間口の広い廃屋のような建物は何なの?
留萌駅に来てるハズだけど、駅はどこ?
地元の人に聞いてこれが駅舎だと・・・。
増毛~留萌間が廃線になり、昨年(2023年)石狩沼田駅~留萌間が廃止になったのに伴い廃駅となっていた。
昭和42年(1967年)に2代目駅舎としてスタートし、今年で57年目の姿は見るも痛々しい。
昭和は遠くなったなぁ・・・と、なんとなく、訳の分からない寂しさを感じた。
跡地は複合施設として再開発の計画があるらしい。
気を取り直して駅前でラーメンの昼食。
オロロンラインを北上します。
今回の旅の一番の目的はオロロンラインを走る事。
今まで何度か走ってるが日暮れて暗い中だったり、雨の日だったり・・・と、快適なドライブとはいかなかった。
今回もそういい天気ではないが、涼しい。
道の駅 おびら鰊番屋の夕陽をイメージしたモニュメント脇に松浦武四郎の像が立つ。
来ましたよ~、あなたが命名したほっかいどうに。
旧花田家の番屋を見学。
建造物では最北端の国指定重要文化財。
明治38年頃に建築され、現存する番屋の中では最大規模。
入り口にモッコを背負った婦人像が立つ。
このモッコいっぱいに水揚げされたニシンを主に女性が運んだ。
詳しくはこちらで。
鰊漁関係の漁具や道具が展示されていたが、私の興味をひいたのは、生活部分。
雪に埋もれた番屋の隅で、わた~しゃ夜どうし飯を炊く・・・
大好きな石狩挽歌の歌詞が思わず口をついて。
お宝が混じってそう。
建物と同じ明治38年頃に作られた耐火金庫が置かれた金庫の間は、親方の寝室でもあった。
床柱や床の造り、立派。
床の下にずらり並んだ石。
高さを揃えるのは大変だったでしょう・・・か。