北海道昆虫同好会ブログ

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南米のとても美しい蛾、ウラニアツバメガとの遭遇。

2023-05-02 14:34:02 | 南米の蝶

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南米のとても美しい蛾、ウラニアツバメガとの遭遇。

 

 

なんて美しい蛾だろう。子供の頃、初めてこの蛾の写真を何かの本で見てひどく感激したことを思い出します。学名が Urania leilus  なので当時はウラニアツバメガと呼んでいました。最近はナンベイオオツバメガとも呼ばれることがあります。

 

 

 

アオジェットセセリ(  私が勝手に名ずけました。) と一緒に地面で吸水中のウラニアツバメガ。

 

 

 

珍しい蛾だとばかり思っていましたが実はそうではなくて、後年、南米ペルーに蝶採りに行くようになり、しばしば、おびただしい数のナンベイオオツバメガと遭遇しました。触角形状からは明らかに蛾ですが、昼行性でアゲハの仲間のように時には集団で吸水し、ポンピングまでやります。まるで北海道のミヤマカラスアゲハの吸水集団のようです。

 

 

 

Urania属の昼行性蛾は集団で移動する性質が知られていますが、そのために世界で一番美しい蛾とされる近縁の Urania solanus は絶滅してしまったとされています。

 

 

 

この日、5月上旬の南米ペルー、アンデスアマゾンの Gloria Bamba で広大なバナナ畑の横の小道を進んで行くとやがて小さな小川で道は行き止まり。 そこの河原におびただしい数のウラニアツバメガが集まってワサワサと集団吸水しているのに遭遇しました。なんとか格好の良い写真を撮ろうと光の加減やら撮影方向やら構図など種々考えているうちに、私の気配を察知して、まず見張り役の数匹が舞い上がりました。それをきっかけに多数のウラニアツバメガが一斉に舞い上がりあれよあれよと言う間に飛び去って、大あわてで撮影しましたが、とうとうこれが一番よく撮れた写真になってしまいました。

 

 

 

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