串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

苔寺拝観

2010年06月18日 | 京都

6月初旬、かねてより申し込んでいた「西方寺(苔寺)」へ行って来ました。

拝観は13:00~。
12:00過ぎに着いたのですが、苔寺の門は固く閉ざされて中に入る事が出来ません。

苔寺のバス停前になんだか怪しげな建物が・・・。

近くの「すずむし寺」にでも行こうか・・・と、やって来ましたが、何、この行列!

並んでいる人に聞けば「すずむし寺」を拝観する人の行列らしい。

お寺に入るのに、この行列!
あぁ、驚きました。
もちろん、パスしましたが。

12:30 苔寺の門が開きました。

緑濃いですねぇ。

サツキの向こうには、大賀ハスの池。

予約していた人達がやって来ます。
門の前で、予約済みのハガキを見せないと中に入れません。

受付で一人3000円の拝観料金を支払うと、写経の紙が手渡され本堂へ。

 

本堂の中は、写経の机がぎっしり並んでいますが、正座ができない私は
目ざとく、廊下の椅子席へと。

椅子席は20席ほどしかありません。

係りの人が、「正座出来ないご老人や外人さんが来られたら席を譲って下さい。」
と、何度も声を掛ける。

案の定、何人かの人は、席を譲り本堂の正座の方へと・・・。

椅子席には、硯、筆の用意はありません。

ほとんどの人が筆ペンを持参していたのではないでしょうか。

もちろん、私も筆ペンで、薄く印刷されたお経の上をなぞっていきます。

本堂では13:00から読経が始まり、有難い雰囲気の中で写経。

最後に願い事と住所・氏名を書いて本尊前に納め写経は終了。
これで、庭を見る事が出来ます。

写経は、早く来た人から始めるので早く終わります。
あたりまえですね。

本堂を出て並んでいる靴の数を数えてみました。
200はあるんじゃないでしょうか?

200@3000=600,000

凄い金額ですねぇ。

きっと苔庭に撒く水代だろうと思っていましたが、苔に水は撒かず、自然に任せるという。

さぁ、苔庭へ・・・。

 

苔庭の拝観を終え、苔寺を後にしようとした時、まだ、写経をする人が。

あわてんぼうの私と違い、じっくり派ですね。

明日から伊豆の松崎へ行って来ます。
お天気は、悪いのですが、目的は「コテ絵」なので、あまり天気には左右されません。
しかし、写真を撮るには、天気の方がいいなぁ。

 


貴船の川床

2010年06月09日 | 京都

東京から妹が墓参りに来阪したので、一緒に蹴上にあるウエスティン都ホテルに泊まり、翌日、貴船の川床料理を食べに行って来ました。

6月の平日とあって、川床に客は、ほとんどいません。

貴船川沿いに立ち並ぶ20軒あまりの店のアチコチで、客を呼び込んでいます。

予約しておいたのは、真々庵(しんしんあん)。

6月の昼席で¥6300。

7月になると、値段が上がります。
6月いっぱいの昼席料金です。

まず、先附。

↑ 1段目。
グラスに入ったのは、湯葉とウドの和え物。
ウドにしては、しゃきしゃき感大。

下の段には、魚卵が入った豆腐。
一見、ゴマ豆腐かな・・・?と、思ったが、食感が違う。

トッピングは、ウニとツブ貝かな?

冷酒を注文し、ほとんど、私が呑む。

この日は、どんより曇り空。
雨が降らないかと心配するような天気で、川床は寒い!

