年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

美人局の読み方から

2025年01月27日 | 宅老のグチ
最近の芸能不祥事が自分の予想以上に拡大している。過度のトランプ不安が消えたのだろう。築地にいたので多くの芸能人の下層階級の役者や下の裏方の人が築地で珍しい物を探していた。そんな記憶が今復活しつつある。
 自分は築地の松竹大谷図書館で漬物の裏話の文献探しをしていた。そこから国立劇場の最終公演ということで、最高裁判所付近をウロウロしていて、何か関係ありそうだと思いつつ、ここで脱線調査をすると新事実が出てまた遅れると思いつつ徘徊していた。その中で上方の文楽を知り、菅原文殊手習鑑を観ることになった。文芸の素養がないと自覚している自分がやったのは小学生向けの解説本だった。借りて読むと今に残る言葉で『菅原伝授手習鑑』の「せまじきものは宮仕え」というセリフの意味を知りたくなり、調べると枕草子から伝わっている。
 その意味は人間出来れば宮仕え(今で言えば会社勤め)はしない方が本人の為です .。西行が官職を離れたのも何かがあったのでしょう。
 最近のネットで結構昔話が復活している様子があります。ある大学の就職活動の講演会で学生がフジテレビの人は学生の高倍率の就活生の選択基準を尋ねました。コネもあると言ってました。タダ女子アナウンサ-はブスは採りませんと言い、実際に後の美人アナウンサ-を採用し、一時代を作り、他局が追従しました。この文章を書いた人はこれは美人局と書きフジテレビとフリガナを付けたいようだった。本当の読み方はつつもたせと読む。思わず座布団一枚と思った。
 何十年も昔の回答が記憶箱から復活し、今の言葉で社風と言われるとは想定外だろう。時代の変化は先を予想し、それに合う思考を普段から準備する必要がある。
 最近は訪問していないが、都営大江戸線大門駅付近に東京都の人権プラザという施設があって、そこには図書館があり、誰もいない席で人権問題の本が多数あって、背表紙を眺めていた。自分はハンセン氏病関係の文献を福神漬の脱線調査で文献を探していた。
 差別、区別等々  多くの事例から多分自分も差別していて、さらに差別されている。多分心の余裕が今はあるからで、冷静に読める。仕事をしていた時は会社の不都合も話せない時期もあった。自己の信念は会社から離れると時間が経って、昔話と出て来る。その前に亡くなってしまうと事実が消える。感想も消える。
 多くの老男子と老女子は自分史を書き残すべきだろう。書いてほしいのは成功事例でなく、不幸な事例の方が後の世に役に立ちそうだ。
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