先日アパートの高齢独身男性の住民さんと連絡がつかなくなった。
近隣住民さんより救急車で搬送されたことは聞いており、さらに賃料を前払いされる方でその時点で3か月先までお支払い済みだったので、とりあえず連絡願う旨の手紙を部屋に投函したものの先払い賃料の月まで連絡が無く、連帯保証人へ書面を郵送しつつ、民生委員さんに確認するものの、搬送後に転院されたまでは把握しているものの個人情報で転院先までは教えてもらえないとのこと。数日後に連帯保証人の代理の方から連絡が入った。保証人が入院中の為、区の担当者さんからのものだった。改めて状況を説明し、支払いなき場合は保証人さんの負担となる旨を伝えるが、本人に財力がないとのこと。それからあれこれと担当者さんと様々な方法について打ち合わせする。
後日代理の方より転院先が判明し、昨日病院まで出向いて頂き、入居者本人とリモートで面会して来たとの報告。連絡先を教えて貰い、当社から改めて連絡をする。病院にはATMがなく、病院の相談員さんは金銭管理を行っていないとの状況から、来月の退院後にすぐに支払うように約束を取り付けた。そして数週間後に平身低頭の本人が来社し、未納分と翌月分をまとめて支払われた。
こちらの入居者さんは20年以上前から入居されており、賃料の支払いもしっかりとされた方であったが、気が付けば80代になられており、当然友人である保証人さんも高齢化となり今回のようなことが起こってしまった。さらに個人情報保護法の厄介な壁が立ちはだかる。今回は(どのような方法でかは不明だが)役所の方の働きかけで転院先が判明したが、街の不動産屋では到底辿り着かなかったであろう。
他の長期入居されている入居さんたちを含め、今後の対応方法を早急に考えなければならない。