映画「孤高のメス(2010年公開)」を観た。
【解説】患者のたらい回しなど現代の医療問題に鋭く切り込む衝撃的な医療ドラマ。実際に医療に携わる大鐘稔彦の同名小説を基に、地方の市民病院に勤務する外科医が旧弊な医療現場で困難な手術に立ち向かうさまを描く。主人公の外科医を『クライマーズ・ハイ』の堤真一が演じ、『フライ,ダディ,フライ』『ミッドナイト イーグル』の成島出がメガホンを取る。ほかに、夏川結衣や柄本明などが共演。リアルな医療現場に震撼(しんかん)させられるのはもちろん、鬼気迫るストーリー展開も見応え十分だ。
孤高と聞くとは私の勝手なイメージで「変わりもの」「偏屈」的なイメージになってしまうのだが、劇中の孤高人は非常に謙虚だった。ただ解説にあるような現代医療問題を鋭く切り込むまでは行かなかったかな。脳死の息子さんを始め多くの病死等たくさんのお別れシーンがあり、その都度ウルウルしてしまう。堤真一は好きな役者さんのひとりであるが、どうしてもドラマ「GOOD LUCK」のイメージが強過ぎる。 「シンカイ~」って言いそうだ。
以前から称賛している余貴美子を始め、夏川結衣や松重豊がとても良い感じである。比較的、肩の力が入らずに観れる作品であった。