映画監督アラン・パーカー氏が31日死去(享年76歳)した。
1944年ロンドン生まれ。CM監督などを経て映画界入り。ミュージカルを得意としコメディーから社会派の作品まで幅広く手掛けた。1971年の恋愛映画「小さな恋のメロディ」で原作・脚本を担当後、1976年の「ダウンタウン物語」で長編監督デビュー。主人公の青年が異国で経験する絶望的な獄中生活を描写した「ミッドナイト・エクスプレス」(1978年)は物議を醸しながらも高い評価を得た。1980年の青春映画「フェーム」は世界的にヒット。心身に傷を負った米ベトナム帰還兵同士の交流を描く「バーディ」(1984年)はフランスのカンヌ国際映画祭で最高賞に次ぐグランプリ(大賞)を受賞。1988年の「ミシシッピー・バーニング」では、米南部ミシシッピ州で1964年に起きた公民権運動家の失踪事件を扱った。アルゼンチンのペロン元大統領を支えたエバ夫人の激動の生涯をたどる「エビータ」(1996年)は米歌手マドンナが主演し、話題を呼んだ。
ネットニュースで初めて彼の作品だと知った。テイストが異なる彼の作品たちは実に印象深く、未視聴の「フェーム」は当時話題になり、「エビータ」は一度観たかった作品である。
心から合掌・・・