今日も爽やかな初夏の陽気となりました。八王子では日中の最高気温が26.2℃まで上がっています。例年の今頃は高尾山に咲き始めるセッコクの様子を見に行くのですが、今は緊急事態宣言発令継続中。高尾山への入山は自粛中です。とはいっても3密にならない散歩は健康のために欠かせません。天気も良いので、午後から近くの尾根道を歩いてきました。
今日のルートは高尾駅近くの浅川金刀比羅神社から出発です。近くにあってなかなか行く機会がない神社です。なぜかというと初沢山以上の急坂をひたすら上り続ける必要があり、三和団地方面へ下ると高尾へ戻るのが遠くなってしまうからです。今日はさらに金刀比羅尾根を南へ下ってみることにしました。
高尾駅の西から登山口を登ります。防空壕跡の立ち入り禁止区域との境界はフェンスで区切られ、そのフェンス沿いを一気に50m以上登ります。
途中、祠がありました。可愛いご地蔵様が皿の中に安置されています。
急坂を登ること10分。標高256mの山頂の神社に到着。
浅川金刀比羅大権現の由来です。高尾近辺ではあまり知られていない神社ですが、神職を含め地元のボランティアによって支えられているという話を昔聞いたことがあります。この山の下には戦争中に造られた秘密の飛行機用地下壕跡があります。その遺構を含めて山全体を開発計画から守るために地元の方達が協力して高尾駅に一番近い山の自然を守ってきた歴史があるそうです。
正式名称は淺川金刀比羅宮
神社の中には、お客さんが2名いたので、外から拝見。
龍神です。
瓦紋です。何の印でしょうか。
こちらは金刀比羅の神紋ですね。
小さな祠が二つありました。
階段を下りて鳥居の前から振り返ります。傍には平和観音像。まだ新しそうです。
この金刀比羅宮には大昔に来たことがあるのですが、確か、立派な剣の塔があった記憶があります。今日は見あたりませんでした。記憶違いかな・・・
鳥居を後にして西へ向かいます。住宅街(三和団地)の北側を細い遊歩道が続きます。右手奥には高尾山。今日は手前の尾根道を歩きます。
細い遊歩道を5分ほど歩くと分岐点に差しかかりました。左手は浅川中学校経由で高尾駅方面。右手を下ると国道20号の落合に出ます。ここを直進して再び尾根道を登ります。
しばらく歩くと、左側の展望が開け、東京スカイツリーが見えました。今日は湿度が低く風が強いせいか、意外と遠望がきくようです。
もう少し南下します。
見晴らしの良い尾根に出ました。東側に高尾霊園。その先は紅葉台団地。
さらに先の見晴らしの良い場所で振り返ります。正面は初沢山。だいぶ遠くまで来てしまいました。
東側には東京スカイツリーをはじめとする都心のビル。
六本木や東京タワーも見えました。
大昔にここを歩いたときは、四辻という場所で高尾山口方面と高乗寺方面へ尾根道から下ることができたのですが、今日はその分岐点が見当たりませんでした。道標自体がありませんでした。もしかしたら度重なる台風の被害で登山路の整備が追いつかなく、廃路なったのかもしれません。これ以上南下すると戻りが疲れそうなので、同じ尾根道を引き返します。
帰りは三和団地を下り浅川中学校を経由して戻ります。中学校前のお地蔵さんも暑い中、マスク着用中でした。