昨年の11月始めに泊まった 奥飛騨百姓屋敷の宿 藤屋。
ほったらかしにしていたが、在庫も尽きかけてきたので・・・。
平湯大滝を見に行く途中、羊の放牧に遇う。
顔と足が黒い、これはサフォークという種類かな?
藤屋に到着したのは14:50頃。
チェックインにはちょっと早いけど、入れるだろう・・・と。
しかし、戸が開かない。
中を見ればこんな貼り紙が。
初めてだぁ。
たいがいの宿は少し早くてもチェックイン出来るのに、ここは時刻厳守だわ。
通された部屋は、8畳x2 と広い部屋。
早くから暖房を入れておられたのだろう暖かかった。
片一方の部屋には既に布団が敷かれていた。
椅子が2脚だけ置かれた広縁の端にウォシュレットのトイレ。
反対側に洗面所と少々使いにくい。
冷蔵庫完備、ポットは電気ではない。
浴衣は中サイズが 2 と特大サイズが置かれ、通常大を着ている相方
に中は短く、特大は長すぎる。
羽織だけで、これでは館内少々寒かった。
テレビはBSも受信可能。
窓からは宿の裏庭が見える。
食事処になっている別棟の座敷。
築約200年の奥飛騨百姓座敷。
66畳の真ん中辺りに囲炉裏が切られ、千葉家の分火という火が770年燃え続けている。
5台程のテーブルが並び、真ん中に囲炉裏があるが、ここはガス火。
テーブルは足が下ろせなくて正座しなくちゃいけない。
これは、私には少々辛い。
山里らしい料理が並ぶ夕食。
山ぶどうの食前酒で乾杯。
呑み干すと山ぶどうの実が3つ顔を出した。
牛のホウバ焼きステーキ。
肉は柔らかくてボリュウムもありおいしく頂いた。
味噌も多くないので、丁度良い味になっていた。
塩戻ししただけのコゴミ、鰹節がかかっただけだが、おいしい。
葉山椒の煮物もおいしく、これなら山菜の頃に来ると山菜いっぱい食べられそう。
岩魚の刺身もコリコリ。
マスの笹包み焼き。
味噌がそう辛くなくて丁度良い。
海老2匹、野菜の天ぷらも出て・・・。
おしのぎは蕎麦。
そして地鶏鍋。
地鶏、柔らかくて、いい出しが出ておいしい。
夕食はかなりのボリュウムで、もてなそうという気持ちがこもった料理だった。
有料はいただけない。
朝の食事処。
充分過ぎるおかずについお替り。