MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

国会閉会から参議院選挙へ

2010年06月17日 | 国際・政治

物議ばかりの通常国会は、与野党の政策論議なきままの国会運営で、選挙対策ばかりが先行して、全く国民の信頼を裏切ったまま、参議院選挙へとなだれ込んでしまった。

「政治とカネ」、「米軍普天間基地移転」など全く解決の糸口さえ見いだせず、挙句は会期の延長すら議論もせずに「逃げ切り」作戦で、一体この国の危機をどうするのかと、本当に危惧している。

首相交代で史上最低の支持率がV字回復した機を狙っての政局判断だと思われるが、情けない限りである。

首相が交代して、所信表明と、それに対する代表質問を形式的に行っただけで、一問一答の予算委員会を開催されなかった例は、これまで聞いたことが無い。

野党との本格的な論戦により、ダメージを蒙ることを避けて、なりふりかまわず選挙を有利に戦いたいという思惑が見え見えではないか 

今朝のマスコミ報道による各党のマニュフェストをみると、民主党は公約を大幅に修正しており、「税制の抜本改革」 「議員手数削減」 「基礎的財政収支の改善」など評価すべき点も挙げているが、『強い経済、強い財政、強い社会保障』の具体的施策は、全く見てこない。

前回のマニュフェストに掲げた、財源なきバラマキ政策は、間違いだったとの認識も示されていない。

マスコミは、早くも予想結果を推測記事を出したりしているが、各党のマニュフェストも出たばかりである。

今回の参院選は政権交代後、初の大型国政選挙で、攻防は与党が非改選を含め過半数を維持できるかどうかが最大の焦点と言われるが、民主党を中心とする連立政権の実績と菅政権の信任選挙でもある。

しかし、これまでの選挙結果を見ていると、日本の政党政治は大衆民主主義の傾向があり、迎合主義(ポピュリズム)に陥ってしまっていると危惧している。

政治家は、二言目には『国民のために・・・』を連呼するが、全く理念もなければ将来この国をどうするのかを、示していないのである。

政権交代後の「子ども手当」「高速道路無料化」、「公立高校無償化」などの一般大衆のコメントを見ていると、自分本位の損得での発言ばかりを聴かされて本当にがっかりさせられた。

挙句の果ては、これまでに例をみない借金王国になり、国家財政は既に破産してしまっているが、多くの国民はその結果についての見識が無いのではないだろうか?

『民意』ばかりを強調して、結果責任の伴わない政治は、止めて欲しいと願わざるをえない。

郵政民営化改革についても、「大衆民主主義」の結果もあるだろうが、あれだけの国民の支持を受けて行われた政策であったはずである。

それを1%の支持もない政党との連立維持のために迎合して、国会における議論もせずに変えるとは、国民の意思が繁栄されているとは思えない。

迷走や失政を繰り返し失脚した前ハト政権の問題は何だったのか?

ばらまき政策だった「マニュフェスト」について反省し、国のあり方や国家戦略を充分に国民に示した上で、破産した国家財政を立て直すのに、国民は何ができるかを説明し論議をする機会が、今回の選挙であると私は認識している。

労組や支持団体の利益代表の政治家は、要らない

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1 コメント

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宮崎を見捨てた民主党 ( らんらん)
2010-06-17 14:22:10
宮崎を見捨てた民主党
http://www.youtube.com/watch?v=APQZDR36srg

関西テレビ『アンカー』青山繁晴氏
民主党を批判
http://www.youtube.com/watch?v=GiETfQZ0_zE

泉谷しげる氏 口蹄疫について
http://ameblo.jp/shigeru-izumiya/
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