「一」、「二」、「三」、「四」。みなさんは普通に書いていると思います。
しかし、よく考えいぇください。「一」、「二」、「三」と横棒の本数で表してきた物が突然「四」と変化しています。
ということで、今回は漢数字「四」の不思議について調べてみました。
まずは一、二、三についての成り立ちを調べてみましょう。すると、「横線の数で数字を表した漢字である」ということが分かります。
棒一本。1を示す。
二つの物がくっついて並んでいるさま。2を示す
一が三つで3を示す
「一」、「二」、「三」は分かりやすいです。
このように、概念を図形的に説明した漢字の作り方を「指事」といいます。
指事(しじ)とは、漢字の造字法を表す六書(りくしょ)の一つ。指事によって作られた字を指事文字(しじもじ)という。指示文字、指字文字の表記は誤り。筆画の位置関係により抽象的概念を表すものを言う。 例えば、「上」と「下」は、横棒の上に点があることで「うえ」を、下は横棒よりも点が下にあることで「した」を表している。また、「未」は木の下の方を意味し、「末」は木の上の方を意味している。「本」は木の根本にあるものである。 Wikipedia |
このような指事の考え方のもと、「数字の1という概念」は「横線1本」で表せる、ということで漢字の「一」が生まれました。
それでは、なぜ「四」は横線4本にならなかったか?
しかし、IMEパッドで横線4本を引くと「亖」という漢字があり、読みは「シ」となっています。
「亖」をしらべると「指事。四の古い形(金文以降は「四」が一般的)」とあります。 横棒4本で意味は4。これほど明快なことはありません。
しかし、この「亖」は現在では使われません。つまり、漢字としてはあるのですが使われなくなったのです。
なぜ「亖」は「四」にとってかわられたのでしょう。
『ニコニコ大百科』には「昔の字形は「亖」であり、一、二、三と同様の形である。亖では三と紛らわしいので四の形を用いるようになったという」とあります。
確かに紛らわしいです。
ローマ数字を見ても同様なことが伺えます。
「Ⅰ」、「Ⅱ」、「Ⅲ」、「Ⅳ」。漢字だけではないのです。
漢字とローマ数字が共に4以降で表記法を変えているのです。
「線4本は何か嫌だな」という心理があると考えられます。
ローマ数字の定義がはっきりしない時代は4 をIVでなく「IIII」、9 をIXでなく「VIIII」と表記していたそうです。
それでは、「四」とは何でしょう。
「四」の成り立ちを見てみましょう。
四 = 口 +八 → 図
口から出た息が分散するようす。口から息が出るときの
音「シ」が、4を表す音と同じため、4の意となった。
「四」はもともと「口の中に歯や舌が見える様子」を表した漢字で、本来の意味は「息」。
全然4とは関係ありません。
「亖」は「シ」と読む漢字でした。「四」も「シ」と読めます。
そこで、紛らわしい「亖」を使わずに「四」を使うようになったと考えられます。
この「字の転用」のことを「仮借(かしゃ、かしゃく)」といいます。
仮借(かしゃ、かしゃく、假借)とは、漢字の造字法および用字法を説明する六書(りくしょ)の一つ。その語を表す字がないため、既存の同音あるいは類似音をもつ字を借りて表記することをいう。当て字の一種だが、特に一字で表記し、定着して後まで伝わったものを指す。 Wikiped |
この仮借により、もともと全く「漢数字として作られていなかった四」が「4」の意味で使われ始めたのです。
「4」の意味で使われ始めた「四」は、「亖」の不人気も手伝い、次第に「漢数字の4」としての立場を確立していきます。
そのため、「息」を表す別の漢字が作られました。分かりやすさのために口へんを付けて「呬」です。
呬 画数:8 音読み:キ、 チ、 レイ、 リョウ 訓読み:いき、 いこう Weblio辞書 |
五 → 図
物の交差したさま。片手で数字を数えるとき5で
折り返すことから5を示す。
これで「四の不思議」は解決できたでしょうか?
したっけ。
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海鳩
―潮騒が希望だったー
ぐしゃぐしゃに砕かれた大顎の破片が散乱し
ているのは知っていたがここのものではない
さんざん悪質を通過しなお何ものとも繋がら
ない兵器的非感覚の海を死生の循環の内へと
流し込むなど可能かぶふぅィ暫し棘状の海塚
にうずくまりわたしたち固有の肉体がはぜる
記憶のふあんに堪える堪えて噛む海鳩が翔ぶ
〈母ァさん 母ァさん〉
あなたさえ答えようもないのです
(後略)
あったんですね。
知りませんでした^^
亖は四に負けちゃった。。。
やっぱり四の方がいいように思います^^
漢字の世界にも生存競争があるんですね^^
したっけ。