気が付けば東京都はあれよあれよという間に感染者が1万人を超えた。警戒レベルを1段階引き上げ、4月21日以来3か月ぶりに4段階中もっとも高いレベルとした。「2週間後の7月27日には5.29倍の約5万3482人となる」との分析。新型コロナウイルスの第七波が始まっている。
今年3月に蔓延防止が解除された頃、恐る恐る居酒屋に出掛けた。店内はほぼ満員で皆久しぶりの宴を楽しんでいた。私たちは飲食時にだけマスクを外していたのだが、店内でそれをしているのは私たちのテーブルだけだったことに衝撃を受けたものの、それから数か月経過し、今では個室でも屋外での飲食時でもほぼマスクを外している。基本的にマスク着用は続けているものの、私自身どこか気の緩みは否めない。また私の周りでも3回接種したにも関わらず感染したとの話を聞く。ただ感染者数の急増はどこか他人事のようでもある。
制限と解除そして拡大と繰り返したこの二年間で、正直どんな感じだったのか思い出せないので書き留めてみた。
2020年4月から七都道府県(後日全国に拡大)で5月まで初めての緊急事態宣言(東京はその後6月までステップへ移行)、2021年1月から3月に2回目の緊急事態宣言、4月に東京に初めてのまん延防止、4月から6月まで3回目の緊急事態宣言、6月から7月まで2回目のまん延防止、7月から9月まで4回目の緊急事態宣言、今年1月から3月まで3回目のまん延防止が発令された。つまり2020年4月から本日まで28ヶ月のうち15ヶ月で何らかの制限が出ていたことになる。そりゃ思い出せない訳である。
ただもうこれで7回目の大波である。落胆もせず、うろたえずに引き続き感染予防に努めるだけでやることは一緒である。