夕食を済ませ、部屋に戻ると10畳と次の間6畳の広々とした部屋の次の間に布団が二組敷かれていた。まるで新婚さんのようだ。一服してからひと休みし、大浴場へ出掛け、スーパームーンを眺めながら露天風呂に浸かった。その後、ホテル内でラーメン&餃子&ビールを楽しみ、再び部屋で飲み直して就寝(ちなみに一晩で2kg増)。
布団に入るとすぐに友人の地響きのようないびきが襲いかかって来る。逃げるように10畳に布団をずりずりと移動・・・そして・・・目覚めると30分の寝坊1時間で風呂と朝食を済ませ、慌ただしくチェックアウト。鬼怒川温泉駅から下今市駅で東武日光線に乗り換え、東武日光駅到着。小学校以来の日光東照宮へと向かう。日光での滞在時間は2時間しかない。徒歩では駅から歩くと30分ほど掛かり、尚且つ上り坂とのことなので、駅前から世界遺産めぐりバスに乗り込む。表参道停留所で下車すると目の前に表参道が広がるが「確か前に来た時も曇り空だったな~」程度の記憶しか蘇らない。そりゃ約36年前の記憶だものと砂利道を進んで行く。この日も多くの小学生がわんさか見学に来ていた。
石鳥居から五重塔を横目に中へと入り、拝観料(1300円私の知る限り最高額の拝観料)を支払う。神厩舎の三猿、上神庫の「想像の象」を見学し、平成の大修理中の陽明門をくぐると、小学生を引率している先生の声が聞こえて来る。「陽明門の逆さの柱を探してみて~」との声に心の中で「どこだ?どこだ?」と探したものの見つからない・・・そのまま左甚五郎作と伝えられる国宝の「眠り猫」を見学。あまりの小ささに驚く。
坂下門から「心臓破りの200段の石段」を登り切ると、徳川家康が眠る奥宮御宝塔に到着。「鶴と亀が滑った」の童謡にまつわる都市伝説を思い出し、「後ろの正面」を確認する。なるほどね~と感心しつつ、それにしても遠いぜ~と汗ばむ体で呟く。
その後、本社で説明を聞くと、もう電車の時間が迫ってる。再びバスで駅まで戻り、下今市駅まで戻り、スペーシアに乗り込んだ。昼食を食べずに車中でビールを飲んだものだから効く効く
終始慌ただしかった大人の林間学校だったもののなかなかいいもんだった。次回は高校時代一緒に行った修学旅行のみちのくへ行きましょう。