新聞記事で「一斉休校中の学習環境 保護者の学歴で差」との見出しに高卒の私は興味深く読み進める。
「コロナ過における一昨年の一斉休校中、大学を卒業していない保護者の子供は大卒者の子供に比べて不利な学習環境に置かれる傾向にある」から始まる内容に少しだけ前のめりになる。その背景のひとつとして「在宅勤務の出来ない仕事に就く保護者が多い」ことを挙げている。さらに調査によると休校中「シングルマザー・非大卒」世帯の中学二年生で週一回以上「勉強を手伝ってくれる人がいなかった」と回答は28.6%で、「両親ともに非大卒」では23.3%、「シングルマザー・大卒」で20.6%、「両親とも大卒」では13.9%とのこと。
オンラインの学習教材を使用できるようにした頻度については小学五年生では「両親とも大卒・在宅」は71.4%が「よくあった」「ときどきあった」と回答し、「両親とも非大卒・非在宅」では29.5%と大きな差が見られたものの、配布されたプリント学習を「きちんとやった」中学二年生では「両親とも大卒」は78.9%、「シングルマザー・非大卒」は62.3%と大きな差は見られなかったとのこと。記事の最後には「最も負荷のかかる層を念頭にきめ細やかな支援とその効果の検証に取り組む必要がある」と結んでいる。
確かに非大卒の私は在宅勤務は出来ていないが、大卒の妻は在宅勤務が出来ている(ただ年明けから通常出社)ので非大卒の区分については我が家に関しては該当するものの、様々な親の学歴を挙げた割にはオンライン教材の使用頻度以外は大きな差がなく、両親とも大卒が勉強を手伝ってくれる率が一番低い事については触れていない。学習環境よりもその後の学習結果がどうだったのかを知りたい。
ちなみに子供たちが幼い頃に勉強を手伝った記憶がほとんどないが、それでも子は育った。