ウリパパの日記

自由気ままに・・・

難台山のすずらん群生地 2020.5.12

2020-05-12 20:42:11 | 茨城県

道祖神峠の駐車場は満車です。吾国山へ少し登った途中の林道に車を駐車して難台山へ向かいます。

 

この一帯は筑波山地域ジオパークと呼ばれる自然公園に含まれています。国内で41番目の日本ジオパークとして2016年9月に誕生しました。吾国山から愛宕山にかけては一つのジオサイトとしてハイキングコースで結ばれています。笠間アルプスとも呼ばれています。今日歩くのはその一部で、道祖神峠からすずらん群生地に寄り道して難台山を目指します。道祖神峠から北へ向かうと吾国山。吾国山のカタクリ群生地は何回か訪れたことがあります。

 

急坂を20分ほどひたすら登り、尾根道から分岐してすずらん群生地へ下ります。

 

1kmほど下ると保護区域に到着。本州では希少な野生の日本すずらん群生地です。葉の下に小さな花が咲いています。柵の外からズーム。

 

保護区域の外側でも咲いていて、近くで観察することができます。

 

 

 

可憐な花ですね。

前回訪れたときにもブログで紹介しましたが、一時期盗掘にあって花が減ってしまったようです。残念なことです。

 

すずらんと共生する植物の紹介。

 

ちょうど良いタイミングでした。

 

保護区域の下にすずらん群生地の説明。ユリ科の多年草で、君影草の別名もあります。花言葉は、幸福、純潔、純粋です。

すずらん群生地で折り返し、難台山を目指します。

 

尾根道でわずかに咲き残っていたツクバキンモンソウ。白い花です。

 

こちらは紫の花。すずらん群生地へ向かうハイキングコースや尾根道で咲き終わった葉をたくさん見かけました。花のピークは4月下旬頃のようです。

 

2つ花を吊り下げるアマドコロ

 

こちらは花が一つで先端が開いています。初めて見ました。

 

ツボスミレ(ニョイスミレ)も満開です。

 

マムシグサです。茎に褐紫色の模様があります。マムシの皮膚の模様に似ているのでマムシグサと呼ばれるそうです。

 

すずらん群生地から標高差は200m程度でしょうか。30分ほどで難台山の山頂に到着です。

 

標高は553m。午前中に訪れた奥久慈男体山(654m)より100mほど低いですが、すずらん群生地の往復が加わるのと、登りがだらだら続くため、かなり疲れました。

 

周囲の案内版です。山頂は樹林に囲まれているため、冬場を除きこのような眺望は期待できません。

 

石祠がありました。周囲のヤマツツジが綺麗です。

 

手作りの山頂標識。

 

周囲が見渡せるのは南西側のみ。筑波山が見えていました。

今日一部を歩いた笠間アルプスを縦走する場合、水戸線の福原駅から吾国山、道祖神峠、難台山、さらに団子石峠、愛宕山を経由して常磐線の岩間駅に至る10kmほどのコースとなります。眺望が期待できる冬にでも一日かけて歩いてみたいですね。

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奥久慈男体山をハイキング 2020.5.12

2020-05-12 17:30:35 | 茨城県

5月、6月と毎週休業日が設定されて週休3日となりました。そして今日は茨城のアパートで迎える初めての休業日。会社のパソコンに電源を入れてはいけないので、完全フリーの一日です。今日は朝から曇り空で暑くもなく散策にはちょうど良い天気ですが、県境を越えた移動は自粛中です。三密を避けて散策できる場所として、奥久慈の男体山と地元笠間の難台山を散策することにしました。読み方が  ”ナンタイサン” と ”ナンダイサン” と似ていますが意図したものではありません。男体山は奥久慈に出かける度に必ず目に入ってくる山で、一度登ってみたいと思っていました。桜や春の花も終わりオフシーズン?なので人も少なく静かな山歩きを楽しめそう。一方の難台山は日本スズランの群生地を訪ねることが目的です。

まずは天気が悪くならない午前中のうちに奥久慈まで行くことにしました。三密を避けるため、メインの登山ルートをはずして常陸太田市の持方からのぼることにします。

 

アパートから1時間30分、グリーンラインを経由して持方に到着。ここから地図に従い登山口まで歩きます。

 

途中、腰掛石がありました。天保5年(1834年)4月5日、水戸藩9代藩主徳川斉昭公が領内を巡視し、この地を訪れ男体登山をしたおり、腰を下され休憩した場所です。斉昭公自ら腰掛石と命名し保存を命じられたと伝えられています。

斉昭公が通ったルートか不明ですが、登山口を過ぎて暫くすると男体山へ30分という表示があったので指示に従い左の尾根を登ることにします。

 

 

山道にはギンランが咲いていました。

 

ギンランが見られたのは登り始めの林床のみです。

 

ほとんど散っていましたがシロヤシオも咲き残っていました。

 

尾根道に出ると眺望が開けます。

 

山頂までもう少し。シロヤシオが終わりヤマツツジの季節となりました。緑も一層濃くなっています。

 

標高634m地点を通過。ここから東京スカイツリーがみえるのでしょうか?さらに北の八溝山から見たことを思い出しました。

 

山頂に到着。男体神社奥社です。次回は表側(男体神社)から登ってみたいですね。鎖場の上級者ルートもあるようです。

 

眼下は断崖絶壁。その先には大子町の山々が連なります。

山頂付近のブナ林を通り下山します。

 

途中の稜線ではところどころシロヤシオが残っています。

 

山頂直下の尾根にシロヤシオの群落があるそうですが登山ルートではないため事前調査が必要です。時期的にも遅いので探索するのはやめました。

 

尾根道から持方方面へ分岐して常緑樹の林床を下ります。ラショウモンカズラが咲いていました。

 

フタバアオイの群生。花は終わっていました。

 

持方からは再びグリーンラインを北上。白木山の先で見晴らしの良い場所に車を止めて新緑の奥久慈を眺めます。正面に見えるのは八溝山と高笹山。

 

八溝山をズーム。今頃シロヤシオが咲き始めているかもしれません。一瞬行ってみようか迷いましたが、八溝山を散策すると今日のもう一つの目的である難台山に行けなくなってしまうのであきらめ、帰りは国道118号を南下、ビーフライン経由で笠間を抜け、道祖神峠に車を置いて難台山へ向かいました(続く)。

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