木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

散歩時の気温は1度、今期最低で西風も吹いていました。

おおいに寒さを感じるはずですが、昨晩仁科峠~舩原峠に西天城道路、

電池消耗の関係でエアコンをかけられないLEAF、

マイナス1度の中を走ってきたので、驚きはありません。

夜10時から1時間ジムで筋トレとストレッチをやってきたので、

日曜大工翌日の月曜筋肉痛もありません。

朝9時、道具を並べて作業開始。

最初の仕事は先週ケミカルアンカーを打ち込み、養生しておいた

土台をナットで固定していきます。

座金に注目してください、バネがついています。

これは経年による木やせに対応するためだそうですが、

?と思ったので、帰宅後調べてみました。

バネは土台側でなくナット側につかないといけないようです。

恥ずかしながら、来週やり直します。

打ち込んだ7本のケミカルアンカーの内、2本が効いていなかったので

やり直しです。

夏場なら30分ほどで硬化する養生時間が冬場6時間。

大工仕事は南面擁壁上に据えた土台に建てる柱5本を刻むことです。

墨付けをして、墨を確認してから刻みに入ります。

訓練校の吉田校長は「ノミ、カンナで整えるのではなく、最初ののこぎりでしっかり切る。」

野田会長は「墨を半分残して、切る。」

異口同音にのこぎりの大切さを言います。

ほぞを刻む時にこのことを念頭に縦引きののこぎりを引きます。

力を入れなくても、いや入れない方が、墨をわずかに残しながら切れます。

以前はそろわなかった表と裏の切跡がそろうようになりました。

もう一仕事、平ほぞの両サイドに2分(6㎜)ほど肩をつけます。

これにより左右の揺れにも強くなります。

そして面取りをしたら、もう1時です。

お昼はいつものマルちゃん焼きそば、山荘は一日中ストーブを焚いています。

随時、加工で出た木っ端も燃やしています。

休む間もなく、お風呂掃除をしたら、午後の作業、桁を載せるところまでもっていきたいのです。

柱が立つと、立体感を増し、家が大きくなった気がします。

上に載る桁に、垂木受けの欠き込みをします。

これ、検定試験にもありますが、意外にめんどくさいのです。

検定はきれいに速くですが、ここではひたすらていねいに、

さらにノミを切れるようにしたいと思います。

さあ、柱に桁を載せましょう。

一発勝負ですが、当然といえば当然、寸法ミスもなく収まりました。

しかし、一人の大工仕事、例えば手間のほぞをたたきこむと、1つ先のほぞが浮き上がる。

なので、脚立とあてぎをもってかけやで東へ西へと収めるの30分かかります。

でも、寸分たがわず収まった姿を見るといいようもない達成感があります。

訓練校で教わっていることで、自分の中で技能的な「芯」ができつつあると感じます。

さて、いよいよ来週は、擁壁の桁と主屋の桁が梁でつながり、

ようやく家らしい立体感が出てくるでしょう。

なので、今週も梁(はり)きっていきましょう。

 



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« ホントに20分... 伊豆からのお... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。