最近テレビのニュースを観なくなった。震災で沈静化していた「批判体質」がまたあちこちで顔を出し始めたからだ。うんざり・・・「リーダーシップの無さ」「初期対応の悪さ」・・・政府や首相、東電に向けて批判が始まっている。首相が被災者を慰問した際に「無視された」と詰め寄られたシーンが何度も取り上げられ、マスコミもすべて揶揄するような映像とコメントばかりを「したり顔」で繰り返している。分刻みのスケジュールでひとりひとりに声を掛けている時間なんて無いのは誰もが知っているはずだ。慰問しなければしないで、慰問したらしたで批判を浴びる。うんざり・・・
別に首相を擁護する訳でも政党を支持している訳でも無いが、みんな一生懸命に対応している。そんな事をひとつひとつ拾い上げてヤンヤン言ってる場合なのだろうか?批判は一体何を産み出すのだろうか?あれこれ批判するのは簡単だろう。ただ背景にある事情や手順や安全性等を踏まえるとなかなかそう簡単には出来ない事もあるだろう。大人ならそれぐらいは分かっているはずだ。マスメディアで頻繁に語りかけている「ひとつになるべき時」はいつの事なのだろうか?
この一大事にこんな事を繰り返しているようであれば、やはりこの国の明日なんて結局口だけで何にも見えては来ないだろう。