年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

G20で日韓会談なし

2019年06月28日 | 宅老のグチ

東証1部の漬物会社ピクルスが内部株ということで株価上昇率の4位となったという記事があった。日経6/27夕刊。その理由として九州に作ったばかりのキムチ工場の成績が良いという。今の日本と韓国の政治環境が再び悪くなってどのような政治の影響が現実の漬物の世界にあるかどうか記録するのがこの日記の目的でようやく新聞記事として日韓関係悪化が表れてきたようだ。まだ新聞記者は業績が良いと言っているが漬物のことを知っている身としては全体の漬物需要は停滞していて国内の需要の取り合いである。韓国との関係が悪化すると在日系および韓国直輸入のキムチの特売が少なくなったりまたは売り場の縮小となる。そこに売り場の埋め合わせとしてピクルスのキムチが入って業績が良いということになる。

 戦後日本が敗戦で苦労していた時、朝鮮で戦争がはじまり、国内の工場が戦争の兵站工場となった。破壊された兵器や修理も行っていた記憶がある。そのような時期から日本で日本人による朝鮮漬という漬物ができた。これは韓半島で作っていた発酵した漬物と似ていることはなかった。朝鮮漬は日本の漬物分類では醤油漬となる。日本語でキムチと書いても裏面の表示でも醤油漬だった。これは戦後の物資不足の時代を名残で今では誰も知らない漬物の歴史である。醤油漬は過熱殺菌していたので発酵することはない。今は醤油漬と表示されているキムチの漬物が少なくなった。

コメント
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