映画「トゥルーマン・ショー(1998年公開)」を観た。
【解説】人生のすべてをテレビのリアリティショーで生中継されていた男を描いたコメディドラマ。離島の町シーヘブンで生まれ育った男トゥルーマン。保険会社で働きながら、しっかり者の妻メリルと平穏な毎日を送る彼には、本人だけが知らない驚きの事実があった。実はトゥルーマンは生まれた時から毎日24時間すべてをテレビ番組「トゥルーマン・ショー」で生中継されており、彼が暮らす町は巨大なセット、住人も妻や親友に至るまで全員が俳優なのだ。自分が生きる世界に違和感を抱き始めた彼は、真実を突き止めようと奔走するが……。主人公トゥルーマンをジム・キャリー、番組プロデューサーをエド・ハリスが演じ、第56回ゴールデングローブ賞で主演男優賞と助演男優賞をそれぞれ受賞。「刑事ジョン・ブック 目撃者」のピーター・ウィアーが監督を務め、「ガタカ」のアンドリュー・ニコルが脚本を手がけた。
大仕掛けな壮大などっきりの仕掛けに序盤はどんどん引き込まれていき、その後の展開についつい前のめりになってしまう。
解説には「コメディドラマ」と書かれているが、コメディチックなのはごくごく前半のみで、組み込まれたCMシーンなどは笑えるのだが、次第に色々な意味で複雑な気分になる。
感想には現代のテレビ界への警鐘とか風刺とかが書かれているが、もっと深い部分での恐ろしさが観終えてからどんどん湧き出て来る。事前にあらすじを知ってからの視聴だったので全く知らなければもっと衝撃的だったろうなと思う作品だった。