グラスまで氷に冷やされて出てくるのは、さすがに夏仕様。

ハモの湯びきは梅肉で。

暖かい汁物が出て、一同、ほっとする。
水無月のような、これこそ、ゴマ豆腐か?
手前は、ハモ。

ハモ、大好きな大阪人。
今シーズンの初物に喜ぶ。

タコが柔らかく煮付けられていた。

思わず、声を上げた鮎の塩焼き。
塩で描かれた波がきれいです。

小さい鮎だが、柔らかくて、私にしては珍しく丸ごと頂く。

箸やすめで出されたメロン。

どなたかのブログで読んで、このメロンの事は知っていたが
実際に出てきた時には、やはり、思わず「あっら~」と、声が出る。

くり抜いた部分には、ナメコ、ツブ貝(?)、薄いお餅が上品なだしに浸かっている。

真ん中を頂き、その後、ゆっくりとメロンを口に運ぶ。
甘いメロン。

温泉卵が添えられた冷やし素麺。

だしをかけて頂くが、このだしもいいお味。

〆は、自家製湯葉の佃煮を乗せたお茶漬け。

はぁ、おいしかった。

川床では2000円ぐらいからの食事ができるが、少々はりこんで
会席料理にして良かった。

これだけのもの、6300円ぐらいで食べられるとは、お安いです。

獲物を狙うアオサギも近くに姿を見せ、雰囲気抜群。

寒かった・・・です。
用意された羽織やひざ掛けを使っても寒かった。

7月上旬には、蛍が飛ぶという。
そして、その頃の土・日は、道路がえらく渋滞するらしい。

蛍も見たいし、もう一度、この料理も食べてみたい。
相手を変えて再訪かな。

この日は往復とも貴船口まで真々庵の車が送迎してくれました。
日によっては、送迎不可の日もあり。


苔寺

2010年06月08日 | 京都

苔寺へ行ってきました。

もちろん、予約して。

ここ数日の晴天で苔はかさかさでしたが、庭中、緑の絨毯を敷き詰めたようでした。

詳しくは後日。

 


新緑まぶしい比叡山(その2)

2010年05月10日 | 京都

東搭「根本中堂」の拝観を終え、横川へ向かいます。

比叡山は、大きく3つのブロックに分かれています。
「東搭」「西搭」そして「横川」。

東搭と西搭は、案外近いのですが、横川は、北へ少し離れます。

この3つのブロックをシャトルバスが結びます。

横川の拝観入り口からお堂へ続く道に苔がびっしりと生えています。

秋の写真ではありません。

新緑とカエデの赤、とてもきれいです。

横川中堂回りにもみじがいっぱい。

中堂の前にワンが・・・。

だいぶん高齢のようですが。

 左手中堂です。

横川まで足を延ばす人は少なく、いつ行っても静かな境内です。

 

奥比叡ドライブウェイ沿いに「東海自然歩道」や「行者道」があり、
足に自信のある方は、歩いて3つのブロックを回れます。

比叡山・奥比叡ドライブウェイの通行料金は決して安くはありませんが、
各ブロックで駐車場料金は不要ですし、行ったり来たりも自由に出来ます。
(通行料金に要注意)

所々、琵琶湖が望める場所もあり、何より沿道の眺めは素晴らしい。

紅葉の頃、又、車で来てみたい。
そして、出来るなら「比叡山会館」に泊まり、早朝の延暦寺を歩いてみたい。

比叡山を後にし、無料になっている湖西道路を走り、終点の志賀インターで降ります。

琵琶湖越しに湖東の山々が遠望できます。

ここから、目的地までは国道161号線を30分ほど。

目的地に到着。

 

 

 


新緑まぶしい比叡山

2010年05月09日 | 京都

何度も行ってる比叡山延暦寺ですが、車で来るのは、初めて。

湖西の近江今津にほったらかしの別荘地があり、1年に一度ぐらいは
近辺の開発具合を見に行こうと・・・。

そして、どうせなら、比叡山の桜が満開の時に、片道は比叡山経由で・・・という
おまけ付きで。

根本中堂がある「東搭」へ着いたのは、8:00過ぎ。
参拝入り口はまだ無人。

でも、戸は開いていて勝手に入れるようです。

そのたたずまいが大好きな「根本中堂」前に一人の参拝者も居ない。

関係者が、掃除しているだけ。

連れに見せたかった「根本中堂」は、まだ、門を閉ざしています。

諦めて、西搭の方へ行く事に。

しゃくなげが満開です。

「西搭」の「にない堂」前の苔が美しい。

 

お地蔵さんもファッションショー。

静かです。
聞こえるのは、鳥のさえずりとジェット戦闘機の爆音。

奈良の航空自衛隊から飛び立つ練習機でしょうか?
古都の上空でよく見かけます。

時刻は8:30。
静寂を破り「只今から朝礼を行ないます」と、マイクから男性の太い声。
しばらくするとお経が流れ始める。
なかなかいいもんだ。

「根本中堂」も拝観できる時間になったので、「東搭」へと引き返します。

修学旅行に訪れているのは、千葉県富津からの中学生。
写真右下で記念撮影。

国宝の「根本中堂」内部は、写真撮影厳禁。

広い堂内、諸国の大名によって寄進された、漆塗りの太い丸柱が76本。
格天井には200枚程の草花が極彩色で描かれ「百花の図」とよばれている。

本尊前には1200年間守り継がれた「不滅の法灯」が輝く。
その本尊を安置している内陣は、参詣者がいる中陣より3mも低く、
床には小豆島産の石がびっしり敷かれている。
冬、この石敷きの内陣での読経は、さぞ寒かろう。

