1981年に発売された大滝詠一のアルバム「A LONG VACATION」が先週21日に40周年を迎えた。
今回40周年を記念して有名すぎる永井博のイラストにわたせせいぞうや江口寿史がコラボレーションポスターを発表したのだがこれがまた実に洒落ている。
「君は天然色」「恋するカレン」「さらばシベリア鉄道」など全10曲を収録したアルバムで、当時14歳の私はジャケットの美しさと共に透き通るような楽曲に夢中になったものだ。
代表曲である「君は天然色」は40年経っても毎年のようにCM等で使用され、最近でも白河駅をバックに女性ボーカルバージョンが放映されていた。さらにこの曲の凄いところは使用されるフレーズがオープニングの「くちびるつんと」だったり、サビの「思い出はモノクローム」や二番の「渚を滑るディンキーで」だったりとCMごとに違うところである。またYouTubeでも40周年記念バージョンのミュージックビデオが公開されていて改めて何度も聴き直した。
彼の楽曲はまったく「モノクローム」にはなっておらず、「色を付けなくても」十分なのである。