長く続けました「台風翻弄旅」も、これで終了です。
函館発10:17「スーパー白鳥26号」で青函トンネルを抜け新青森まで。
青函トンネルを通るのは初めてで、ちょっと楽しみ。
座席の前にトンネル通過時刻が貼ってあります。
トンネルに入るのを今か、いまかと待ちますが、入るのも出るのも一瞬。
しかし、24分間もトンネルの中っていうのもなんだか怖い。
今まで生きてきた中では最長のトンネル。
函館山が見送ってくれます。
渡道した時は函館山を見て、はるばる来たなぁ・・・。」と、感激し、
帰る時はなんだか寂しく見つめる函館山。
木古内まで、JRの江差線は国道278号線と平行に走ります。
新青森のホームで買っておいた駅弁「花畑牧場ホエー豚」を使った「源たれ焼弁当」。
列車の接続がうまくいきすぎて、函館でも新青森でも食事する時間がない。
これは失敗だった。
せめてどちらかの駅で列車を1本遅らせれば、食事する時間はとれた。
次回の反省点。
「スタミナ源たれ」って青森では有名みたい。
だが、私は知らなかった。
甘めとピリカラのたれ2種類。
ホエー豚・・・?
花畑牧場でチーズを作る際に出た乳清(ホエー)を飲ませて育てた豚らしい。
焼いたホエー豚4枚とたれ2種類のみで、お漬物すら無し。
たれをかけ、豚を食べてしまうと、下から冷たいご飯が現れる。
豚肉とごはん、一緒に食べるべきかもしれないが、
正直なところ、この冷えた豚とごはん、いくら有名なたれをかけても食べられない。
豚肉だけ食べて、ごはんはほとんど残してしまった。
これで1100円。高いなぁ。
田中義剛社長は、これをおいしいと思って食べるのだろうか?
新青森発12:28「はやて166号」に乗り換え東京まで。
この4時間あまりは実におもしろくない列車旅。
盛岡で岩手山が大きくそびえているのが見えた。
このチケットは東京駅まで。
ここから先大阪まで私は別運賃が必要。
関東の人はいいなぁ。
JR西日本には、こんなチケットの企画はない。
ジパング倶楽部では「のぞみ」に乗る場合、割引はない。
特急券も3割引で・・・と、思えば「ひかり」に乗るしかない。
「のぞみ」は10分間隔で運転されているが、「ひかり」は1時間に2本のみ。
ジパング倶楽部、もう「のぞみ」に乗せて欲しい。
東京発17:33「ひかり523号」に乗り、新横浜を過ぎたあたりで
富士山が見えてきた。
富士山は遠ざかっていき、陽も暮れようとしている。
ノロノロ台風12号、出発できるかどうか気をもみ、
渡った北海道でも大きく予定を狂わせてくれた。
ほとんど移動の旅で、撮った写真も車中からと宿の写真しかない。
私はこれでも満足だったが同行者はどうなんだろう?
ちょっと感想を聞くのも怖い。
この旅で私は「乗り鉄ちゃん」なんだと自覚した。
長々と引っ張ってきましたが、これで終了です。
読んで下さった方々、有難うございます。