「根本中堂」は、信長の焼き討ち後、徳川三代将軍家光の命によって、
8年をかけ再建されたもので、築370年ほど経っている。

薄暗い中陣に座り、線香の香りに包まれ、時折流れる読経に耳をかたむけていると、無神論者の私でもなんだか有り難い、幸せな気分になる。
このお堂、大好きです。

なんだか、写真だけ見ていると秋の風景ですが、赤いカエデが緑に映えます。

 

 

 

 

 


梅宮大社

2010年05月02日 | 京都

梅宮大社へ写生に来た小学生。

「折角来たんだから、みんなで記念写真を撮ろう!」と、先生が・・・。
鳥居の前に整列しますが、車がやって来て、先生「あかん!」と中断。
いい先生だなぁ・・・。

その後、撮れたのでしょうか?

手前の石は、「お百度石」。

1300年前から続く由緒ある神社で、酒造の祖神、縁結び、授子・安産の守護神、
学業・音楽芸能の神・・・と、万能の神社。

本殿前に咲くあやめ。

樹齢何年か神社側でもはっきりしないといわれる「五葉松」がそびえる。

今年初見のあじさい。
神苑にはあじさいも多く植えられ、6月中旬から見頃を迎える。

入苑料500円を受付で支払い、反対側にある神苑の門を開け勝手に入る。

目に飛び込んでくるのは池の回りに点在する赤やピンク。

池の手前には杜若がちらほら咲いている。

もみじの若葉が美しい。
もみじの木も多く、紅葉の頃もさぞきれいだろう。

満開の霧島つつじの道を歩く。

ここ東神苑には、霧島つつじの古木が多いとか。

色とりどりの霧島つつじ。
こんなにいろんな色があるとは・・・。
初めて知った。

 

西神苑あたりに咲く「どうだんつつじ」。

北神苑にある「ふじ」。
その背後には八重桜が、まだ花咲いていた。

桜は20種130本あるらしいが、ほとんどがすでに葉桜。
ここは、桜のトンネル。
地面を覆いつくす花びらを踏みしめながら、もう、少し早く来れば
この桜ときりしまつつじ、両方が堪能出来たかもしれないと、少々残念。

わずかに残る桜。
「松月」か・・・?

きりしまつつじの上に舞い降りた桜。
細工したものではありません。

もう少しすれば、この辺りの杜若も咲くでしょう。

いやぁ、梅宮大社、見ごたえがありました。

同じ「松尾」駅で降りた人々、「松尾大社」へと急ぐのですが、駅を挟んで
「松尾大社」と反対側にある「梅宮大社」まで足を延ばす人は、ほとんどいません。

知る人ぞ知る「梅宮大社」だろうか?
しかし、さすがタクシーはよく知っている。
何台か客を案内してやって来ていた。

最後に、「松尾大社」に咲いていた「白やまぶき」。


ようじやカフェ

2010年04月14日 | 京都

嵐山や天龍寺で桜を満喫し、野宮神社から嵐山のメインストリートに
出て来ると、そこに「ようじやカフェ」がありました。

あぶらとり紙の、あの「ようじや」です。
化粧品やあぶらとり紙の販売コーナーの横に喫茶室がありました。

11:00までのモーニングセットを注文。

パンもおいしいし、ベーコンも厚切り、サラダにはかりかりおじゃこのトッピング。

そして、コーヒーもまろやかでコクがありおいしい。

これで750円。
ちょっと、はまってしまいました。

京都には三条店もあり、違う日に三条店へと・・・。

こちらのモーニングは、これ1種類のみ。

これもおいしいのですが、分厚いサンドはちょっと苦手。
嵐山店のモーニングの方がいいなぁ。

前の通りは、麩屋町通り。
カフェでお茶しながら道行く観光客を眺めるのもおつなもんです。

 この麩屋町通りには、お茶道具専門店や酒屋など古い建物が並んでいますが、
柊屋と俵屋、京都を代表する老舗宿が向かい合わせで建っているのに驚きました。

俵屋、大昔に泊まった事があるんですが、向かいに柊屋があったとは知らなかった。

ようじやカフェからもう少し南へ下ると「炭屋旅館」もあります。

麩屋町通、平安時代は、高級住宅街だったそうな。
秀吉の頃、豆腐や麩を商う店が多かったので、「麩屋町」となったらしい。

そういえば、豆腐屋が1軒あり、地元の人が2~3人並んでいたなぁ。

ショーウインドーなどなくて、作業場に客が立っていた。
おいしい豆腐なんだろうか?
買ってくればよかった・・・。

これから造幣局の通り抜けへ行って来ます。

 


