木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

伊豆山中の師走は静かに始まりました。

もちろんストーブは焚いています。

先月下旬からの少雨で山荘脇の仁科川はからからの音無し川です。

朝食は磐田から煮干しだしを持参してみそ汁です。

食遊市場の海野商店で箱根ニンジンの規格外品が出回る時期になりました。

もちろんみそ汁に入っています。

さて、昨日の訓練校は、自宅で研いだカンナの具合から確かめます。

でも、先週刃先を欠いた「喜之助」の具合がよくありません。

吉田校長にダイヤモンド砥石で刃先を改めて研ぎ直してもらいました。

まだまだ、独り立ちはできません。

製図の方でも大きな間違いがありました。

右上の筋交いの展開図の勾配が違っていたのです。

自宅でCADで描いている時から思い違いをしていたのを、

図面を提出すると検定のスペシャリスト野田会長に指摘されました。

リセットして、2度目の挑戦、もちろん勾配は正しいものに直しました。

課題は2つ、1つ目はまだ60分の壁を切れないことです。

2つ目は1㎜あるいはそれ以下の精度にこだわることです。

先生がチェックする寸法と私の寸法が微妙にずれます。

「山本さん、もしかして尺金が曲がっていない?」

尺金を表と裏を返して垂直線を引いてみると、

確かに先の方で1㎜弱開いていました。

トホホ、まさか尺金が曲がっているとは!!

3回目は信頼できない尺金は補助に、

矩(かね)が信頼できる三角定規をメインに線を引きます。

先生、「図面としてはだいぶ形になってきました、後は時間。」

そう、私にとっては103万円の壁より重要な60分の壁、

何とか来週は突破します。

やばい、一日道具を使わずに終わります。

実習の最後の1時間は、家で研いだ「源利彦」で垂木を削ります。

ちなみに、カンナ刃の研ぎは吉田校長に褒められました。

65歳、訓練校では褒められてうれしい2年生です。

実習を終え、訓練校から100m出れば、車窓にはきれいな富士山。

検定日は仮ですが、1月21日(火)だそうです。

さあ、師走のいい天気です。

大工見習として心がけをもって主屋の改築に向かいます。

皆さんもよい日曜日をお過ごしください。

 

 



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