先日飲んだ帰りに乗った電車。
週末の夜にも関わらず車内は予想外に混雑していなかったものの、座席はすべて埋まっており、座席前の吊皮につかまる。すると私の前に座っていた若い女性は脚を組んだままだった。もう少し混み出すとさすがに組むのは止めるだろうと思っていたが、その後停車駅毎に乗客は増え、ほぼ満員の状態にもかかわらず彼女の足は組まれたままだった。考えて見れば「携帯電話使用の制限」は告知しているものの、「混雑時の脚組み」についてはそれほど強く注意してない。だってそれは注意する前の常識だろう。
この子はきっと親や先輩、友人からの教えや一般常識やマナーを学ぶ機会が無いまま、この年齢になってしまったのだろう~と勝手に彼女を憐みの目で見ていたが、乗客はどんどん増え、私の持った鞄が押され、彼女の脚をグイグイ押しても、そのまま頑として組んだままだった。次第に腹が立ってくるもののこちらは酔っ払いだし、注意するほどの勇気もなく、あとあと面倒になるのも嫌なので何の解決にもならない捨て台詞を心の中で呟きながら、新小岩駅で降りた。
◎△※っ~