東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業50年を迎えます不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

会話をしないということ

2019年06月22日 10時11分37秒 | 二代目のつぶやき

様々な面で年々加速している「手厚い対応」と「過敏な反応」。

初めて会話する時に「結婚は?」「子供さんは?」って訊くこともあるだろう?それが会話の始まりだと思うのだが、それすら気安く話せない時代である。あれこれハラスメントになるのであれば、面倒だから話さないようにした方が無難である。ただ一線を引いた関係はそれほど親しくはならない。仕事上で人間関係に疲れたという人を最近よく見掛ける。時代遅れのハラスメント上司がいれば別だが、もしかすると自ら一線を引いた上でのことではないだろうか?自ら距離を置いた上で人間関係が・・・と言ってはいないだろうか?会話には時として気分を害すことも、嫌な内容もあるだろう。それを踏まえての会話であって社会だと思う。それが嫌なら無人島で生活するしかない。ただその条件として「今後どんな状況になっても絶対に人に頼らない」を守って貰いたいものである。

社会に出るまでにどれだけ色々なところで、たくさん人と会って、会話をして、たくさん傷つけられて、傷つけて様々な会話力を学んで社会へ出た方があきらかに生活しやすい。いつも言っているように大切なことは社会に出るまでどれだけ様々な経験を重ねて「予防接種」を受けることなのだが、すべてにおいて優しい対応ばかりが溢れているので、転ぶ前にクッションが敷かれてしまうし、そもそも転ばさせないようとやっきになる。転ばせただけであれこれ言われるのであれば、管理者側もそりゃそうするだろう。結果的に「強い言葉」「痛いこと」「怖いこと」等を経験せずに無傷で無菌のまま社会に出るものだから、ちょっと転んだだけでも「大騒ぎ」して、「社会が悪い」「国が政府、自治体が管理者が悪い」と責任転嫁ばかりして文句ばかり言う。災害ですら初期対応を検証しては粗探しをする。大騒ぎされた側も「面倒だから」と下手な反論もせずに無難な対処でやり過ごす。

嫌なことばかり避けて来た結果、経験値・対応力の低いまま、いざとなった時に相談できる人やアドバイスしてくれる人も方法も分からず、変な行動・言動になって社会に過度の負担を掛けることになる。そして彼らが親になった時、そんな背中を見て育つ子供たちはさらに不幸である・・・負の連鎖で今後確実に増加するであろう。

何よりも問題なのは実に人間味のない味気ない世の中になるってことだ。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産


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