女優・大竹しのぶのコラムが夕刊に掲載されていた。
実母が体調を崩しており、自宅に診察に訪れた医師のエピソードが掲載されていたのだが、その中で初めて耳にした「老年期うつ病」との病名。弱っていく身体に対する不安、生きていく意味を見いだせなくなったときに起こる病とのことだそうだ。大切な事は老いを受け入れてゆくことで、診察や問診をし、不要な薬は身体に入れないようにと整理した結果、二ヶ月余りで信じられないくらい元気になったそうだ。そしてコラムの最後には先生の著書の言葉が引用されていた。
老船にジェットエンジンは要らない。傾いたり沈没しないよう伴走する巡視船が必要だ。
生まれて初めて迎える老いだもの、そりゃ~色々あるさ。ただ子供の独立、配偶者の他界等の来るべきその日のために、早いうちから想定して準備することは十分に可能で、その準備のいかんによっては今後対応、順応出来る事もきっと少なくないだろうと思う。諸先輩方の悩みや苦悩を再び繰り返さない為にも・・・そしてやはり最後は気力次第だと思う。
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