いつも激しく酔う友人。本ブログでも何度か彼の酩酊ぶりを書いて来たが、そもそも私の周りにはこれほど酩酊する友人がいないので、その変貌がいつも新鮮でとても楽しい。
ただ伝えたい事、話しておきたい事は一杯目を飲み切るまでに話さなければならないので、乾杯後は会話の内容に優先順位をつけて話し始めるのだが、友人のグラスは瞬時に空になり、ついつい早口になってしまう。そして日本酒に変更する頃にはもう通じなくなると腹をくくり、友人が何を言っているのか判別不可能となる・・・これがいつものパターンである。
まだ飲み足りない友人と終電が近づく駅へ無理やり連れて行くが、その道すがら「お前の背中に何か付いてる」と延々繰り返す。霊か?ゴミか?まあいいやと構わず駅へと向かう。いつもは駅で別れるのだが、この夜は途中まで同じ方向の電車に乗り込む。車内でいきなり自分の清涼菓子を景気良くぶちまけるので、友人のケースを手に取り、介護のように一粒出すと「足りない」と言われ、二粒を取り出して手の平に渡す。すると「辛い、辛いよ~」とだだをこねる。それが数駅続く。そして乗り継ぎの関係でドアを開けたまま停車している車内で立って待っていると、「トイレに行きたい」と言ったと同時に発車間際の電車を降りて行き、唖然としたままドアが閉まった・・・じゃあねさえ言えなかった・・・
翌日安否を確認するメールを送ると「家にはいる」との返信。とりあえず何よりだ。だから友人との飲みはいつも楽しい。今度はいつにしましょうか?
ちなみに彼の運命数もゾロ目である。酩酊のカリスマ・・・
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