦で,性質は微寒。血積,驚気を主治し,寒熱を除き,中を補い肺気を益する」と記され,『名医別録』では「胃痺,心腹痛,結熱,邪気,頭痛皮間の邪熱を治療し,五臓を安んじ,中を補う」と追加されています。 |
岩沙参(イワシャジン) 根際から生える葉は卵形である。 茎につく葉は細い披針形で、互い違いに生える(互生)。 葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。 鐘形をした紫色の花が多数垂れ下がる。 花冠の先は浅く5つに裂ける。 花径は15㎜から25㎜くらいである。 萼片は5枚、雄しべは5本である。 花の色は白いものもある。 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。 沙参(シャジン)というのは釣鐘人参(ツリガネニンジン)のことである。 和名の由来は、岩場に生える釣鐘人参(ツリガネニンジン)の仲間というところからきている。
学名 Adenophora takedae 和名 岩沙参 分類 キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草 原産地 日本固有種で、※フォッサマグナ要素の植物である。 本州の関東地方から中部地方にかけて分布し、山地の湿った岩場に生える。 英名 ありません 開花期 9~10月 草丈 30~70㎝ |
※フォッサマグナ要素
植物の分布状態は気候や土壌、地質学的歴史などにより決まってくる。フォッサマグナ(糸魚川~静岡構造線の東側の地溝帯)の南半分の地域に限られた分布をする植物群のことをフォッサマグナ要素と呼ぶ。フォッサマグナ要素の植物は、新生代第四期(約300万年前~現代)の激しい気候変動と火山活動という環境で分化した種類とされている。
フォッサマブナ要素には以下のものがある。
イワシャジン(岩沙参)
ハンカイシオガマ(樊噲塩竈)
フジアザミ(富士薊)
マメザクラ(豆桜)
#StandWithUkraine
清楚で可愛いですね。
こちらでは育ちそうにないです。
良いですねぇ。
涼しげですよ。
そちらでは無理ですね^^
したっけ。
折れないでね、って手を添えたくなりそう^^
まだ蕾もたくさんですね。
そうです。
折れないように、リングで支えています。
まだまだ咲きそうです^^
したっけ。
育てましたよ。
でも増えずになくなってしまいました。
儚いお花だと思ってます。
また挑戦…無理かな。
儚さがいいですね^^
したっけ。