食品産業の見本市で色々な検査機械が展示されている。うま味の分析機械、歯ごたえの機械もある。塩分、糖分などは当然あるが食品に触れないでセンサーだけで分析できるものさえある。
ただ分析が不十分なのは消費者の気持ちで、どんなとき購買され、また何時飽きるかがよく解っていない。この分析が出来ればヒット商品の興亡がわかるのでロスが減ることになる。しかしこれは永遠に出来ない気がする。子供の遊びで『影踏み』というのがある。自分の影を踏む遊びだが夕方長くなった影をいくら影の先を踏もうと思っても踏めない。しかし、遊びをあきらめても影はついてくる。真昼は陰が短いのでうまく体制を整えれば影の頭を踏むことが出来る。
動きの不明な消費行動も影踏み遊びと同じで時期を選択すれば分析できるかもしれない。