渉成園(しょうせいえん)

2010年03月05日 | 京都

三十三間堂を堪能し、歩いて向かうは「渉成園(しょうせいえん)」。

渉成園は、東本願寺の別邸で、代々退隠した上人の隠居所となり、
生け垣に枳殻(からたち)が植わっている事から枳殻(きこく)邸とも呼ばれる。

 

庭園の維持・保全のため、入園料というのではなく、寄付金という形で志納。
500円以上志納するとA4サイズの立派なガイドブックがいただける。

西門から入り、受付でどこから来たのか?宗派は?など聞かれる。
幸い、実家が真宗大谷派だったので良かったが、所属のお寺の名前まで
聞かれ、「え~っと・・・?」、とっさに出てこなかった。

別に他の宗派でも問題ないのだろうが、いちおう東本願寺の別邸なので・・・。

大きな枝垂桜の木が植わっている。
背後の石垣は、長い切り石や石臼、瓦などで築かれた「高石垣」で、えらくモダンな感じ。


JR京都駅にも近いんです。

よく手入れが行き届いているという訳ではないが、大きなモミジや桜の木が多く
桜や紅葉時期にはさぞ美しいだろう。

「塩釜」と呼ばれるかつての井戸だが、今、水は枯れている。

広い池だが見かけたのは、一つがいのカモ。

なかなかいいです、この敷石。

「傍花閣」の前の桜が開花。

「オオヤマザクラ」でしょうか?
わずか3輪ほどでしたが、今年初の桜に心わくわく。

蕾もいっぱい。

渉成園を後にし、JR京都駅へ向かいますが、このあたり、場所柄「法衣店」や
数珠の店など、お寺さんに関係した店舗が軒を並べています。

↑そんな1軒の家の玄関です。
かなり年代モノのように見えましたが・・・。

鳥もデザイン・・・?

違いました。

東本願寺はJR京都駅に一番近い神社仏閣でしょうか。

 


三十三間堂「春桃会」

2010年03月04日 | 京都

重陽の節句とは、陽数(奇数)が重なりおめでたいとされる祝節。

「重陽の節句」のひとつ3月3日、三十三間堂では「三」が重なる事から
「春桃会」が行なわれ、それに行ってきました。

三十三間堂の向かいにある「京都国立博物館」では、おりしも「THE パプスブルグ」が開催中。
多くの人が足を運んでいますが、写真が撮れない展覧会にはあまり興味がなくパス・・・です。

本日は無料公開・・・なんですって。

仏旗(?)たなびき、桃の花が屋根にかかげられています。

境内に咲く、桃色の馬酔木。
白はよく見かけますが、桃色は珍しいです。

ボケも開花。

マンサク。

「さんしゅゆ」の花です。

この日のイベントで、13:00~瀬戸内寂聴さんの青空説法を待つ人々。
まだ1時間半もあるんですよ。

国宝の本堂は、桁行35間(118.2m)。

1249年、市中からの火災で焼失後1266年再建。

梁間5間(16.4m)。

30年以上前に一度訪れたきりだった私。
この本堂に入って驚いた。

本堂内は写真撮影禁止、「カメラはバッグの中にしまって」と、いうぐらい厳しい規制。

当然でしょう。
中は、まるで兵馬俑。

金色に彩色された千体の千手観音像がずら~り。
そのお顔は全部違うように感じた。

ご本尊は、国宝 千手観音坐像。
それを守る国宝 風神・雷神と28部衆像。

この日は無料とあって参拝者も多く、本堂内で留まる事は出来ません。
ちらちら眺めながら、時々手を合わせ、ぞろぞろ歩き参拝でした。

はぁ、もう一度、人の少ない時に本堂内を歩きたい。

厳かな気分になるか、もしかしたら怖くなってしまうかもしれない。
あれだけの仏様に見つめられたら・・・。

太閤秀吉が造った「太閤塀」。

「通し矢」は、本堂の裏手にあたる手前の縁に座り、118m先の的を狙ったとか。

通し矢は、桃山時代に始まり江戸時代に大流行したといわれる。
19世紀末には行なわれなくなり、今は「大的大会」が正月に開催されている。

本堂に入るなり「おぉ~」と声が出た私。
是非一度、冥土の土産に足をお運びあれ。

 


