ボールが右目を直撃してから 1ヶ月近くが経過した。
それから何とな~く右目の調子が悪い。眼底に違和感やちょっとした痛みがあったり、ぼやけたり、くすんだりしていた。気のせいかと思いつつも、それでも違和感が続いていたので、コンタクトレンズに傷が入ったのか?右目の眼球自体に問題があるのか?を確認しに眼科へ行った。
名前を呼ばれ、小さくて薄暗い診察室に入ると小太りの怪しげな先生が座っている。私の瞼を無造作にびよ~んと引っ張り、右目眼球にペンライトを当てる。「右を見て下さい」「右上を見て下さい」・・・と黒目をぐるりと一周させられる。小太りの先生が小さな椅子の上で上下左右にかがんだり、忙しなく動きながらの診察が続くのだが、体勢がきついらしく時折先生の小さな吐息が狭い診察室に漏れる。そして診断の結果・・・
「網膜剥離」
げぇ~嘘ぉ~と愕然としていると小太りの先生が「・・・の可能性も否定できないので、大きな病院で再診査して下さい」と少し息切れしたか細い声で付け加えていた。辰吉丈一郎と同じ網膜剥離(の可能性がある)なんて予想もしていなかった。でも可能性でしょ?こうなればコンタクトレンズ自体の傷の具合に賭ける。
調べて貰うと右目だけかなり傷が付いていたとのこと。
とりあえず良かった~と新しいレンズをはめてみる。
でも・・・
あまり・・・
症状が改善されていない・・・
もしかして・・・