藤沢市の市の花「藤」の花が咲くフジロードの「境川・フジ水辺ロード」を巡りで、白旗神社の義経藤や弁慶藤を見て、遊行寺へ向かいました。
遊行寺の藤は、昭和初期の古木の藤のようで、幹は空洞になっていますが、複雑に小枝を張り巡らせて藤棚から空に向かって伸びる異様な姿で咲いています。
藤の木の横には、鯉のぼりが吊るされて子供に日を祝っています。
遊行寺のシンボルである大イチョウは、昨年大枝が台風で折れましたが、勇壮な姿で新緑に萌えています。
境内奥の宇賀神社は、徳川氏の祖とされる有親公の守り本尊といわれ、徳阿弥と改名され、宇賀神に子孫繁栄を請い勧請されたようで、金福を呼ぶ神として開運弁財天なっていました。
歴代上人御廟所には、中央に開山塔、左右に歴代上人の墓塔が並ぶ聖地となっています。
本堂の裏の長生院には、浄瑠璃で名高い小栗判官・照手姫ゆかりのお寺で、照手姫と小栗半官・十勇士の墓があります。
藤沢宿の歴史スポットを巡ったあと、大鋸公園近くの「藤稲荷」に向かいました。百段坂の丘の上に藤沢で一番古いお稲荷さん「藤稲荷大明神」が鎮座しており、名前の通りフジロードの名所ですが、階段の横に山藤の枝が生えていますが、花は開花していませんでしたね
稲荷社の周りは、大木に囲まれてパワースポットとなっていました。
藤稲荷から藤沢市役所へ向かうと、多くの藤棚が設置されていますが、昨年本庁舎が完成したばかりで、フジの木も新しく開花はしていません。
秩父宮体育館横の旧近藤邸では、珍しい八重の黒龍藤が見られましたが、既に見頃を過ぎて散ってしまい期待外れでした。
引き返して引地川沿いの城下橋の藤は、色鮮やかに満開となっていました。
今年は、例年になく開花が早いですが、市内の公園や個人宅にも咲き、優雅な市の花の姿に酔いしれていました。