城南宮(2)

2010年03月04日 | 京都

「春の庭」は、築山の枝垂れ梅だけではありません。

この庭は、源氏物語に登場する植物がたくさん植えられている「源氏物語ゆかりの花の庭」。

竹の下いっぱいに広がるのは「山藍」。

木の下に多く生育する多年草の草で、大きくなれば70センチほどになり、
4~7月頃には黄緑色の花が咲く。

平安時代、特殊な衣裳は、これを用いて染められた。

それぞれの植物には、舞扇の形をした木の案内札が置かれ
源氏物語の一節や、草木の特徴までが書かれている。

セリが青々と育っています。

セリは、春の七草の一種。
他にも、大根、カブ・・・など、七草全種類が植えられ、これらはお供えとして神前にのぼる。

立て札を見ないで「大根まで植わってる???」と、口にする人もいた。



「浅葱(あさつき)」も青々と茂り、庭園を彩っている。

浅葱は、平安時代から食べられていたようで、5~6月に紅紫色のネギ坊主状の花が咲く。

それを見てみたいなぁ。

園内には藤も。

椿も多品種植えられている。↑は「藪椿」。

椿並木を過ぎると、そこに「平安の庭」が広がる。

拝殿、本殿などの建物をぐるりと囲むように庭園が造られている。

 

 

 


京都城南宮

2010年03月01日 | 京都

名神高速「京都南インター」を降りればすぐの所にある「城南宮」へ行って来ました。

今までも京都南インターで降りる事はよくあり、近くにある事は分かっていたが、
行こうとも思わなかった。

それが、よりりんさんのブログで拝見して「行かなくちゃ!」と・・・。
いつも参考にさせて頂き、有難うございます。

前夜降った雨もあがり、青空が見えて来たが、ここ数日と違いなんだか寒い。

京阪電車の「中書島」から、市バスに乗り、そして歩く事5分ほど。
8時半頃に城南宮へ到着。

広い境内、雨上がりの朝は、とても清清しい。

平安遷都の際、都の南に国の守護神として創建されたという由緒ある神社。

平安末期、この地に白河上皇が壮大な離宮を造営して院政が始まると、
歌会や宴、舟遊びなどがしばしば行なわれ、華麗な王朝文化が花開いた。

毎年4月と11月に行なわれる「曲水の宴」は、王朝文化を偲ぶもの。

灯篭がおもしろい。

竹のようなつっかい棒でフタがされている。

庭園の公開は9時からだが、すでに数人が並んでいる。

「春の山」と名付けられた庭園に入る。

3月21日まで「枝垂れ梅と椿まつり」が開かれている。

満開だった枝垂れ梅も、前夜の風雨でえらく散ってしまった感じがする。

紅白の枝垂れ梅が150本あるという。

 メジロ発見。

↑の写真のどこにメジロがいるか分かりますか?

その部分だけを切り取った写真です。

メジロの写真は、いつもこんなふうにその部分だけを切り取って載せています。

食べごろ(では、ないか?)のふきのとうが、くちなしの生け垣越しに。

くちなしも紅い実をつけています。

椿も多種多彩。
名札もきちんと付けられ、見る者を楽しませてくれます。

誰が置いたんだろう・・・?

今、すれ違ったこの人達かな・・・?

多くの人がカメラに収めていた「白羽衣」という椿。

これは、何という鳥でしょうか?
まめちゃん、分かる?

