東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

究極カレー作り

2012年07月12日 09時32分18秒 | 美味しい話

最近休日ごとにカレーを作っている。

どうしても「超えたいカレー」があるからである。そのカレーとはお店の物でも、市販されているものでも無く「兄のカレー」である。兄の料理好きは大学時代に覚醒した。料理店でバイトしてから暇さえあれば料理を作っていたイメージがある。どの料理もそれはそれは手間暇掛けて作るので下手な店より美味しい。少なからず私の料理(下手な横)好きは兄の影響かも知れない。正月に実家に行く一番の楽しみは兄の作った料理の数々である。煮込みからグラタンそしてカレーとまるで正月らしからぬメニューではあるが一族全員大絶賛の料理ばかりである。

ある日、一族で集まった際、息子が兄へ「今度カレーを作って欲しい」とリクエストをした。とにかく兄のカレーが美味しい。後日カレーが出来たと息子が実家に取りに行ったのだが、息子の帰りを一番楽しみにしていたのは私だったかも知れない。そしてよく自転車で持って帰れたな?と思うほど、大きな鍋を抱えて帰って来た。温め直して、皿に盛る。予想通り美味しい。本当に美味しい。冗談で無く本当にカレー屋さんを始めたら?と思う。

それから休日ごとに兄のカレー目指して作り続けている。兄から漏れ聞こえた作り方を思い出す。「セロリ」「バナナ」・・・どのタイミングでどんな形状で入れるのか?をあれこれ試しながら、ある時はバナナを入れ過ぎて「フルーツカレー」になったり、ただの平凡なカレーになったりとなかなか上手く作れない。毎週カレーばかりを食べさせられる家族もたまったものではないだろう。「出来れば隔週で・・・」との妻のリクエストに対して、カレー好きな息子からの圧倒的なバックアップを受け、作り続ける。

作り方を訊けばいいのだが、自分で解明しているまどろっこしさも嫌いでは無い・・・そしてある日、一族で集まった際、カレーの話になった。酔った兄があれこれと作り方を喋り出す。そうか~○■▲を使うのね?とすぐに実践してみる。今回は夏野菜たっぷりカレーにしてみた。

どことなく兄の味に近づいたかな?と思いつつ、家族の評判も「今までで一番美味しい」とのこと。でも・・・何かが足りない・・・何なのだろう?カレー粉は市販のルーでは無く、本格的なものを使用しているそうなのでその違いなのだろうか?またあれこれ試行錯誤しながら作って行こう。とにかくカレー作りは楽しい。

男料理は「長時間煮る」「あらゆる具材を使っちゃう」って所が一番楽しいのかも知れない。

有限会社やな瀬不動産


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