東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業50年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

生クルム

2010年10月02日 09時39分02秒 | スポーツの話
「東レ・パンパシフィック・オープン」を観戦した。テニス観戦は未経験なので事前にあれこれと観戦マナーを確認する。フラッシュ撮影はもちろんの事、プレー中の席の移動や声援等も規制される。これまでの「お気楽な」観戦との違いに戸惑いながら、有明コロシアムへ向かった。(ちなみに静止画はOKで動画はNGとの事)

観戦の一番の目的はもちろん「クルム伊達(世界ランク67位)」である。観戦日まで敗退しない事を願っていたら、初戦にシャラポアを破り、40歳の誕生日だった二回戦も自らを祝うかのように勝ち上がった。そしてこの日三回戦の対戦相手は今年の全仏オープン覇者フランチェスカ・スキアボーネ(30)=同8位、イタリアであった。



第一試合の開始は11時だったので、1試合=1時間と予想しつつ、第三試合目のクルム戦開始時刻に合わせて14時前にコロシアムに到着する。ここには20年前以上にコンサートで訪れて以来である。いつの間にか開閉式の屋根が付いていた。扉の向こうから時々拍手が起きるが終始静かであった。扉を開けると目の前にはコートが広がる。野球やサッカーと比べて選手との距離が近い。ひとつ前の第二試合目が終盤を迎えていた。



セットの間よくテレビ中継で映る同じアングルの席に席を移動する。非常に見易い。まるでテレビゲームのようだ。また観客席にはどこか気品溢れるご年配の方々が多かったような気がする。



クルム戦が始まる前にコロシアムをふらふらと散策していると、ちょうどマリア・キリレンコ選手(ロシア=同27位)のサイン会を行われていた。



そしていよいよ試合開始。最初静寂の中での観戦はどうにも落ち着かなかったが、目の前の伊達のライジングショットをじっかりと見つめる。連戦での疲れなのだろうか?素人目から見ても動きが重く感じ、相手のスキアボーネから放たれる強力なショットが次々と決まる。剛と柔の対戦は非常に面白かったが、最終的に3-6・3-6のストレート負けでベスト8進出を逃し、その夜に行われた森田あゆみとダブルスでも負け、日本勢はその日のうちにすべて姿を消した。



試合後に勝者のスキアボーネが四方向に向かってサインボールを観客に向かって打ち入れたのだが、そのひとつが私の席後方へ飛んで行き、跳ね返って来たボールが私に向かってスローモーションのように転がって来る。「全仏覇者のボールをゲットしたど~」と気を許した瞬間、私の手の平を弾き、隣の観客の手の平に収まった・・・長年「弾くバレー」をやっていたからだろう・・・

結果はどうであれ、伊達の実際のプレーを観る事が出来て非常に満足だった。翌日には彼女はもう次の大会の為、日本を飛び立ったらしい。彼女のタフさに感服しつつ、あとは「キング・カズ」を実際に観戦しようと心に誓った。

有限会社やな瀬不動産

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