大型台風17号が通過した後、台風一過の快晴となり、朝から目映いほどの陽射しが射しており、茅ヶ崎里山の富士見ポイントへと走った・・・
里山公園の「湘南の丘」へ立つと期待通りの富士山が雲のスカートを巻いていたが、上空の青空に突き抜けるように聳えていました。
富士山に並んで大山連峰の山々も珍しく雄大な全景を見せており、台風の名残の風が実に清々しい秋風となっていました。
静かな公園内の谷の村を抜けると、刈り取られたばかりの稲のはぜ掛けが見られ、自然との触れ合いを感じながら、腰掛神社前の富士見ヶ丘に到着・・・・
こちらからも雲一つない青空へ向かって霊峰を展望することが出来ましたが、テンションが上がります・・・
この日のターゲットである小出川へ出ると、風に揺られるコスモスと稲穂の先には、ここでも絶景の富士山が望めます。
小出川沿いの散策路に着くと今年の猛暑の影響を受けて開花が遅れていた彼岸花が見頃を迎えており、朝からカメラおじさんの姿も多く、「青い空・雄大な富士山・真っ赤な彼岸花」と三拍子揃った絶景が拡がっており、これ以上ないシャッターチャンスでした。
寒川の追出橋から新道橋、小出橋、大黒橋までの約3Kmに亘って両側に群生して咲き誇る彼岸花を眺めながら回廊を走るのは、この時期の最高の舞台となっており、お昼には多くのウオーキンググループで占領されてしまいそうです。
小出川の周辺の田園では、刈り入れの始まった稲穂が重たく垂れており、黄金色の稲穂と朱色の花の帯が延々と続く光景は、最高の日本の原風景と言っても過言ではないでしょう・・・
また、台風の影響でか細い彼岸花は軒並み頭を倒していましたが、燃えるようなその姿も情熱を発散しているようにも見えてくる・・・
一方、田園では掛けたばかりのはぜ掛けがなぎ倒されており、珍しい光景が見られました。
秋を呼ぶと言われている彼岸花も、真っ赤な花とは対照的に白い花も混じり何とも言えない艶やかさを感じていました。
最後に大黒橋へ着いて名残惜しみながら引き返して帰路に付いた。
(写真は前日の大黒橋から)
夕刻には、朝の見事な富士山を想い出し、夕焼け富士が見れる筈と思い、もう一つの富士見ポイントである引地川親水公園へと走り、大庭神社の上から望む夕焼け富士を追いかけてみたが、こちらも期待通りの絶景を見ることが出来ました。
やや、ダイヤモンド富士の時期は過ぎていたが、沈み始める真っ赤な太陽と美しい富士山のシルエットも最高でした。
朝に、夕に素晴らしい富士山の眺望に恵まれた一日でしたが、これも台風17号の置き土産だったんですね~