映画「ストリート・オブ・ファイヤー(1984年公開)」を観た。
【解説】数年ぶりに故郷に帰ってきた男が、無法者グループにさらわれたかつての恋人を助けるまでを、スピーディに描いたアクション。“ロックンロールの寓話”というテロップが示すように、音楽が非常に効果的に使用され、まるでミュージック・ビデオを観ているかのような印象を残す。M・パレの“危険な男”は、初めは無理があるように思えるが、クライマックスに至るまで無表情で通す演技によって肯定できるものになっている。無法者グループのリーダー役を演じたW・デフォーの存在感が圧倒的。ヒロインを演じたD・レインも最も輝いていた時期に良い作品に恵まれた。
公開当時、主題歌『tonght is what it means to be young』のインパクトがとても残っていたものの、未視聴だったので楽しみに観た。人が一人も死なないという珍しいアクション映画だとある解説には書いてあったが、特に深いストーリーもなく、人間関係にも特に触れることなく、サラサラと進んで行くので、「何故誘拐されちゃったの?」「何故誘拐しちゃったの?」「何故貴方が助けに行くの?ねえねえ?」と私ひとりおいてけぼりになるが、主人公のマイケル・パレがやたら格好良い。
そして聴きたかった曲がラストにドーンと流れ、鳥肌が立って、サントラCDを探す・・・自分を予想しながら、迎えたエンディング。ありゃ?こんな歌だっけ?こんなに歌唱力なかったっけ?と愕然・・・。まるで行列に並んで、ようやく席に着いたものの、大した料理でなかった時のような感覚と似ていた。う~ん・・・