木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




さあ、今日から9月です。
朝一番で頭を丸坊主にしました。
走っていると気まぐれな雨が坊主頭を濡らします。
まだ、残暑、冷たくはありません。
「サマータイム」が終わり、出勤が1時間遅くなりました。
そのため、非常にゆったりとした気分です。

さて、しばらくは先週撮ってきた木工作業の写真に
おつきあい願います。
本当はたった半日の作業ですが、勝手にマイルールで、
1ブログに1枚の写真のため、
順を追って不定期に書いて行こうと思います。

その第1弾は角のみです。

部材の基本的な寸法がそろったら
木材加工は「ほぞ穴」から始まります。
ほぞ穴を正確に掘ることが框組み(かまちぐみ)で
成り立つ建具や家具の最終的な仕上がりを左右します。
これに欠かせないのが写真の角のみです。
ドリルの周辺に正方形の角のみがついています。
その角のみがほぞ穴の大きさを決めます。
3mm 5mm 6.4mm 8mm 9.5mm 12.7mm 15mmが
私が持っている角のみのサイズです。
小数点以下の中途半端なサイズがあるのは
インチサイズの1/2inch 3/8inch 1/2inchに対応するためです。
見込み(部材の厚さ)30~40ミリの框材を
2枚ほぞで加工する時にもっとも多用しているが5mm角です。
ほぞの標準的な幅は見込みの1/3だからです。
作業自体はセッティングをしっかりやれば
難しいことはありません。
テストピースでしっかりと加工場所を特定すれば
あとは同じことを繰り返すだけです。
こまめに切りくずを排出することぐらいです。
この機械に関しては特に危険なこともありません。
根気よくほぞ穴の数だけ穴を掘って行くだけです。

それでは坊主頭で風を切って行ってきます。

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