東京都中央卸売市場大田市場のさかなの日
偶然このチラシが手に入り、東京都の市場祭りで大田市場は1年おきの開催で今年のリストにに載っていないと思い急遽行って見ることにした。仕事で大田市場に車で何回も行ったことがあるが、シルバ-パスのバス便では行ったことがない。さらにチラシを見ると午前6時から午前9時までの開催で他の市場で土曜日に一般消費者を市場内に入れる狙いがあるのだろうか。東京都の市場内の安全担当者は場内での事故を恐れているので普通は入れないことにしている。タダ中に入って見ると、水産仲卸は豊洲市場でも低迷しているのに大田市場の水産部は展開が読めないので、結構にぎわっている土曜市の前触れを目指しているのだろうか。
バス停は後で調べると大田市場内には複数ある。水産部のあたりに止まり、十数人が下りるが自分は買物はしないので様子を外からチラ見で隣の付属商と言われる、市場参加者のための店を巡る。繁盛しているのは場内で働く従業員用の飲食店で、あとは青果関係の包装資材屋が目立つ。一番多いのがシャッタ-が閉じている店舗。これでは東京都が市場使用料を値上げできる要素はない。一応この店舗を借りるには規則が厳しい条件が付いていて、そのうち中国系の青果物付属商が出来ると思うが今の中国の態度では都議会の問答に堪えられる都の職員が出そうにもない。そこからガチ中華商材のうち青果は自然発生の市場外業者の世界と感じる。自分の知識ではアメリカの寿司ブ-ムを支えたのは統一教会系の水産貿易会社であると安倍元総理が暗殺された時に知った。韓国系の米国移民が韓国野菜と共に日本野菜をアメリカで栽培していて、日本のこだわり寿司職人が購入していた。モドキの寿司の経営者はアメリカでは韓国系が多く、そこで日本人が働いている所もあるようだ。日本の様に長い年月を下働きする必要はないし、場合によっては機械が握る。世界の寿司ブ-ムは日本人の知らない世界もある。
そんな考え事をしながら大田市場を午前8時の大忙し時間に歩いていて、久しぶりに緊張感のある市場散歩となった。電動タ―レ-と警告音を鳴らしながら走行するフォ―クリフトの騒音。気がついたのは大田市場ではまだLPGの液化ガスを運転席の後ろに積んだのが目立った。液化ガスのフォ―クリフトの方が価格は安いし、下取り価格が高い。それに充電場所も問題もない。黙っていてもLPGガスの交換業者が定期的に交換してくれる。ところが電動フォ―クリフトは終業時に電気の残量を確認し、電源コ-ドをつなぐ。過充電電池の劣化を早めるという。その上下取りは使った電池が使えないため、下取りが激安となる。
大田市場の事務所棟の前のバス停からJRの駅に戻る。隣の花卉市場も来年には覗いてみたい。ここは機械でセリしていて、さらに下げセリという。築地では荷受けの社員が最初の値段から手のサインで上げてゆくセリで初荷バカ高い値段は花卉の市場ではありえない。