高い木のてっぺんにとまっていました。

 


きれいどころ

2010年02月27日 | 京都

話は、25日北野天満宮の梅花祭の野点に戻ります。

野点の会場に入りましたが、凄い行列です。

「座礼」と「立礼」があり、どちらかの列に並びます。
正座するか椅子席にするかの違いです 

「座礼」の方が進み具合が悪いので「立礼」の方へ並びましたが、
椅子に座り、お茶を頂くまでに、ゆうに30分以上かかりました。  

こちらは「座礼」で、毛氈の上に座り、お茶を頂きます。

座礼の人達の入れ替えです。
う~ん、これなら座礼に座る方が、長い間、カメラを構えておられそう。

立礼の方は、飲み終われば、さっさと退席しなければいけない。

いったい何人おられたんだろうか?
上七軒のきれいどころがお茶の接待にあたります。

私にお運びしてくれた舞妓さん。
シャッターを押すのに夢中で、礼も返さず・・・。

先輩からいろいろ教えてもらっていたこの舞妓さん、求めに応じてしばしポーズを
とってくれました。

一昨年も、こういう顔で、お点前されていたなぁ。

満開の梅を背景に・・・。

梅苑の梅より境内の梅の方がよく咲いていたし、見ごたえもありました。

料金を支払い、わざわざ、梅苑に入る必要はないと感じました。

最後にもう1枚、お気に入りのお姐さん。

こちらは、本職の舞妓さんor舞妓さんに扮した一般人・・・?
おきれいな方でしたが。

豊臣秀頼が造営したという国宝に指定されている本殿前の梅には、蕾がいっぱい。
来週には開花するでしょう。

梅の花を愛でるだけなら、わざわざ混んでいる25日には行きませんが、
この野点での、きれいどころの接待。
これを目当てに、多くのカメラマンが集います。
私もその末席に連なるため、来年も足を運ぼうと思いました。


 

 


京都御苑の梅林

2010年02月26日 | 京都

大混雑の北野天満宮を後にし、京都御苑の梅を見に・・・。

観光客もほとんどいない、静かな京都御苑。

建礼門あたりから大文字が遠望できます。

北野天満宮で感じたのと同じように、梅の花(蕾)は、少ないです。

梅にも当たり年とかあるのでしょうか?

これなどは、よく咲いている方です。

梅は、満開の木も数本ありましたが、多くは、まだ3分~5分といったところでしょうか。

出番まで、あと1ヶ月程の枝垂れ桜。

北野天満宮の梅苑も京都御苑の梅林も、なんだかしょぼいなぁ・・・と、いう感じです。
まだまだ、これから・・・かもしれませんが、どうも花付きが悪いような気がします。

 


北野天満宮梅花祭

2010年02月26日 | 京都

北野天満宮の梅花祭に行ってきました。

お目当ては、梅の花より↑↓。

一番、私好みのお姐さん。

一昨年もお会いしました。

毎年、2月25日に行なわれる、京都、北野天満宮の梅花祭。
1日で14~15万人ぐらいの人出があるとか。

出町柳から乗ったバスもぎゅうぎゅう。

参道には、多くの露天が並びます。

600円を支払い、見頃という梅苑へ行きましたが、なんだか寂しいのです。

まだ、これから咲くというのではなく、1本の木に花が少ししか咲いていない。

手入れが悪い訳ないだろうし・・・?

思わず口をついて出る「うわぁ、きれい}という言葉が、私も他の見物客からも聞こえない。

秋にはきれいな紅葉が見れる「御土居」。
遊歩道に沿って枝垂れ梅が植えられているが、こちらは、まだ蕾が多い。

満開になっても、花数は少ないかもしれない。

梅苑の中の茶店で茶菓がふるまわれます。
入園料600円の中に、これも含まれています。

 

「香梅煎」という粉末を湯のみに入れ、ポットの湯を注ぎます。
梅昆布茶でしょうね。

添えられた「老松」のお菓子は、「菅公梅(かんこうばい)」と名付けられた焼麩せんべい。
紅白の梅をイメージしたものでしょうか、さくさくとおいしい。

鳴き声が聞こえると、探してしまうメジロ。

多勢の見物人にも臆せず、枝の間を飛び回り、写真を撮るにも一苦労。

10時から始まる野点を前に、しばし談笑するお姐さん達。

そろそろ私も、長く続く野点の客の列に加わろう。

 


本能寺の変

2009年08月16日 | 京都

お気に入りの「ホテルモントレ京都」に泊まってきました。

翌朝、三条通りを歩き本能寺へ。

信長公廟の横にも屋根がかかった立派な墓がありました。

墓石が変・・・です。

にゃ~ん・・・、とは鳴きません。
鳴くとすぐに追い払われそうですね。

御影石、ひんやりして気持ちいいんですぅ。


「もう、パチパチうるさいなぁ・・・。」

まだ小さい可愛い子でした。