木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




ここ数日のうちでは、湿度があり、
蒸し暑さを感じる朝です。
しかし、個人的にはランニングが久しぶりに
足取り軽く、気分がいいです。

さて、人でもそうですが、四角四面に固まっているものは
その1線が崩れると、意外にもろいものです。

木工においては直線と直角は製作上の
基本であり、基準です。
これが崩れたら正確な家具や建具は作れません。
しかし、商品や作品として世に出る時は、
軽くその直角な面を落としておく必要があります。
直角のままではあたりがきつく、
手を切ったり、あるいは使用中に摩擦等で
直角の面が崩れては
その作品自体が、本来の良さを失っていきます。
そうならないように、直角を落とす作業を
面をとると言います。
ほんの少し、落とす時には「糸面」と言って
これはかんなでとります。
2~3ミリ以上の大きな面をとる時には
写真のように、昇降盤にジグを取り付け
カッターで面をとっていきます。
とってて、手軽でスピーディーに作業が進みます。
また、カッターの刃の大部分はジグの下に隠れているので
作業上の危険を伴うことも少ないです。
手早く、安全にたくさんの部材の加工が出来る
頼もしいジグです。

それでは行ってきます。


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